【新春号㉔】「黒豆の島立て」しなこ

 黒大豆の畑には、三角屋根がたくさん立てられています。葉落としが済んだ黒大豆の株を刈りとり、島立てをして脱粒するまで乾燥させます。今年は黒大豆の畑が十五枚あり、十二月に入って、畑や、古吉野なのはなグラウンドでの島立てが少しずつ進められていました。

 十二月中旬、雪で天気が崩れてしまう予報が出て、雪が降る前に島立てをしてしまおう、ということになりました。残された八枚の畑の島立てを大人数で行なうことになりました。

 ある日の午後、作業を行ないました。この日は空気が冷たく、時々、ちらちらと雪が舞っていました。この日リーダーをしてくれたやよいちゃんから、私たちにミッションが発表されました。「二チームに分かれて畑を廻って、午後四時三十分までにグラウンドに戻ってくること」でした。

 ゆいちゃんチームとさきちゃんチームに分かれて一チーム四枚ずつ回りました。身体が温まるようにと畑の移動はランニングをしていくというメニューも作ってくれてみんなで楽しく畑を廻りました。私はさきちゃんチームで山畑、第二鉄塔畑、新桃畑、河原大畑の順に廻りました。島立ての方法は、とても簡単です。

 株を逆さにしてテントを立てるイメージで作っていきます。株の大きさにもよりますが、三株で作るのがベストでした。乾燥させることが目的なので、多すぎて混んでいてもよくなく、少なすぎると安定が悪く崩れてしまいます。三株がちょうどよかったなと思いました。

 島立ての作業はスピードを意識して進められました。山畑や第二鉄塔畑など小さめの畑は、五分ほどで終えることができました。島立てが楽しくて好きだなと思いました。三角屋根の小屋をたくさん作っているようで楽しかったです。島立てをした畑を見ると小さな小屋がたくさん並んでいてかわいかったです。

 スムーズに畑を廻って、最後の河原大畑に向かいました。河原大畑は十一アールほどの大きな畑なのですが、ゆいちゃんチームも合流してくれて大人数で進められました。河原大畑に行くと永禮さんも来てくださって一緒に作業をしてくださいました。大きい畑でしたが、大人数だと怖いものなしだなと思いました。

 この畑でもスピードを意識して、みんなで立てていきました。一人四畝ほど立てたら終えられていました。感覚としては三十分ほどで終えられたと思います。あっという間でした。

 河原大畑を終えてからは河原下畑の豆拾いをして古吉野に戻りました。戻った時間は四時ごろで、タイムリミットに余裕を持って戻ることができました。ミッションをクリアして、スピード感ある作業が楽しかったです。