
2月4日のなのはな
朝から、雪が舞っていました。室内でミーティングを受けるわたしたちを、天気も応援してくれているのかもしれないなと思いました。
「心の傷を癒すミーティング」は、今日でテーマ11に入り、最終日を迎えました。
今までのミーティングを受けて、得ることができたもの、自分たちが果たしていく役割などを作文に書いていきました。自分のこれから、そして何十年後の未来を考えるのは、とてもワクワクして、楽しかったです。書いている途中、顔を上げると、周りのみんなも笑みを浮かべているように見えました。
そして、お父さんの講義を聞かせていただきました。
ちゃんとした心ができているのかは、 普段の生活に表れるということ。
そして、1日1日が勝負だということに、気が付くことができました。
わたしは、ミーティングを受けたことに満足して、何か達成できたような、着地できたような気持ちになってしまっていました。
でも、それではいけません。ここで得ることができた価値観を持ち、決心した目標に向かって、これからの日々を過ごしていかなければいけないと思います。
そのように努力するにあたって、「1日1日のなかに幸せがある。今日を幸せに生きる」という、お父さんの言葉を忘れないようにしたいです。
先の目標ばかりを気にして、今を、一日をないがしろにしてはいけない。
今日を幸せに、自分に貸し借りを作らないで過ごしていく。そうすれば、目標の結果がどうであれ、わたしたちはきっと満足していて、幸せなはずです。
わたしはこのミーティングで、自分の間違っているところや足りないところと向き合い、正しい姿で生きていく決心をすることができました。
それは、わたし一人では絶対に不可能でした。
ともに立ち向かっていく仲間が居てくれたからです。なのはなのみんなが居てくれたから、ここまで来れたのだと思います。
わたしは、このなのはなファミリーで生活できること、家族の一人でいられることを誇りに思います。
この誇りを持って、今日を、今を、生きていきます。
(みつき)
***

二重ハウスに植わっているサチャインチナッツに、防寒対策として簡易落ち葉堆肥ストーブの設置をしました。落ち葉堆肥ストーブとは、落ち葉堆肥が発酵するときに出る熱で暖をとるというもので、なのはなでは過去にチャレンジしたことがあったそうです。そのアイデアが今、寒さで弱ってしまっているナッツに応用できないかという話がきっかけで、今日のチーム作業で試しに作ることになりました。
最初は枠を作る材料集めから始まりました。のりよちゃんと一緒に作業させてもらって、畔シートやベニヤ板、段ボールなど色んなアイデアを出し合って「これもいいんじゃない?」などと話し合った結果、発泡スチロール箱の蓋は保温効果もあって一番ぴったりだねということになりました。発泡スチロールの蓋を立て向きにして、二重ハウス内の木枠に沿って周囲に並べ、養生テープできっちりと固定していきました。想像していた以上に綺麗な形の枠ができて、のりよちゃんとも「いいのができたと思う!」などと言い合って喜んでいました。
枠が完成すると、さっそく中によく発酵した落ち葉堆肥を入れていきました。グラウンドの落ち葉堆肥の山から一部袋に詰めてハウスに運んだのですが、山をみつぐわで少し崩しただけで湯気がもわーっと立ち上るぐらいよく発酵していて、これならナッツも温まってくれそうだという確信が持てました。山の中心の方の堆肥を手で触ると、温かいを越して熱いと感じるくらいで、50℃近くあるのでは、と思ったくらいです。その落ち葉堆肥を、枠いっぱいに、大体50センチくらいの厚さになるまで敷き詰めていきました。
いい形のものを2人で完成させることができて、嬉しかったです。そして、落ち葉堆肥ストーブの力で、サチャインチナッツもこの冬を無事乗り越えてくれたらいいなと思いました。
さらに、今日はお父さんが購入してくださったサーモスタット付きのヒーターも見せていただき、実際に取りつけることができました。サーモスタット付きなので、スイッチのオンオフを毎日しなくても、機械がハウス内の温度を感知してくれて、設定温度で内部を温めてくれるそうです。消費電力も低くて、環境にもエコです。以前は電熱ヒーターを夜中炊いていたのですが、その代わりにこのヒーターをつけることになり、これからの効果が楽しみだなと思いました。
今日は朝まで雪が降っていたぐらい寒かったのですが、日中は暖かくて作業もしやすく、ミーティングも無事終わって晴れ晴れとした気持ちで思い切り動けた時間が嬉しかったです。
(えみ)