「3年後」 なつみ

3月5日 

  起きてすぐ、リビングへ行くと、うぐいすが上手に「ほーほけきょ」と鳴きました。ちさちゃんが聞いた鳴き声より成長していて、もう1人前の鳴き声です。鳥の鳴き声や、梅の花、温かな風に、春の気配を感じました。 
 今日は雨。低気圧で、気持ちもどんよりと落ちてしまいそうになるけれど、家庭科室からは楽しそうな声と音楽が聞こえます。

 午前の初めは、今年最後の味噌玉づくりをしました。賑やかな部屋に入ると、食事の席で、糀のお母さん達から聞いていた、「塩糀花道君」と「黒大豆味噌乃ちゃん」が早速登場。フワフワの菌糸をまとって、すこし丸々とした姿は、かわいらしくて、お母さん達に大事にされて、ここまで来たんだなと、わたしまで愛おしい気持ちにさせてもらいました。
 糀箱から、板糀となった味曾乃ちゃんを机でバラバラにして、塩を振りかけます。塩の結晶でキラキラと飾られた次は、ついに、ミートチョッパーにかけられた、黒大豆と結婚します。
 糀菌は45℃以上になると死んでしまうので、湯気と共に甘い香り漂う、アツアツの黒大豆を少し冷ましてから、さぁ、結婚!真っ白な麹と、黒や灰色の混ざった黒大豆の色合いが、なんでかとてもお似合いで、ほっこりとした気持ちになりました。
 いよいよ、味噌玉づくりが始まります。丸めてみると、心なしか、白大豆の味噌玉よりも、しっとりしていて油分を感じました。表面も、すぐにスベスベになって、綺麗な丸ができました。どんな味噌になるのか、楽しみです。
 丸め終わった、綺麗な味噌玉は、聞いていた通り、まるで大理石の様でした。黒と灰色、そして塩の結晶が輝いて、飾り物にもなりそうだなと、思い通りの形が作れる味噌玉で、いろいろな形を作ったら、きっと楽しいだろうな、そう思って、ハート形を作り、隣の人や、いろんな人にプレゼントしました。(最終的には樽の中で潰されます)みんな喜んでくれて、嬉しかったです。

   *攪拌してほしい
 昨夜から、噂で聞いていた、野菜時代NEWシングル「私を誘引しないで」の替え歌、糀時代「私を攪拌して」が始まりました。
 リズムよくステップを踏む、おそろいの黄色いバンダナをつけた糀時代のメンバー。さきちゃんのヲタ芸ソロパートに、糀の気持ちになった、よしみちゃん、ななほちゃんのセリフ。思わずノリノリになってしまう、かにちゃんのタンバリン。そして、わたしたちも歌詞を復唱する全員参加型。 雨でも、気分はどんどん明るく晴れていきます。糀時代のみんなの優しさが、家庭科室いっぱいに広がりました。
 そして、こんなにお母さん達に可愛がって、大事にされて、そして、みんなの笑顔と幸せの中で樽に詰められた味噌は、とーっても美味しい味噌になるだろうと思います。
  みんなで「攪拌してほしい」と歌いながら、味噌玉を樽に詰めて、半分詰めたところで、後半のみんなに交換しました。時間にして30分。楽しくて、5分しかたっていないような気分になりました。今日、詰めた味噌が、3年後、食卓に出るのが楽しみです。

 

  今日も1日ありがとうございました。 明日は曇りで畑作業が少しでもできればと思います。 特に、ニンジンのリンとカリが入った即効性の肥料を与えるのはとても楽しみです。
 お父さんやみんなにも、早く効果を報告できたらなと思います。
 これから、河上さんも来てくださってソフトバレーをしてきます。
 少しでも、やよいブラックの力になるように、明るく、諦めずにボールを繋いで、勝ってきます。
 おやすみなさい。