2月14日(日)「MT終了!  大寸劇&演奏会」

2月14日のなのはな

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 20日間に渡って行なわれた、心の傷を癒すミーティングが終了し、お父さん、お母さんの講義を聞かせていただいて、最後のテーマまで、無事にみんなとミーティングを終えられたお祝いをするべく、「MT終了! 大寸劇&演奏会」を行ないました。

 ミーティングが終わった日から、9つのチームに分かれて、今日の14日に向けて準備を進めました。
 それぞれのチームで、ミーティングで得た気づきや、成長したことを元に寸劇や演奏を考えました。
 目の前の人を楽しませるために、面白おかしい寸劇や演奏を考える機会は、普段はあまりないことで、メンバーのみんなで知恵を絞りあって、表現されるステージを見ることが楽しみだったし、どうしたら面白くなろうだろうか、とチームのみんなとあれこれ考えながら練習した時間もとても楽しかったです。

 

 さて、ミーティングを終え、一皮も二皮も脱皮し、進化した自分たちは、『大寸劇&演奏会』という場で一体どのような表現を繰り広げられるのでしょうか。

 いよいよ、会が開幕しました。

 トップバッターは「袋小路突破隊」による『行き止まり』です。
 私は、袋小路突破隊のボーカルとして、メンバーに入っています。
 バンドに新しくちさとちゃん、ゆかこちゃん、りなちゃん、さやちゃん、りゅうさんが入ってくれて、中華鍋や、お釜を使い、パーカッションとして演奏してくれました。
 当日に向けて、曲中の新しい動きもみんなと考えました。

 会のお客様である、お父さん、お母さん、そしてゲストの永禮さんが体育館に入ってきてくれました。
 中央におかれたイスに座ると、ステージ側と左右の辺がコの字型に新聞紙で囲われています。
 一辺の長さ約12メートル、高さ2メートルの巨大な新聞紙の壁で取り囲まれたステージ。

 

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 ピアノの伴奏がはじまりました。
「真っ暗だわ、ここはどこ?」
 行き止まりに来てしまった少女の台詞とそこに立ちはだかる人たちの台詞から、ドコドコドコ!! という激しいドラム缶の音がなり響いた刹那、巨大な新聞の壁が一瞬にして破られました。

 

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 破れた新聞紙から見えるのは、跳び蹴りをして、浮いた足や、グーパンチの拳たち。
 新聞紙の壁の後ろに隠れていた、みんなが新聞を突き破って出てきたかと思ったら、そのままお父さん、お母さん、永禮さんの客席周り、体育館内を走り回りました。
 日本中探しても、そうそうないこの見たことのないこの驚愕の光景。
 けれど、走り回る人々は、嬉しさと楽しさで満ちあふれた表情をし、生き生きとしています。

 

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「病気になってよかったよ、なおってみたらユートピア、夢の世界があったんだ」
 ミーティングを経て、苦しさの原因を追求し、過去を見続け、過去の自分は捨て、今いる仲間と新しい世界を作っていく。
 ミーティングを終えた今だからこそ、お父さんが作詞してくださった歌詞が胸にとても響いてきました。
 みんなの気持ちがストレートに綴られた歌詞をかみしめながら歌いました。
『行き止まり』はみんなの歌だなあと思って、みんなと歌って、気持ちを発散できたのがとても楽しくて、有り難かったです。

 続いては、脱ふわガールズの『脱いで』の演奏です。
 鋭いトゲや、小さなうずまきが沢山ついた個性的な大きな円錐型の宿を背負い、ヤドカリに扮して出てきた、脱ふわガールズのメンバーたち。

 

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 その宿は、なのはなに来る前に自分たちが感じていた生きづらさの原因である、自分や身内だけが優位に立ちたいという利己的な気持ち、学歴や職業のステータスを競う競争心でした。
 ヤドカリではないえみちゃんが登場し、ヤドカリの宿を背負ったよしみちゃん、さくらちゃん、りんねちゃん、ひなのちゃんの背中に乗った宿をえみちゃんがひっぱって、その宿が一人ひとり外れていきました。

 宿を手放せば、宿がなくなるので、ヤドカリナイになります。
 今までは、なのはなに来る前に身につけてしまった競争の苦しい価値観に染まり、依存にすがって生きてきたけれど、それらを手放すと、なんだか不安で心細いけれど力が沸いてくる気持ちになる、とヤドカリたちは言いました。

 

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 背中に背負った宿がスパーン! と綺麗に離れるシーンを見ると、とても清々しく爽快で気持ちよく感じました。私たちがミーティングで行なってきたことをもう一度反復し、心に入れ直せるように感じました。

