「ふきのとう」 よしみ

1月31日

 お父さん、お母さん、今日で1月が終わります。新しい年をなのはなで迎えてからもう1か月が経ったのかと思うと本当にびっくりです。なのはなに来て初めて経験することがたくさんあって、毎日が本当に楽しいです。
 数日前の朝食前の時間になつみちゃんが、「ふきのとうを探しに行きませんか?」と紙に書いて私を誘ってくれました。私はなつみちゃんが誘ってくれたこともすごく嬉しかったし、紙に書いて私を誘ってくれたなつみちゃんが本当に可愛いなと思って、お手紙をいただいたみたいで更に幸せな気持ちになりました。
 
 そして2人でふきのとうを探しに、お仕事組さんの駐車場付近を散策しに行きました。その日の朝は久し振りに冷え込む朝だったのですが、なつみちゃんとおしゃべりしながら歩いていると心がポカポカしてきて寒さも全然気にならなかったです。
 
 竹置き場の付近で探しているとなつみちゃんが「これこれ!!!」と言って指差したその先に、小さな蕾のようなものが土から出てきていました。私はふきのとうがどういう状態で生えているのか、どんな所にふきのとうができるのか全く知らなかったけれど、なつみちゃんがいっぱい教えてくれて、初めてふきのとうが土から出てきているところを2人で見たとき、ものすごく幸せな気持ちになりました。
 
 そのとき、お父さんとお母さんがいつも話してくださる、「人と人との間に幸せがある」ということはこういう意味なんだなと強く感じました。もし、私がふきのとうを1人で見つけていたとしたら、こんなにも幸せを感じることはなかったと思います。小さな幸せを誰かと共有できることは、こんなにも温かくて心が満たされるんだということに気づくことができて、本当に嬉しかったです。
 
 ふきのとうは、私の予想よりも遙かに小さくて、土からぴょこっと出てきているのがとても可愛かったです。なつみちゃんが毎年フルマラソンの下見の時にふきのとうをみんなで摘んで帰ってきていたということを教えてくれて、今年は残念ながらフルマラソンはないけれど、また来年は私もみんなと一緒にふきのとうを取りに行けるといいなと思いました。

 今日はミーティングの中休みということで、1日作業を進めました。久し振りに1日、がっつりと外でみんなと作業ができて気持ちがよかったです。
 
 午前はグラウンドに立ててあったテントを綺麗に汚れを落としてから片付けたり、落ち葉堆肥の山の切り返しの作業にも合流してみんなと作業しました。
 
 テントは汚れたところをブラシでこすってから雑巾で汚れを更に拭き取り、最後に乾いた雑巾でから拭きしていきました。最初は汚れが目立っていたテントが、終わったときにはぴかぴかになっていて、すごく嬉しかったです。綺麗にした屋根をしほちゃんとのえちゃんとせいこちゃんとみつきちゃんと一緒に中庭のうんていに干していたのですが、みんなで協力してテントを引っ張ったりして綺麗に干すことができ、その時間も楽しかったなと思います。

 

 午後の作業の最初に、お父さんとお母さんがテーマ8について更に分かりやすく、詳しく説明してくださりました。
 本当に自立へ向かうためには、自分の中から意識的に今まで生きてくる中でとらわれてきた価値感や依存を切り離していくことが大切で、たとえそのとき自分の成長が未熟で理解が追いつかなくてもとにかく意識して行動していくこと、そうすれば理解はあとから付いてくる。お父さんのお話を聞いて、私も無意識に今まで自分が苦しんできた価値観を当たり前にしてしまっていたと思いました。
 だから今まで自分が生きようとしていた価値観の中での評価を気にしてしまったり、恐れてしまうときがあります。
 自分のなかに自立へ向かう気持ちを確立できていなかったです。
 
 お父さんが、
「自分たちは何も悪くなかった。今まで犯してきたことは自分のせいではない。自分に罪はない。そう思っていいです。」
 と話してくださったとき、涙が止まりませんでした。今まで誰もそう言ってくれる人はいなくて、私はもう自分が全て悪かったと思うしかありませんでした。でも、自分の気持ちをお父さんとお母さんが理解してくださって、自分は何も悪くないと言ってくださったことが本当に嬉しかったです。

 私は何があってもお父さんとお母さんを信じ、なのはなで自分を作っていきます。お父さん、お母さん、軌道になかなか乗れない私を見放さずに、ずっと信じて見守ってくださって本当にありがとうございます。優しく、真面目になります。

 読んでくださってありがとうございました。明日からのミーティングも頑張ります。