「堆肥の発酵」 ななほ

1月31日 日曜日

 久しぶりに汗をかいて、1日中作業ができて気持ち良かったです。早朝は小雨が降っていて、(え、ニンニクの草取り、いけないのかな?)と思い残念だったのですが、午前中はグラウンドで落ち葉堆肥と豆殻堆肥の切り返しの作業を行ないました。

 堆肥の中にいる微生物に新鮮な酸素を届けるつもりでかき混ぜて、内側と外側、中心と側面を入れ替えました。あまりの量で予想以上に身体が熱くなり、気が付いたら汗で背中もズボンも長靴も、ビショビショという位濡れていたのですが、汗をかくのが気持ち良かったです。

 豆殻堆肥の方はツンと鼻に来るような、鶏糞に近いスパイシーな香りがして、落ち葉堆肥は山のような香りと米ぬか、鶏糞などがミックスされた香ばしい香りがしました。どちらも良く発酵が進み、中心部分はもう豆殻の形も落ち葉の形もないくらい発酵して、触るとホロホロと崩れていきました。また、小豆と白大豆のクズ豆を以前に入れたのですが、当時は生豆だったものが全て煮豆のようになっていて、発酵の力を感じました。

 山を全て崩し、内側を外に、外側を内に運び、みつぐわでかき混ぜる。その上に鶏糞をテミ3杯、米ぬかを2杯と満遍なくまいたら、また掻き混ぜて、踏みます。それを何度も何度も繰り返していくうちに、あっという間に大きなプリンが完成しました。みんなと落ち葉堆肥、豆殻堆肥のプリンを作っているようでとても楽しかったです。

 2山が終わった後は、きちっとビニールをかけ、お隣の山へ。また落ち葉と豆殻の堆肥の切り返しと、豆殻堆肥を新しく作りました。途中でお父さんとお母さんが来て下さり、「真ん中が乾いているから、水を入れたらいいよ」と教えて下さって嬉しかったし、発酵が進んでいる所はもうあまり切り返さなくてもいいと分かって、山も簡単に切り返すことができました。

 落ち葉と豆殻の山には1000リットル近くの水を切り返しの度にやっているのですが、最近は納豆水とお米のとぎ汁乳酸菌液も投入していて、とても嬉しく楽しみだなと思います。微生物たちが喜んでいるだろうなと思うし、菌が増えて発酵も進みやすくなっているのかなと思い、良い堆肥を作れることが嬉しかったです。無事に4つの山を完成させることができて、とても楽しい時間でした。ラスト30分はテントを洗っていた、しほちゃんやよしみちゃん、みつきちゃん、のえちゃんなども来てくれて、たくさんの人が山に乗っている光景も可愛かったです。

 また、午後は収穫と嫁入りの後に、お母さんやみんなとグラウンドの整備をしました。最初に焼き芋を食べながらお母さんとグラウンドを回り、どこをどう片付けるかをみんなで確認しました。みんなで走りながらグラウンドや納屋を回るのが楽しくて、ウオークラリーをしている気分になったし、野外の謎解きゲームもやりたいなと思いました。

 桃の霜対策の缶を食堂下に収納したり、新しく台をつけてお店屋さんのように物を置いたり、作業棟とライスマンの後ろ、肥料倉庫の後ろなど、あっという間に綺麗になりました。私は燃やしの作業をしていたのですが、とても暖かくて、楽しくて、木や笹などで天然の草木灰を作れるのもありがたいなと思いました。夜も編集をさせて頂いていて、桃の剪定のキャプションをあんなちゃんが考えてくれたり、記事も素敵で、充実した1日でした。

・取り繕うことについて

 夜の集合で「取り繕うこと」について、お父さんとお母さんが答えて下さり嬉しかったです。私は物心ついた頃から今に至るまで、ずっと自分を取り繕って、良い子のふりをして、真面目なふりをしてきてしまい、「取り繕う」というのが何なのか、どこまでが取り繕った自分なのかが分かりませんでした。

 お父さんが、「本当の自分探しなんてしたら、迷います。取り繕った自分でやっていく事しかないでしょうね。でも、もし変わりたいのなら、色々な自分を演じてみたらいいでしょうね」と話して下さり、(ああ、それでいいのか)と思いました。取り繕っているのはいけない、私が未熟だからだと思っていたけれど、その自分も自分だし、逆に変わりたいのなら変わればいいのだと思いました。

 まだどこかで良い子でいないといけない、真面目でいないといけないと思う気持ちがあり、お父さんが言うように思い切り殻を破った、恐れ知らずの豪胆な人になりきるには程遠い自分がいるけれど、本当に身長を伸ばして、自分の殻を破りたいのなら、そうなってもいいんだなと思えました。それは演じるということだから、失敗したらすぐに修正すればいいのだし、15歳なんだからその位じゃないとやっていけないんだろうなとも思いました。お父さんとお母さんの答えが嬉しかったです。

 また、何かをお願いすることが怖いという質問も自分と重なる所があったのですが、お母さんが、「意外と、みんなは頼まれると嬉しいもんなんだよ」と話して下さり、(ああ、確かに。私は頼まれるのが嬉しい)と思いました。それと同時に、自分も動くけれど、自分だけじゃできない事を頼むのは相手にとっても嬉しい事なんだなと思って安心したし、誰かを無償で助けるのは楽しくて、やりがいを感じるなと思いました。自分も謙虚に、真面目にちゃんと動くけれど、必要な時に助けを求める、誰かを頼りにするというのはあってもいい事なんだなと今更ですが分かって、とても嬉しかったです。

 話は変わるのですが、お父さんにコーヒー粕を頂いて、今はそのコーヒー粕で堆肥を作るか、コーヒー粕のエキスを絞り出して霜対策に使うか、調べ途中なのですが、もし本当にコービー粕で霜対策ができたら画期的だなと思うし、あまり調べても出てこないので理屈から調べたいなと思います。