【新春号⑫】「多くのことを学んだおせち作り ――幸せのお重が完成!――」なつみ

 お重には色鮮やかな、紅白なますに栗きんとん。黒く輝く、大きな黒豆。そして、なっちゃんを隊長に、ななほちゃんとりんねちゃん、みつきちゃん、さくらちゃんと作った優しい卵色をしたふわふわのだて巻き。

 

 お正月に頂くと、それはもう、今までで一番おいしかったのは今年のだて巻き! と言いたいくらいに、ふわふわで甘くておいしくて。でも、今年のだて巻きづくりは、正直反省ばかり。反省が多い分、来年はきっと、もっとおいしく、そして綺麗に作れるのだと思いたいです。

元日二日前に、事前に用意した材料を基にさっそくだて巻きを作っていきました。

■伊達巻き

 はんぺんと卵、しょうゆ、塩、砂糖、みりんをミキサーにかけて合わせた液体を、しっかり四隅まで油を引いたフライパンに流します。このとき油の引きが甘いと、フライパンにくっついて、最後生地がくっついてはがれなくなるという去年の反省を生かしました。

そして蓋をして弱火でジワジワと焼いていきます。が、なかなか火が通らないところと、すでに完ぺきに火が通ったところがあり、竹串で刺しても、生地がくっつかないくらい全部を焼くのは難しかったです。そして通りかかった河上さんが、「これ焦げてるよ」焦がしてしまいました。

■学んで

 わたしはこのとき、河上さんとチームのみんなに申し訳ない気持ちでいっぱいだったのですが、多くの事を反省と共に学びました。

 卵料理は、火加減が難しいけれど、自分でフライパンを火に近づけたり遠ざけたりして作る。焦げてないか心配になったら、ちゃんと匂いを確認する。一点だけが焼けていくようであれば、フライパンを少し転々と動かして、全体が均等に火が通るようにする。

 学んだことを、チーム内で共有して、どうやって火をしっかり通して焦がさずにつくるかを、一本一本研究しながら、極めていきました。蓋はしっかりしないと、表面を蒸し焼きできないことや、あまりフライパンを動かしていると、生地に空気が入ってしまうこと、フライパンを水平に持たないと、生地の厚みに差ができてしまうことなど、作る過程で一人ひとりが学んだことを、次のだて巻きに生かしました。

 そして、最後の一本。「おぉ!」思わずみんなの口から感動の声が漏れてしまうくらい、綺麗なだて巻きが作れました。優しい卵色で、焼き面も、うっすらと茶色い、綺麗なだて巻きを見ると、救われるような気持ちになりました。

■美しいおせち

 翌朝は、よしえちゃんとさやねちゃんが切るのを手伝ってくれて「きれいだね」「すごい上手にできてる!」と、嬉しそうな顔して切ってくれていて、みんなで頂けるのがとても楽しみになりました。

そしてもう一品。三が日に頂く白菜サラダも作ったのですが、これは大成功です。袋に白菜とニンジン、調味料を入れて、ゴロゴロ転がして混ぜる工程はなかなか体験できないので、新鮮で面白かったし、ゴマ油はとてもいい香りがしました。香りづけのショウガとニンジン、ゴマ油は最後に入れることで風味を生かす、ということも教わりました。

 お重に、みんなが作った料理を詰めていくと、幸せを詰めているように感じました。一品入れると、幸せが増えていきます。お重とはもともと、幸せが重なるようにと、願われて作られたものなのだそう。なのはなのお重は、幸せのお重でした。

今年も、どうか幸せの一年になりますように。