2月24日(水)「新しい野菜、新しい季節へ ――春夏 畑チーム始動」

2月24日のなのはな

 味噌づくり第2弾の、糀の誕生日でした。
 朝食前から、蒸米へ向けて準備を整え、万全の態勢で糀の誕生を迎えました。

 昨日、研いで水につけておいたお米を、蒸布を敷いた蒸篭に5升ずつ入れていきました。
 お米がよく蒸されるように、ふんわりと入れて、真ん中を少し窪めます。
 最下段に入れたお湯が沸騰すると、いよいよお米を入れた2段を重ねて、蒸し始めました。

 

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 待ち時間に、なるちゃんが、お米が蒸しあがってからの工程を説明してくれました。
 3人ずつの2チームとなって、蒸籠1つぶんのお米で糀箱3箱分を仕込み、育苗機に入れます。
 私は、なるちゃんとみつきちゃんと、同じ台で作業をするチームになりました。
 各々役割も決めて、シミュレーションもしました。胸が高鳴る時間でした。

 蒸し具合は、
「芯が残っていない程度の、かなり固め」
 という一番いい加減をなるちゃんが教えてくれました。
 今日は暖かくて、味噌づくりをしている家庭科室には日がよく差していました。
 そのため、普段よりも蒸し上がる時間も少し早かったです。

 お米を手に取って少し捻ってみて、大丈夫、となると、なるちゃんが蒸篭を持ってくれて、みつきちゃんと私で、蒸布を引っ張って、お米を台に広げました。

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 そして、しゃもじを使って広げながら、うちわでよく扇いで、お米を人肌の温度になるまで、冷まします。
 表面が冷めてきたら、中央の熱い部分と端を入れ替えるように混ぜました。
 丁度いい具合に蒸されたお米は、とてもさらさらで、手につきにくかったです。
 なるちゃんやみつきちゃんと一緒に、きらきらと光る白いお米に触れていると、とても幸せな気持ちになりました。

 

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 程よく冷めると、なるちゃんが、抹茶の粉のような糀菌を、茶こしでまんべんなく振りかけてくれました。
 お米と糀菌が出会い、糀としての成長が始まる瞬間でした。
 糀菌は自分で歩くことができないので、ちゃんと繁殖できるように、手で強く揉みこんで種付けをしました。
 そして、お米を3等分にして、糀箱に入れてきゅっと、なまこ型にしました。

 最後に、蒸し布巾をかけて、育苗機へしまいました。
 育苗機の毛布とビニールをめくると、電熱器に載せた鍋から出る、もくもくとした水蒸気が、糀箱を迎えました。
 

 無事に育苗機にしまって、ほっとしたのもつかの間、
 すぐに次のお米が蒸しあがりました。
 そうしてこの工程を6回繰り返し、全体で30升のお米への種付けが、完了しました。

 

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 最初は高く積みあがっていた空の糀箱も、夢中になって作業をしていると、気が付けば最後の1枚が育苗機へしまわれていました。
 とても忙しくはありましたが、みんなの暖かい声掛けや、笑い声でいっぱいで、本当に嬉しい作業でした。
 糀の名前は、「もこみち君」と「ふわみちゃん」に決定しました。

 正午から、1時間ごとの見回りが始まりました。
 私はさくらちゃんとペアで、3時間ごとに糀の温度や湿度を見て、次の工程へ向けていい状態に持っていけるようにしていきます。
 ふわみちゃんは穏やかで、もこみち君は少しやる気が強くて、温度が高くなってしまったので、片方は電熱器を切って、丁度いい温度になってくれました。
 糀が無事によく育って、いい味噌になれるように、これからの味噌づくりも楽しんでしっかり作業をしていきたいです。

(りんね)

 

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〈夜8時半からは、切り返しの作業を行ないました〉

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 新しい野菜、暑い季節がはじまる。
 昨晩、2021年春夏野菜の新しいチームのメンバーと、担当野菜が発表されました。
 新しい畑のチームメンバー、おのおのの新しい担当野菜に、期待に胸を膨らませ、リビングにいるみんなの表情が生き生きとしています。 

