「今ここで」 えつこ

2月4日

 ミーティングが終わりました。今回のミーティングで、みんなでゴロンと前に進めた手応えがあります。今までで1番、ミーティングを楽しく感じました。
 今まで目をふさいでいたことを、書く勇気が出ました。今回一緒にミーティングをしたマック組さんと、あけみちゃんのおかげです。本能をごまかすのをやめて、ヤドカリナイになるのが、とても怖くて心細かったです。そんなとき、ふみちゃんとまみちゃんが、同じ気持ちを作文に書いていて、そのことが勇気になりました。
 同じ気持ちの仲間がいることが、とても心強いです。みっともなくても、恥ずかしくても、私は、借り物のヤドを外しました。スースーして心許ないけれど、焦らず、着実に、自分を作り直します。

 午後からの畑作業の時間、小さな幸せをたくさん感じました。今日は、6棟のハウスの扉のレールに溜まった土などを綺麗にして、扉を開け閉めしやすくしました。ブラシとコテと箒を駆使して、やるごとに早く綺麗になる方法を見つけるのが、おもしろかったです。よしみちゃんが、ブラシでこするととてもやりやすいことを、教えてくれました。やりやすい方法を見つけて共有してくれるよしみちゃんの優しさが、嬉しかったです。全てのハウスのレールが綺麗になって扉がスムーズに動くようになったとき、達成感を感じました。これからはこまめにゴミを掃いて、この動かしやすさを保ちたいです。

 崖崩れ下ハウスに向かって坂道を歩いているとき、ラムレーズンのような美味しそうな香りがしました。ハウスの前で、落ち葉堆肥の切り返しをしているチームがいました。いかにも土をふかふかにしてくれそうな幸せの香りでした。落ち葉堆肥をみんなで育てているという感じがして、良く発酵していることが、我が子の成長を見るように嬉しかったです。
 ハウスに入れば、アスパラ菜の収穫をしているチームがいました。それぞれやっていることは違っても、同じ空間にいるだけで、嬉しかったです。

 私は、「頑張る人にはご褒美を、頑張れない人には罰を」という価値観を、無意識に持っていたことを、今回のミーティングで気がつきました。幸せは我慢の先にあるのではなくて、どんなに未熟な自分でも、今ここで幸せを感じても良いということが、自分の中に落ちてきました。私は、幸せのその日暮らしを、分かったつもりになって分かっていなかったです。
 まだまだ、私の解釈は浅いものかもしれませんが、1日1日の幸せを大切にしたいです。貸し借りの計算をせず、ご褒美のために自分に鞭を打つのではなく、目標に向かって頑張ること自体を楽しみます。

 

 夜は、あたたかい甘酒が、体に染み渡りました。夕方の朝食当番でのことです。河上さんが、「今日は甘酒作ってあげたかったけど、作ってあげられなかった」と、おっしゃいました。そしたら、どれみちゃんが、「私、作ったことがあるので、作っても良いですか?」と、聞きました。そして、どれみちゃんとのんちゃんが、甘酒を作ってくれました。みんながたっぷり飲めるようにと、多めに作ってくれました。
 私は他の作業をしていましたが、同じ空間にいるだけで嬉しかったです。河上さんとどれみちゃん、のんちゃんの優しさを感じました。そんな出来事があったので、甘酒の美味しさが心に沁みました。
 私もそんなふうに、優しさを使えるようになりたいです。少しでも多く、みんなのためになることを覚えたいです。