「2人に出会えて」 ななほ

   なのはなファミリーでの成人式。大好きなみつきちゃんとサリーちゃんのお祝いができてとても嬉しかったです。まだなのはなに来て1年も経っていない2人にとって、なのはなの成人式がどういう形で行なわれるのかも予想がつかなかっただろうし、なのはなファミリーで行なわれた第1回目の成人式でとても緊張したと思います。でも、みつきちゃんもサリーちゃんも落ち着いていて、穏やかで、ずっと笑顔が絶えなくて、そんな2人がすごいなと思いました。

 成人式。私はまだ成人を迎えていないのですが、みつきちゃんとサリーちゃんの成人式を一緒に迎えることができて、私も成長させて頂いたように感じます。その成長には、フォト撮影のチームで一緒に喜びを感じたり、成人式を通して、お父さんや2人の話を聞いたからというのも大きいのですが、みつきちゃんとサリーちゃんと今まで過ごす中でもずっと感じていた、喜びや2人を好きな気持ちを成人式を通して、みんなで伝えられたからのようにも感じます。

 2人にお祝いの気持ちを伝えたからと言って、どうして私が成長するのと思うかもしれませんが、一緒に過ごす中での2人の気の使い方が優しくて、気を使いすぎることも無いけれど相手を決して傷つけない。そして、お互い、変に気を遣わずに自然に話ができて、みつきちゃんとサリーちゃんと話していると、私まで優しい気持ちを分けてもらって、心が癒されます。話し方、行動、笑顔ですら、2人は優しくて、無意識の気配りができていて、20歳らしい生き生きとして、でも落ち着きのあるみつきちゃんとサリーちゃんが素敵だなと思いました。

 そして、お父さんとお母さんのお話を聞く中でも、改めて利他心とはどういうことか、お祝いの気持ちの大切さを感じて、まだ未熟で私が思う理想像にははるかに遠いかもしれないけれど、今はその発展途上だと思って、いつか絶対に本当の利他心だけで、もう少し落ち着きのある、みつきちゃんとサリーちゃんのような理想やプライドをしっかりと持った、力強い女性になりたいと思いました。

 成人式当日までの時間、サリーちゃんが来てくれた日、みつきちゃんが来てくれた日から今に至るまでの時間。そのすべての時間が大切な時間になって、今の嬉しさや喜びを私たちに与えてくれているんだろうなと思います。

 

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■3つのテーマに沿って

 成人式のフォトムービー撮影が始まったのは、ほんの数日前。その日から時間が30分しか経っていないようにも感じるし、ものすごく濃くて、楽しくて、1週間一緒に撮影をしていたようにも感じます。それは普段から、サリーちゃんと話をしたり、みつきちゃんと畑に出たり、なつみちゃんも一緒にお風呂に誘われたり誘ったりしているからかもしれませんが、2人と1日中と言っていいくらい、ずっと撮影で一緒に居た時間がとても楽しかったです。

 最初は、2人も(なのはなの成人式って、何をするの?)という所から始まったと思うし、緊張や恥ずかしさもたくさんあったかもしれないけれど、成人式当日には、なのはなの女優さんになっていました。フォトムービーチームは半分以上が子供組。かにちゃんを中心に、まよちゃん、まちちゃん、さくらちゃん、なつみちゃん、ちさちゃん、私、りなちゃんと、その中に入らせて頂けて嬉しかったです。

 テーマは3つ。1つはなりたい自分。2人になりたい自分のイメージを聞いた時、みつきちゃんから「強い女性になりたい」。サリーちゃんから「優しい女性になりたい」と出ました。それを聞いた時、本当に2人は真っすぐで素直だなと思って、2人のムービーを作れるのが嬉しいなと思いました。強い女性と優しい女性ということで、みつきちゃんは黒っぽい衣装、サリーちゃんは白っぽい衣装をベースに衣装考案や背景を考えていたのですが、サリーちゃんのイメージで調べものをしていくうちに、サリーちゃんの気持ちが伝わってきて心が温まりました。

 アジアンホワイトなワンピースや、森の中の妖精のような背景。お花の冠をつけて、真っ白なドレスに、爽やかで温かい笑顔。それはサリーちゃんそのものでした。フォトチームで集まって計画立てをした日の夜、7時20分から、8時半ごろまで2人の衣装考案をしました。事前に、まちちゃんや衣装部さん達が衣装を出してくれていて、「これもいいね」「あ、これも素敵!」と次々と、みつきちゃんもサリーちゃんも衣装を着ていき、その2人が本当に綺麗でした。

 結果的に1時間以上の衣装考案になりましたが、なりたい自分の衣装では、サリーちゃんが真っ白のスカートに花冠。首には丸い大きな宝石が付いたようなペンダント。みつきちゃんが真っ赤なベトナムのワンピースになりました。それがとっても似合っていて、上品で可愛くて、その衣装を着た2人を見ているだけで心がワクワクしました。

