【新春号⑨】「盛男おじいちゃんと門松作り」さくら

盛男おじいちゃんに教えていただきながら、門松作りをしました。おじいちゃんの山からいただいてきた太い竹で作りました。はじめに竹を切りました。四十五センチの長さで切りました。

 ノコギリの使い方もおじいちゃんが教えてくださいました。押すときは力を入れずに、引くときに切る。そういうふうに刃が作られているから、そうやって切ったら刃が傷まないと教えてくださいました。こんなに太い竹を切ったのははじめてだなと思いました。白井さんや須原さんが切っているのを見ているときは、軽い力ですっすっすと切れていくけれど、自分がやってみるとなかなか進んでいきませんでした。でもそうやって切り進めて四十五センチの竹が切れたとき、嬉しかったです。のりよちゃんとまよちゃんが、やりやすい方法を見つけたら教えてくれました。

 切れたら割りました。両刃のナタを竹の半分のところにあてて、木槌でナタを叩きました。コーンといって気持ちよく割れました。中が木肌みたいなちょっと朱色が混ざっているような、とても綺麗な色でした。

 八分の一に割りました。割った後、ケーキみたいな節をナタの背で叩いて取りました。ナタが傷つかないように、木の上で叩きました。

 その後、おじいちゃんとまよちゃんが、八分の一に割った竹を編んでいました。おじいちゃんが、力が加われば加わるほど締まっていく編み方だと教えてくださいました。編んだ竹を囲いにして、肥料袋に土を入れたものを中心に入れて、隙間は藁でうめていきました。土台が完成しました。

 次に、中央に挿す竹を、八十センチ二本、百十センチ一本でそれ を二セット、斜めに切りました。須原さんが竹を切るための切りやすい台をあっという間に作ってくださいました。切り始めて切れ込みが入って安定するまでが特に難しかったです。のりよちゃんと交代交代切りました。

 次の日に、おじいちゃんたちが松や花柚子や南天で飾り付けをしてくださっていて、二つの門松ができていました。

 全ての工程が手作業でした。一つひとつの工程が新しい年を迎えるための、とても大切な作業に思いました。

 おじいちゃんが、みんなと過ごすことで長生きができていると話してくださいました。おじいちゃんがいてくださって、門松もしめ縄も、教えていただけることが嬉しいです。