 お父さんがお昼の集合で、野菜について調べる際のポイントを話してくれました。
 1つは定植方法について。
 定植する際に、ただ穴を掘って苗を埋めるのではなく、穴の下にその野菜が好む肥料を埋めることを考慮に入れること。穴の下に肥料を埋めることで、追肥が確実に効き、土の中なので、乾燥したり、虫がよってくることもなく、なじみやすく、とても効果的なものになります。

 2つ目は、追肥について。
 これまでの反省点として、牛肥を畝の上に広げて、その上にさらに牛肥を追肥するというのを繰り返したため、かぴかぴに乾いた牛肥が、水をはじいて、水が根に届かなくなった、ということがありました。
 ただ追肥のための肥料やりではなく、その野菜はどの肥料を好むのか、またどのような方法で、どの位置に追肥するのか、ワンパターンにしないことなど、追肥について考える。

 3つ目は、虫、病気対策について。
 今の内から、
「この虫が来たらこの対策!」「この病気が来たらこの防除!」
 という風に、プランを決めておき、すぐに対策、実行に動けるようにしておくこと。

 定植、追肥、虫・病気対策、この3つを大切なポイントとして、教えてもらいました。
 調べ物をする中で、去年の反省を元に、これまでの経験を積み重ね、どのようにプランを立てるのか、3つのポイントを全員で共通認識できたことがとても嬉しく、有り難かったです。

 

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 さっそくABCの3チームでチームごとに分かれて、チームメンバーの担当野菜を発表し、調べ物をはじめました。

 去年の反省資料や本を読む人、パソコンで動画や、サイトを見る人、2,3人の人が一箇所に集まって、
「去年はこうしたよね、これはだめだった、よかった、今年はこうしたい」
 と話す声があちこちから聞こえて、(いい野菜を作るぞ!)という意欲に満ちて、リビングがとても活気づいていました。

 私は、今回も畑のAチームのリーダーとして、新しいAチームのメンバーのみんなと活動させていただくことになりました。
 担当野菜は、春はホウレンソウ、水菜、小松菜、春ジャガイモ。夏はナス、スイートコーン、マクワウリ、サツマイモ、黒大豆、小豆、空心菜。1年を通して、ブドウ、サチャインチナッツ、晩白柚、アスパラを担当させていただくことになり、本当にさまざまな野菜があって、はじめて担当させていただく野菜もあり、楽しみだなあと思います。

 野菜の名前を聞くだけで、
(今年はこうしたい、こうしたら上手くいくんじゃないか、こんなことも、あんなこともしたい)
 といろんな思いがわき上がってきます。
 期待が大きい分、不安も大きいけれど、みんなの一部として、困ったときはお互いに助け合いながら、私なりに精一杯頑張れば、それらの日々は充実したものになり、大切な経験になるだろうと思いました。

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 その野菜を育てる過程、ストーリーを思うと、ドキドキするようなワクワクするような心境です。
 そのストーリーがより充実するような、みんなと自分の成長につながるような、野菜作りを心がけたいなと思います。

 私はチームのリーダーとして、どれか1つの野菜に焦点を絞りすぎず、常にチームを俯瞰して、優先順位を考えながら、作業をくんだり、手入れを考えるということがとても大事で、そのことを常に心がけなければいけないと思いました。

 みんながくれる情報や、言葉に対して的確な判断、対策を立てるプラン、実行に移すように、流れを作ること、それが私の大きな役割だと思いました。

 

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 困ったとき、分からなくなったときは、チームのメンバーやスタッフさん、お父さん、お母さんに相談し、何がどううまくいっていなくて、困っているのかをちゃんと説明して、助けてもらったらいいんだ、と思いました。

 助け、助けられの関係を築く練習をたくさんしていける、チームのメンバーと足りないところを補いあいながら、よりよい関係をとっていきたいと思いました。
 私がチームのメンバーと野菜にいつも誠意を尽くせば、きっといい関係を築くことができる。そう思うと、本当に楽しみです。

 メンバーとメンバーの間で壁がない、シームレスな、いつもオープンで明るい畑のチームにしたいです。

 今年の春夏、どんな野菜と私たちのストーリーが待っているのか……楽しみです!
 みんなと一緒にいい野菜を作るぞ!

(やよい)

 

  
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〈池上の桃畑では、桃の防虫ネット用の支柱立てを進めました!〉

 

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