 ヤドカリナイになったメンバーがステージで『脱いで』を歌います。
 爽やかで軽快なリズムに可愛らしい歌詞が乗って、一度きくと頭から離れなくなります。
 けれど、その歌詞は自分たちのことそのものでした。

 今まですがってきた宿を手放し、何ににもすがることなくヤドカリないになって、一人で立って、独立し自分の人生を生きていく。
 脱ふわガールズのメンバーが歌ってくれた歌詞から、ミーティングで得たことをもう一度いれて、自分たちはそうやって生きていくんだ、と改めて感じさせてもらい、勇気をもらいました。
 5人のステージがとてもキュートで可愛らしかったです。

 

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 続いての演目は今回で3度目のステージとなる「フレディー会議」のみんなです。
 太いまゆげに太いひげをつけ、右手のこぶしをまっすぐに天井にのばし、いつものようにすたすたと早歩きで登場した、つきちゃん、のりよちゃん、やすよちゃん、まちちゃん、あやかちゃん紛するフレディーたち。
 70人の仲間とともに、20日間のミーティングを終え、さらにブレーク・フリーしたフレディ達。
 今日もフレディ会議をギブするぜ! サンキュー!

 

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 クイーンの『アイ・ウォント・トゥ・ブレイク・フリー』にのせて、身体でキレキレにリズムを踏みながら、一人ひとりが自分の悩みを言います。
 悩みを言ったメンバーが「フレディーかーいぎ!」と言い、笛をピピー! と鳴らすと、集合、集合、集合!!! と一人の周りに、他メンバー全員が集まります。
 その悩みをどう解決するか、周りのメンバーがアドヴァイスや励ましの言葉をかけ、一人で完結するではなく、フレディー会議のメンバー全員で悩みを解決し、壁を乗り越えていきます。
 一人で完結するのではなく、仲間の力を借りて、助けられながら共に成長していくというストーリーが寸劇と歌になって表現されていて、とても心が暖かくなりました。
 私も困ったときにフレディー会議を開きたいなと思いました。

 

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 4番目のステージは、かにちゃんチームです。
 劇の内容は、なのはなに来る前の女性の物語です。

 

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 何ものかにならなければいけないという競争心や、誰かのためではなく、自分や両親のために生きなければいけないという考えが当たり前のこととして、心の中に入ってしまっていた自分たちの姿。
 苦しさに目を向けず、今の現状を肯定し、間違った苦しい路線で生きようとしていた自分たち。
 ミーティングを終えた今だからこそ、当時の自分たちを客観的に見ることができます。

 その姿を客観的に見て、苦しさの最中にいた自分たちを、滑稽に面白おかしく、少し誇張して、ユニークにして、一人ひとりがキャラクターを演じていました。
 メンバーのかにちゃん、しほちゃん、みくちゃん、どれみちゃん、なつきちゃんが自分を捨てて、思いっきり役になりきって、堂々と演じている姿がとても魅力的で、素敵でした。

 

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 劇のストーリーや、登場するキャラクターを見ていると、面白くて沢山笑ったけれど、(ああ、そうだったよなあ)ととても共感してしまい、とても感動しました。
 登場人物の一人ひとりが過去の苦しかった思い出にけじめをつけていき、そのシーンを見ることで、自分がミーティングでしてきた作業をもう一度頭によみがえらせ、(そうだよな、これでいいんだよな)と思わせてもらえることがとても有り難くて嬉しかったです。
 面白いけれど、共感と感動を味わえるステージ、こんな風に表現できるのは、なのはなにいる自分たちだけなのだろうと思いました。
 ミーティングを得て、苦しさを消化したからこそ、その苦しさをユーモアに変換し、できるステージだと思いました。

 

 

 続いては、れいこちゃん、のんちゃん、みつきちゃん、さりいちゃんによる『地球人の不思議な生態』のステージです。
 レインボーのアフロヘアーに、チェックのシャツにキラキラのリボンのネクタイをつけて、登場したキュートな宇宙人たち。
 宇宙から地球にやってきた5人の宇宙人は、地球人のふりをし、地球生活する地球人の生態を研究しています。

 

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 学校の生徒の寝てない競争や、地球で使われているちょっと不思議な略語、キャラの濃い家族がいる家庭の話、地球でよく見る光景が面白おかしく描かれていました。
 劇で描かれるストーリーはなのはなに来る前の自分たちがいた環境で、劇が一区切りするごとに、宇宙人のみんなが「いるいる! いるよねぇ~」と同調するシーンは、自分も(いたいた!)と心の中で思わず言って、笑ってしまいました。

