「堂々と」 なつみ

2月8日

 今日は1日、ダンス練習の時間をたくさんもらえて、ありがたかったです。

 わたしはダンスを踊っているみんなを見ていると、一緒に踊りたくなるくらい、ダンスが大好きです。
 でも得意ではなく、むしろ苦手で、下手くその部類です。
 今日のキャッチアップの時間も、私以外の新しく入った『サム・ナイツ』のフラダンスメンバーの子は、みんなじょうずに踊っているのに、わたしは足をモタモタさせて、頭も足もこんがらがって、(どうして自分はこんなダメなんだろう)と悲しくて、悔しくて仕方なかったです。

 そんな私の気持ちを見透かしたのか、お父さんがお昼の集合にダンスのコツを伝授してくださいました。
「ダンス練習は、いかに細かく分解するか。とにかく振りを細かく分解して、手と足の動きも、一度別々に練習してから、合わせる」
 いつもダンス練習を見てくれるゆりかちゃんも、同じ方法で伝えてくれていて、お父さんのコツを聞いて、その後のダンス練習の時間は、手足をバラバラにして、とにかく細かく、できるまで何度も鏡の前で踊り続けました。

 踊っていると、当たり前だけれど、厳しい姿勢のほうが、みんなのきれいなポーズに近づいたように思いました。
 アイハーはしっかり膝を曲げる。手の指は全部くっつけて、ひじは下がらないように。胸をしっかり張って、背筋を使いながら、厳しく踊る。
 少しでも、みんなの形に近づけたときは、とても嬉しくて、そこの部分を曲に乗せて踊るときは、気持が入って、心の底から踊る楽しさを感じました。
 そして、話の最後にお父さんは、「大事なのはここ」と言って、拳で左胸を叩きました。
 なのはなのダンスは自分を表現するものであって、上手いとか下手で競争するものではない、自分の気持を表現する大事な手段であることを思い出しました。
 心を作りながら、気持を伝えられる綺麗なフラダンスを踊れるように練習を楽しみながら、頑張っていきます。

 夕方には、お父さんとお母さんがサムナイツのフラダンスを見てくださいました。
 その時にお母さんは、
「間違ってもいい。堂々とやっていたら、それだけですごくかっこいいんだ」
 と、さりーちゃんに言っていて、わたしにも言えることなのではと思いました。
 今日は、みんなの中で踊るとき、下手くそだ、間違えていると思われたらいやだと思って、オズオズと自信なさげに踊ってしまいました。
 でも、みんなはキメポーズの連続で、キラキラとした笑顔で踊っています。自信があるとか無いでなくて、自信ある振りして、堂々と踊っています。
 わたしもそうでなければならないと思いました。自分の為に上手になるんじゃない、自分が目立つために堂々とするんじゃない、かっこよく踊るみんなが引き立つように、わたしも埋もれながら美しく踊れるようになります。
 お母さんの言葉が嬉しかったです。憧れの藁スカートを履かせてもらえることも、とても嬉しくて、緊張するけれど、本番が楽しみです。

 今日も1日ありがとうございました。
 大好きな『みをつくし料理帖』の、迷子になっていた美雪晴れが見つかったみたいで、良かったです。また、お父さんの本のお話を聞きたいなと思います。
 おやすみなさい。