「主人公の生きる姿」 りんね

1月22日

 *花  
 前回のギター教室で、最後の三十分で『花』の譜読みをした。
 私は、『花』を弾くことが初めてだった。以前からものすごく弾きたかったので、とても嬉しかった。 
 調弦を変えようとすると、藤井先生が「ちょっと、教えとこか」と声をかけてくださった。 『ボクサー』のレギュラーチューニングから、『花』のDADF#EAというチューニングにするとき、自分の耳で合わせる方法を、教えていただいた。
 今まで、チューナーに頼って、自分の耳や気持ちを使っていなかった。だから、「この音とこの音が同じだから……」という風に、自分の耳で音合わせをする方法を教えていただけたことが、本当に嬉しかった。
 これから、正しい音が分かる耳になっていきたいと思った。 
 『花』は、大好きな曲だ。『奇跡の山』と同じ岸部正明さん作曲の、低音が豊かに響く曲だ。 ずっと弾いてみたかったメロディを、実際に弾くことができたときは、なんとも嬉しかった。ハンマリングをする指に、一音一音に、力が籠った。
 弾いていて、この曲もまた、ずっと求めていたような曲だと感じた。情緒深く、優しく、聞く人を包み込むようだった。藤井先生のような曲でもあった。
 『花』は、指使いは難しくなかったので、覚えればすっと弾けるようになりそうだ。難しくなくても、こんなにいい曲があるのだと分かって、すごいと思った。
  『ボクサー』も、『花』も、地道に練習して、しっかり演奏できるようになっていきたい。 

 *花散らしの雨  
 みをつくし料理帖第2巻『花散らしの雨』を読んだ。
 本当に面白い上、人としての心の持ち方を学ばせてもらう小説だった。
  病み上がりの子供に、なにか食べてもらいたいけれど、どうしても食べることを拒まれたとき。そういうときは、自分が美味しそうに食べてみせたらいいんだよ、と登場人物のりうさんに教えてもらった。
 お父さんが集合でお話してくださるお話にも通じていた。
  丁度自分が、主人公の澪ちゃんと大体同じ年のこともあって、眉毛が垂れていることも同じで、読んでいるととてもドキドキしてきた。
 澪ちゃんは、本当にすごい人だ。
 初めて来た土地で、何も持っていないところから、人徳でつる屋に出会い、努力と根性と、真面目さと、謙虚さと、勇気と、多くの人の助けで、料理人として進化し続けている。
 いつの間にか澪ちゃんの周りには、力強い仲間でいっぱいになっている。私も、澪ちゃんのように生きられるようになりたいと、とても思った。
   もっとたくさん本を読みたいと思う。私は、ギター練習よりも本を読むべきだと思った。
 ギター練習はけじめをつけて、1日20分程度、少しずつ継続して、今よりもっと本を読んでいこうと思った。
 
 *脱いで
  脱フワガールズの『脱いで』には、新メンバーが加わった。よしみちゃんと、えみちゃんだ。 よしみちゃんがマラカス、えみちゃんがベースを演奏してくれている。2人の歌も、とても明るくて素敵だ。
 2人が入ってくれたおかげで、深みも増し、より賑やかな曲になった。演奏していても、前よりももっと楽しくなった。とても嬉しかった。
  クリスマス会後、お母さんをはじめたくさんの人から、『脱いで』の演奏が好き、ということを言ってもらった。
 この曲は、さくらちゃんと2人で作り、使っているコードがほとんど3つしかないので、大丈夫なのかなと思っていたけれど、みんなに好きと言ってもらったので、安心した。
 せいこちゃんには、「潔さがロックや」と言ってもらった。 
 お母さんのお誕生日会で、みんなの気持ちもとっても明るくなるような演奏がしたい。
 毎晩音楽室で、全員揃って何度も合わせ練習をする時間が、とても楽しい。やればやるほど、少しずつ良くなっていくように感じる。
 私もいい演奏の一部になれるように、本番まで残りわずかな時間、練習を詰めていきたい。