「日々の生活に」 ななほ

2月3日 水曜日

 幸せのその日暮らし。今の時代は誰もが、青い鳥を追いかけるように、間違った幸せを幸せだと思い込んで、真っ暗闇の中を走り続けていると思います。何かが手に入ったら、ステータスを得たら、良い学歴、職業に就いたら幸せになれる。或いは自分の欲を満たすこと、好きなものを食べ、好きな事をして、好きなように生きることが幸せだと勘違いして、満たされる事のない心を満たそうとしている人がたくさんいると思いました。

 私はなのはなファミリーに来るまで、何が幸せで、どこに幸せがあるのか分かりませんでした。どうして生きているのか、何に希望を持って生きたらいいのか分かりませんでした。でも、お父さんとお母さんが「幸せは人と人との間にしか生まれないんだよ」「幸せのその日暮らしをしたらいいんだよ」と教えてくれました。

 人と人との間にしかない幸せ。それは人と物との間には生まれることがありません。お母さんが、「今、OMTをしている仲間とか、夏に畑を一緒に走り、振り返ったら夕日がきれいで、一緒に見た仲間が、これから生きていっても、忘れてはいけない大切な存在なんだよ」と話して下さいました。私も、なのはなに来て、日々の生活を通して、幸せを感じられるようになりました。まだ私が感じている幸せは、とても浅いように感じます。でも、なのはなファミリーに来て畑作業を通して、誰かと協力する喜び、汗を流して畑を走り回り、全身を使う楽しさ、みんなで何かを成し遂げた時の達成感、「楽しかったね」「お帰りなさい」と何気ない会話の中でも、じわじわと幸せを感じます。今まで私は何を幸せだと思っていたんだろう、と思うくらい、日々の生活の中に幸せがありました。

 お父さんとお母さんは「幸せのその日暮らし」について、もう1度話して下さり、とても嬉しかったです。摂食障害から回復してから、自分はどんな目標を持ち、何を目指して生きていくのか。MTテーマ10のまとめで、みんなの発表を聞かせて頂き、改めて幸せのその日暮らしが一番大切な事なんだと感じました。

 なのはなで教えて頂くような優しい気持ち、利他心の価値観で生きること。私たちと同じように生きにくさを抱えて、利他心で生きたい、優しく生きたいと願う人たちと協力して、なのはなファミリーのみんなと手を繋いで、利他心の価値観、なのはなファミリーの気持ちを広げていくこと。私たちは決して、1人じゃないのだと感じました。なのはなファミリーの存在があるから、私たちはこれからも生きていけます。そして、なのはなの子としての誇りを持って、なのはなの子として恥の無い生き方をします。

 優しい世界を広げていくんだ、私たちにしかできないことがあると思い生きていく先に、幸せのその日暮らしができていなかったら、それは本当に自立した1人の人間としては恥ずかしい事だなと思いました。その目的を果たす為に、耐えて、耐えて、耐え続けても意味がない。毎日、日々の生活に幸せを感じる。一度でも、いつか未来の幸せのために我慢するという日があってはいけない。お父さんとお母さんが、「幸せのその日暮らしをするんだよ」と何度も話して下さいます。私はそれを自分の心に落とし込みます。

(人と人との間にしか幸せが無いのなら、私が幸せになったら、誰かも幸せになるってことなんだ)(私が幸せじゃない限り、誰かを幸せにする、誰かに希望を与えることはできないんだ)そう思いました。まだ私は未熟で、今はヤドカリではなく、ヤド借りないになってしまい、不安な事もあるけれど、私にはたくさんの仲間がいて、なのはなファミリーの存在があるから大丈夫と思い、ヤド借りないとして恥ずかしくない生き方をします。テーマ10の発表の時間が嬉しくて、お父さんとお母さんが話して下さったことを、素直に自分の中に入れて、今から成長して、良い方に変わっていきたいです。

 私たちには摂食障害から回復して、きちんと自立する道しかないし、なのはなファミリーでそれを実行している卒業生がたくさんいます。私もそれに続く1人になりたいし、なのはなの生活で利他心を吸収するとももちろんだけれど、受け身にならず、常に発信者として、利他心の価値観を広げていくんだと思い、なのはなにいる毎日を、謙虚に、真面目に生きて、どんどん自分を深めていき、良い方に更新していきたいなと思います。