【2月号⑤】「新たな自分へ ―― 初めて体験する心の傷を癒す長期ミーティング ――」みつき

 とんど焼きでお正月気分に区切りをつけたわたしたち。今度は一人ひとりが、自分自身と向き合う時間が始まりました。約一か月間の、心の傷を癒すミーティングです。

 なぜ、摂食障害になってしまったのか。苦しい気持ちを抱えていたのか。それを明らかにし決着をつけることで、もう二度と同じ道を辿ることなく、新たな道に向かって進むことができます。

 しかし、それは簡単なことのようで、難しいです。わたしはこのミーティングが始まることについて、不安や恐怖がありました。自分の傷や苦しさの原因をはっきりと知ること、認めることが怖かったからです。そして、過去の自分を思い出したら、この頃の自分に戻ってしまうのではないか。また摂食障害になってしまうのではないか。そんな気持ちを抱えたまま、ミーティングの日を迎えました。

 ミーティングでは、お父さんの講義をお聞きし、作文を書きます。その作文をチームで共有し、最後には、全員で集まってまとめをします。初日はミーティングを受けるにあたって、お父さんから「自分だけのためではなく、誰かのためにも良くなっていくという責任を持つ」ということを教えていただきました。

 みんなの作文を読んでいると、わたしはこの言葉がすごく胸に刺さってきました。苦しかったのも、傷ついたのも、自分だけじゃなかった。それがすごく安心できました。

 そして、自分の間違った考え方に気がつくことができました。やはりその間違いを認めることには、少しばかりの葛藤があります。しかしそれ以上に、自分を正しいほうへ導いてくれるみんなの力を感じて、わたしは勇気が出ました。

 また、お父さんは「タイプ別に分けて考えること」、「みんなが読みやすいように、面白おかしく書くこと」を意識してほしいと教えてくださいました。それを心がけて書いていると、自分を客観的に見て、過去の自分の体験を冷静にとらえることができました。また、常にみんなのことを意識して書くことで、「自分は一人じゃない、仲間がいるんだ」ということも忘れずにいられます。

 早くもミーティングが始まって一週間が経ちました。いま、わたしは自分が変わり始めているような感覚がしています。今までずっと霧がかかっていて見えにくかった視界が、くっきりとしてきたような感覚です。物事に対する姿勢も、以前より前向きになったように感じて、それがとてもうれしいです。

「みんなで手をつないで、ゴロンと良くなる」これは、お母さんがおっしゃっていた言葉です。生活を共に過ごすなのはなのみんなを信じて、みんなと、変わっていく。これほど心強いことはないと思います。

 わたしは、もうミーティングを恐れる気持ちはありません。お父さんやお母さん、なのはなのみんなが一緒に居てくれるからです。自分の傷は、自分だけのものではなく、みんなを変える材料になると知ったからです。

 みんながわたしにしてくれるように、わたしもみんなの力になれる一人でありたいです。そして、今も苦しんでいる人や、この先の誰かの希望となるために、わたしは自分自身と深く向き合っていきます。なのはなのみんなと、ゴロンと良くなっていきます。