【新春号⑪】「たくさんの家族と餅つき大会&しめ縄作り」みつき

 長かったなのはなのクリスマスムードもついに終わりを告げ、お正月に向けて動き始めました。

 お餅つき大会。みんなが口をそろえて、「お餅つき楽しみだね!」 と言っていて、わたしも密かにこの日を楽しみにしていました。 でも、「お餅をつくだけのイベントに、なぜここまで張り切っているんだろう」ともどこかで思ってしまっていました。

 しかし、その考えはお餅つき大会が始まってすぐに打ち消されました。なのはなのお餅つき大会は大イベントです。なぜなら、つくお餅の量がとんでもなく多いのです。今日は、丸餅を十臼、豆餅を十臼、生餅を三臼つきました。ただつきたてのお餅を食べるためだけに行なうのではなかったようです。丸餅と豆餅は、新年にいただくためのものだそうです。

 わたしは小学生の頃に一度だけお餅つきをしたことがありました。でも、すっかり忘れてしまっていて、「こねが八割、つきが二割」というのを聞いて驚きました。やはり、お餅つきというのもあって、お餅はペッタンペッタンつくイメージが大きかったです。早速、熱々の餅米をこね、つき始めました。この日のために来てくださった、中島さんや永禮さんの杵の使い方はとてもテンポ良く楽々としていて、すぐに餅米がまとまってきていました。

 わたしも杵を持たせてもらってお餅をついてみたのですが、杵は重く感じられたし、力を入れて振り下ろすのが意外と難しかったです。それに、三人組でつくので、「よいしょ!」の声に合わせて順番にやっていくのもなかなか難しくて苦戦しました。盛男おじいちゃんのお話によると、昔、おじいちゃんは三人組でさらに臼の周りを回りながらついていったそうです。

 出来上がったお餅を成形する作業にも参加しました。手早く、きれいな丸餅が作れるかどうか不安でしたが、あゆちゃんが教えてくれた、「お餅を乗せた手の上でお餅をやさしく滑らせる」というようにやってみると、つるんとした丸餅ができて本当にうれしかったです。つきたてのお餅はあたたかくてふわっふわで、いつまでも触っていたくなるような気持ちになりました。

しばらくして、黒豆の入った豆餅がやって来ました。豆餅は、なまこのような形にして保存しておきます。焼いて頂くと聞いて、わたしは初めての豆餅を頂くのが待ち遠しくなりました。

 あれだけあったもち米もあっという間に最後のもち米になり、生餅をつく時間になりました。生餅はこの後すぐ昼食に頂くものなので、責任重大です。わたしは、不安ながらもまた杵を持たせてもらいました。しかし、最初よりもコツがつかめてきたようで力強く息を合わせてできたので、うれしかったです。

 お父さんが仕上げをして、最後の生餅も終了。食堂に行くと、ついたばかりの生餅が並べられていました。エゴマきな粉、あんこ、大根おろしで頂きました。お餅はとってもモチモチでコシがあって、本当においしくてお腹も心も満たされました。味付けもすべてなのはな産のものでできていることも、凄いことだなと感じました。

午後からは、盛男おじいちゃんから教えていただいてしめ縄作りをしました。藁の束をとり、二分割してこするようにしながら時計回りにねじって編んでいきます。編めた縄で円を作り、円のところを留めたら完成です。それを南天や柚子で飾りつけして美しく仕上げました。わたしは、編んでいく作業は見ていると簡単そうなのに綺麗に作るのはとても難しいなと感じました。何度かやっていくうちに、藁の量は思ったより少なめの方が編みやすいとわかりました。

 出来上がったしめ縄をなつみちゃんと一緒に飾りつけしていきました。完成したものを見ると、小ぶりのかわいらしい柚子がいいアクセントになっていました。他のみんなのしめ縄を見ると、凄く小さいサイズのものや二つのしめ縄を合体させたものなど様々で、面白かったです。最後、みんなでしめ縄を校舎に飾りました。

 するとたちまち、各教室の入り口やリビングや玄関がお正月らしくなりました。おじいちゃんが作ってくださったしめ縄を頂いて、校長室の前にも飾りました。おじいちゃんのしめ縄は、きっちりと編まれていて編み目がとても綺麗でした。自分でお正月の飾りを作れてしまうなんて凄いことだなと思います。

 おじいちゃんは門松の周りに飾る縄も黙々と編んでくださっていて、お正月や成人式に門松の前で写真を撮れるのがありがたく、楽しみです。おじいちゃんをはじめ、中島さん、永禮さん、須原さんや河上さんが来てくださってみんなでお餅つきやしめ縄作りができてうれしかったです。なのはなで過ごす初めてのお正月がワクワクして、本当に楽しみです。