【3月号⑪】「芽キャベツの収穫」なおと

 芽キャベツを育てている。芽キャベツとはキャベツを百分の一の大きさにしたような不思議な野菜である。その起源はベルギーであるらしく、そのため英語ではベルギーの首都ブリュッセルにちなみブリュッセルスプラウトと言う。(とえりさちゃんに教えてもらった)
 
 芽キャベツは茎の上に大量にその芽を付けていき、通常一株から五十〜六十個の実が収穫できるとのことである。ところでこの野菜、かなり異様な姿をしている。下の方の葉を大胆に刈り取る葉掻きという作業のせいで上にしか葉のない、椰子の木のような形をしている。さらに茎に次々と膨れあがった芽キャベツが次々と密集してなっていくものだから、中々に気持ちが悪い。

■不思議な魅力

 しかし芽キャベツ自体は小さくてとてもラブリーである。その気持ち悪さと可愛さのギリギリのせめぎ合いがこの野菜の不思議な魅力を作っていると言っても過言ではないと私は思った。

 二月十五日、定植から五か月近く経ったこの日、ついに初収穫を迎えた。と言っても予定されたものではなく、試しに少量とるつもりが案外たくさんとれてしまったのだ。早速河上さんがアスパラ菜との炒め物をつくってくれて、いただくことができた。

 この芽キャベツ、寒さで生育が遅れたり、ハクサイダニが発生したりと現在も色々問題はあるが、何とか収穫できるようになってとても嬉しい。これから春になり気温が上がって行くにつれ、収量も増えていくだろう。実に楽しみである。