 

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 シーンごとに宇宙人のみんながそれぞれキャラの濃い役を堂々とユーモアたっぷりに演じていて、とても面白かったです。
 劇の内容は2日前に台本が書かれたと聞きましたが、2日で完成させたとは思えないくらい、テンポが良く、プロの喜劇のように、キャラクターたちが演じていて、とても面白くて、会場が何度も笑いに包まれました。

 

 
 次は、なつみちゃん、ななほちゃん、はるかちゃん、まりなちゃんによるステージです。
 畑で野菜に悪さをするカビを鬼と見立てて、その鬼(カビ)を退治するべく、藁に包まれた納豆を持って、いざ鬼退治に向かう! というストーリーでした。
 ちょっと変わったキャラクターたちが漫才のようにツッコミを交えながら、鬼ヶ島へ鬼を退治しにいっては、苦戦する物語が面白おかしかったです。

 

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 続いてのステージは、ゆいちゃん、ひろこちゃん、まっちゃん、なるちゃん、ひろちゃん、ちさちゃんによる、自分の欲と欲とをぶつけ合って、様々な場面で渋滞する物語です。

 レストランで、ステイタスの高い人物を取り巻いて太鼓持ちをする人々、何が何でも自分の欲しいものを我先に手に入れようとするタイムセールの光景、ぎゅうぎゅうにつまった満員電車から一番に出ようとする人々、結婚式のブーケトスを絶対に自分が取るのだと意気込む人々、自分が一番という欲に染まった人をゆいちゃん、ひろこちゃん、まっちゃん、なるちゃん、ちさちゃん、ひろちゃんがユーモアたっぷりに演じていて、どれも我先に一番になろうとする激しく壮絶なシーンが面白かったです。

 

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 渋滞、大乱闘、大混雑、欲と欲のぶつかり合いとかけて、幸せの青い鳥と説きます。
 その心は……
「アリ(蟻)はしないでしょう。」
 蟻たちの大行列は、絶対に渋滞しないようになっていて、全員で同じスピードで歩きます。
 仲間をおもんぱかる蟻の利他心を自分たちに入れて、最後は花嫁から受け取ったブーケトスの花束を、譲りあって、1本1本分け合います。
 利己心をやめ、利他心を入れて、180度変わる登場人物の姿に心が暖かくなりました。

 

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 続いては、みんなお待ちかね「野菜時代」によるステージです。
 えつこちゃんとのえちゃんが演じる、農業アイドルが登場し、えつこちゃんはいつも同じくラブリー担当、のえちゃんは前回とは違うおてんばキャラを演じていました。

 

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 2人が登場した瞬間に、体育館のステージが「野菜時代」の世界観になりました。
 さきちゃん演じる前田敦夫と、せいこちゃん演じる大島優一が登場し、2人のアイドルに対する一途な強い思いをステージで爆発させました。
 役を演じるメンバーの表情がとても生き生きとしていて、本当にそのキャラクターが実在するのではないかと感じました。
 何度も会場が笑いに包まれました。

 お母さんのお誕生日会で、新しく増えたメンバーの麻里蔵さんを、今回はなおとさんが演じていて、サスペンダーをぎゅーバチン! とするちょっと意味不明な動きも、ユニークで面白かったです。

 

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 ファン3人の親役として、あんなちゃん、まきちゃん、えりさちゃんも新メンバーとして加わり、最後は野菜時代の『誘引しないで』というせいこちゃんが作曲した新曲を、ダンスとともに披露してくれました。
『誘引しないで』というサビのメロディは一度きくと頭から離れなくなってしまいます。
 新しくメンバーが入り、新しいダンスも加わって、よりパワーアップしたステージがとても面白かったです。やっぱり野菜時代は面白かったです。

 

 
 ラストのステージは、平日はお勤めに出ているお仕事組さんよる『育つE.T.』です。
 鬼束ちひろさんの歌『育つ雑草』の3,4番の歌詞をお父さんが考えてくださって、お仕事組さんが『育つE.T.』として歌ってくれました。

 過去の苦しかった気持ちと、ミーティングを仲間と乗り越えてきたからこそ、その苦しさを超えて、よみがえって新しい自分で生きていくという気持ちが歌詞に込められているのだと思いました。
 お仕事組さんの力強いパワーのあるドスのきいた歌声にとてもパワーをもらいました。

 

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 その歌を聞くと、苦しい思いをしたからこそ、厚い皮を脱ぎ捨てて、生きづらさを感じる世の中で、競争とは180度違う利他心の気持ちで生きていくんだと、思わせてもらいました。
 とても力強く、勇気がわくパフォーマンスでした。

