2月26日(金)「桃の花咲く古吉野なのはな & 春夏野菜の種まき」

2月26日のなのはな

 図書室の雛飾りのまわりに、柔らかい明かりを灯すように、桃の花がいくつも咲いていました。
 2月初旬、冬剪定で出た枝を集め、露地の木よりも早く開花させるために、ビニルで覆い、暖かいリビングや廊下に置いていました。
 その花枝がたくさんの花や蕾をつけました。

 

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 味噌作り第2弾『ふわもこうじ突破隊』の、『もこみち君』と『ふわみちゃん』が出糀を迎えました。

 もこみち君とふわみちゃんは、種付けをした初日からとても元気で、温度が上がりやすかったです。昨夜の二番手入れも、温度が急上昇したため、予定から1時間繰り上げて行ないました。
 
 みんなで、「もこみち君、ふわみちゃん、冷めて~」とお願いしながら、念入りに攪拌しました。

 最後の夜は、朝6時に行なう“仕舞仕事”まで、40度を超えないようにする必要がありました。この夜を明かすためになるちゃんが作戦を考えてくれて、みんなで作戦会議をしました。

 糀が33度を超えていれば、育苗機内に2つある電熱器を両方切って、加湿器のみ電源をつける。
 1時間後、温度の下がりやすい下の段と、温度が上がりやすい真ん中の段を入れ替える。そして片方の電熱器を200ワットでつける。電熱器を消しているほうの下側の温度が下がるので、その最下段に空の糀箱を入れて温度を保つ。

 次の1時間で、また下の段と真ん中の段を入れ替えて、温度を見て、電熱器と空箱を左右入れ替える。この3時間の工程を繰り返す。

 全体的に39度を超せば、扇風機を10分、育苗機のビニールの内側で回して、素早く温度を下げる。
 講じられる手立てを尽くした作戦を、なるちゃんが分かりやすく書いてくれました。

 電熱器を切ったおかげで、温度の上昇は少しだけゆるやかになりました。けれど、夜の1時と3時、4時に扇風機と入れ替えを行ない、どんどん熱くなろうとする糀をなんとか一生懸命冷ましました。

 そして朝6時、なんとか温度を留めて、無事に仕舞仕事をすることができました。仕舞仕事は最後の手入れでした。糀箱に糀を広げて、3本の花道をつけました。

 

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〈今回の糀はとても活発で、温度が上がりやすかったです〉

 

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 それからは、少し早めの午後3時に出糀をする目標で、温度を管理していきました。

 午後3時前、見回りに行っていたなつみちゃんが「いけるよ!」と声をかけてくれて、みんなで家庭科室へ向かいました。
 糀は40度を超えていて、見ているそのときにも温度が上がり続けていました。育苗機を覆っていたカーテンやビニールをはぐって、よく冷めるようにして糀箱を一つひとつ取り出しました。

 糀に被せていた布巾を取りました。糀箱を台に互い違いに積み重ね、扇風機を当てて冷やしました。
 そうして、36枚の糀箱を取り出し、出糀が終わりました。もこみち君とふわみちゃんが、ついに完成しました。

 

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 とてもほっとしたけれど、『ふわもこうじ突破隊』のみんなと、今までもこみち君とふわみちゃんを育ててきたことを思うと、切ない気持ちになりました。
 
 やるきまんまんだった、もこみち君やふわみちゃんに、褒めたり、お願いしたり、歌ったり、笑ったりしながらみんなで育ててきました。いつの間にかもこみち君とふわみちゃんが、とても愛おしく感じられるようになっていました。
 
 けれど、2人は無事に出糀を迎え、成人しました。明日には白大豆と結婚して、自立していきます。その潔さは気持ちいいです。
 
 本当に、「よかったね」という気持ちで、みんなと最後の片づけをしました。糀のお家だった育苗機も、毛布やカーテン、ビニールを全部はぐりました。

 

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 ビニールは、なつみちゃんとみつきちゃんと一緒にお風呂場で、きれいに流しました。育苗機の枠も場所を移動してきれいに拭いて、家庭科室の床も隈なく拭き清めました。
 片付けは、みんなの息が合わさって、手際よく、気持ちよく進みました。

 最後は明日の味噌の仕込みのため、役割を確認して、少しもこみち君とふわみちゃんの歌を考えたり、豆知識を考えたりしました。

 私は明日、朝一番に白大豆をさくらちゃんと一緒に茹でることになりました。味噌づくり第2弾の締めくくりとなる明日がいい日になるよう、最後まで気持ちを粘らせて、『ふわもこうじ突破隊』のみんなと、役割を果たしていきたいです。

(りんね)

 

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〈明日の味噌づくりで使う、ミートチョッパーなどの道具や、材料を用意しました〉

 

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〈作業では、豆の選別や、ビニルハウス内の野菜の手入れ、そして種まきなどを進めました〉

  

 今年初めての種蒔きが始動しました。
 トップバッターは、絹さやです。
 絹さやは、野畑に432株植える予定で、500粒撒きました。

 まず、種まき培土と水を混ぜ合わせて、ポットに詰めていきます。
 種まき培土40リットルに対して、水10リットルほど入れると、種まきにちょうどよい状態になりました。

 ポットに種まき培土を詰めるとき、端までしっかりと入れて、全体が均等になるように、手でならします。事前にみんなで動画を見て予習していたことが生かされて、迷うことなくできました。

 そこに、人差し指の第1関節まで穴をあけ、へそを下に向けて種を置いていきます。
 1粒に神経を注いで、“芽が出ますように”と唱えながら蒔きました。ここから命が誕生するのだと思うと、一層責任感が高まりました。

 

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 やはり、こんなに小さい粒があんなに大きく成長するのが不思議ですが、そのくらい植物の生命力は強いのだと思います。自分がまるで、絹さやのお母さんになった気分でした。

 500粒の種をまき終わり、新聞紙をかけてその上から水をかけました。
 みんなで蒔いた種が、うまく発芽してくれたらいいなと思います。絹さやは嫌光性で、発芽までは5~7日かかる予定です。日陰で育てて、水をこまめにやりながら、定植までいいかたちに持っていけるように手入れしていきたいです。

 私は、今回2回目の種蒔きでとても緊張しましたが、まえちゃんがリードしてくれて、新しいメンバーで種蒔きをすることができてうれしかったです。これから、どんどん種蒔きが始まって忙しくなりますが、みんなと助け合い、苗の名人になれるように日々研究し、いい野菜作りができるように頑張ります。
 
(さき)