 どのチームも、ミーティングをみんなとしていく中で、気づいたことを、ユーモアに変えて、苦しさから脱皮して、思いっきり表現する姿が、とてもかっこいいなと思いました。
 こんな表現ができるのは、なのはなファミリーだけだと思ったし、こんなに素敵なみんなと家族でいられることを、とても誇らしく感じました。
 新しい自分として生きていく気持ちを、改めて固めていくことができました。

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 時刻は午後4時20分。服装に少しステージ衣装の名残を残して、全員が中庭に集まりました。
 そう、お待ちかねの、謎解きゲームが始まるのです。お母さんの提案で、実行委員のみんなが用意をしてくれて、この日、私たちの大好きな謎解きゲームの屋外版を楽しめることになりました。
 心配されていた雨予報も夜に延びて、すっきりとした青い空が広がっていました。

 謎解きゲームは、6,7人のチームに分かれ、それぞれに与えられた謎を解き明かし、次の問題が隠された場所へ走ります。そして全20の謎をいち早く解明し、ゴールを目指します。
 どうしても謎が解けない! というときには、ヒントマン・チャレンジがあります。今回はグラウンドで、ストラックアウト、ゲート通し、靴投げ、だるま落とし、石積み、大縄跳びなどよりどりみどりのアトラクションが用意されていました。このアトラクションを成功させると、問題に関するヒントをもらえるのです。

 

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 いつもとはちょっと違うドクター・ナーゾや実行委員のみんなが登場し、各チームに最初の謎が配られました。あゆちゃんの、「スタート!」の掛け声とともに意気込んで紙を開きます。
 私たちのチームに配られた紙の中央には、「実実実実実実実実実実」という文字が。

「実が10個だから……とお実(唐箕)だ!」

 中庭の唐箕置き場へひた走り、中を覗き込むと、2番の問題を発見しました。
「ない ☀〈太陽マーク〉 だから (行く – ゛)」。不思議に並んだ文字列と記号に、私たちは首をかしげてしまいました。

 

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 考えること数十秒。チームのみんなと顔を見合わせ、ヒントマンに助けてもらうことを決めました。
 靴投げをクリアして、もらったヒントは、「すべての単語と記号を、英語に直す」というものでした。「ノー サン ソー  (ゴー – ゛)」答えは、「農産倉庫」だったのです。わかった瞬間、弾けるように走り出す私たち。こんなふうに、文字、記号、漢字、アルファベット、時には意味深な詩などが次々に現れました。ハウスのなかの晩白柚。農機具庫のトラクター、ブルーベリーのそばに伏せてあるテミの中など、様々な場所に問題が隠されていました。ひらめいた瞬間が嬉しかったり、ヒントをもらってようやく理解できたり。
 次の問題に向かって走っていると、他のチームのみんなが全力疾走したり、考えながら歩いていくのとすれ違いました。その誰もが満面の笑顔でした。

 

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 ヒントマンチャレンジでは、靴を飛ばして遠くのラインへ届かせるものや、手作りの達磨落とし(「甘え」と書かれた箱をバットで打ち落とす!)など、身体を思い切りつかう遊びがたくさんあり、その一つひとつを実行委員さんが、みんなが楽しめるように工夫し、研究し、考えてくれていました。私はとくに達磨落としが楽しかったです。積み上げ方を工夫しながら挑戦するのですが、上手な人がバットを振り抜くと、スパーンと甘えの箱が飛んでいき、とても爽快でした。

 

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 そうして、なんとか20問目を解いてグラウンドに帰ってくると、すでにゴールしたみんなが、大縄跳びで遊んでいました。数を数える声と明るい歓声が耳に飛び込んできて、とても嬉しい気持ちになりました。私たちは一番最後だったのですが、1位のお父さん、お母さんチームは、40分台でゴールしたということで、本当にすごいなと思いました。

 

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〈大縄跳びで盛り上がりました〉
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〈お父さん、お母さんチームが優勝!〉

 

 ミーティングを終えた区切りの日として、みんなで演じ、存分に遊んだ時間。ミーティングで教えてもらったこと、考えてきたこと、それを同じ場所で、同じ時間、深めてきた仲間と毎日を暮らしていることへの、幸せな気持ちが胸に広がっていきました。自分を理解し助けてくれるみんなに、同じ気持ちを返せるように、そしてこれから先に出会う人に繋がっていくように、これからまた新しい気持ちで、1日、1日を真摯に過ごしていきたいです。

(かに)