 そして、2つ目のテーマの「二十歳の自分」は2人に一番似合う衣装をみんなで考えました。みつきちゃんもサリーちゃんも何回も衣装を着替えたので、少し大変だっただろうなと思うのですが、どれもに合っていて可愛かったです。結果的に、みつきちゃんが貴婦人のような、オレンジ色のドレスにオレンジの大きなお花の髪飾り。サリーちゃんがカラフルなお花が描かれたちょっぴり大人っぽい、黒いワンピースとなりました。それがとっても可愛くて、ついつい、目が2人をじっと見つめてトロけてしまいそうでした。

 3つ目のテーマは少し遊んだ演出で、2人で同じ衣装を選んだのですが、水色とオレンジ色のベトナムの衣装で、2人ともとても似合っていました。衣装考案は予想以上に長引いてしまい、衣装部さんには申し訳なかったのですが、やっぱり衣装を見ると心がときめいて、2人の成人式をなのはなのみんなで、全てなのはなのあるもの、なのはなで作れるもので成人式を1から創っていけるのがとても幸せな事だなと思いました。

 

■フォトムービーチーム

 そして、フォトムービーチームもここからが本番です。衣装考案をした次の日から、成人式当日までの3日間は朝から夕方まで撮影でした。初日は、雪が積もっていたので寒いのですが外での撮影となりました。古吉野前のサザンカの前で、黒と白のドレスを着たみつきちゃんとサリーちゃん。サザンカの緑が、色々な世界観を作り出してくれて、とても素敵でした。女優さんの2人を少しでも暖かい様にと、みんなで銀マットで包んだり、防寒対策もしっかりして、その姿を見ているだけでもお互い暖かい気持ちになりました。

 長靴を履いて裏山へ。みつきちゃんもサリーちゃんもドレスではないけれど、スカートがフワフワとして、妖精さんの様な天使の様な衣装だったので、裏山での撮影をしました。裏山は撮影スポットがたくさんあり、古吉野の田畑が見渡せる場所で布を使った演出で撮影をしたり、山の中に入って幻想的な雰囲気に。雪が積もった道で、少し大人っぽい雰囲気での撮影。どのにいても、どこに立っても、どこから見ても2人が美しく、上品で、清楚で、2人の心の綺麗さがそのまま写真に写されていくように、とても素敵でした。

 

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 それからは室内で図書室や背景を使って、可愛いポーズや布を使った演出での撮影をしたり、2日目はちょっぴり遊んだトランプの世界。ビッグトランプを額縁にしたり、ブロックに見立てて割ったり、背景を地面にはり、2人が横になって写真を撮ったのですが、新しい演出で、とても可愛くて、早く写真が見たいなと思います。かにちゃんも長い間、脚立に乗って撮影していて大変だっただろうなと思うのですが、かにちゃんがカメラマンとして2人に話しかけている姿がカッコイイなと思いました。

 また、体育館にまだらやホワイトなどいくつかの背景を吊って、ドレスでの撮影もできてとても嬉しかったです。フォトムービーチームのみんなと準備をする時間も、みつきちゃんとサリーちゃんに合うポーズを考えたり、2人と話をする時間も、そのすべてが楽しかったです。本当にお世辞ではないのですが、口が開くことに「可愛い」「ああ」「こんなに綺麗な人が存在するのだろうか」と声に出てしまって、撮影中も休憩中も、永遠と2人に「可愛い」とか「本当に美しい」とずっと言っていて、2人は恥ずかしかっただろうなと思うのですが、顔が合うといつも満面の笑みでくしゃっと笑ってくれて、その笑顔が嬉しかったです。

 

 

■世界で1つだけの成人式

 そして迎えた、成人式当日。前日の夜にあゆちゃんとまえちゃんが2人のヘアメイクの練習をしていて、当日の朝も8時からヘアメイクが行なわれました。例年ならば日が昇る前からヘアメイクが行なわれるのですが、なのはなの成人式は少し時間に余裕もあり、2人も焦ることなく、落ち着いて成人式に臨む事かできたんじゃないかなと思いました。とは言うものの、とても緊張したと思うのですが、2人に手を振ると、とっても嬉しそうに手を振ってくれて、2人の透明感のある穏やかで、素直な笑顔を見ると私の心も清くなっていくのを感じました。

 午前中、2人の着付けが終わるまでの時間はリビングでお父さんのお話を聞かせて頂きました。「あと、10年が勝負」。地球温暖化が進んで、あと10年間の間に二酸化炭素の排出量を減らさなければ、もう地球は無くなってしまうかもしれない。というよりは、人類が生きられなくなってしまう。

 異常気象でシベリアや南極の氷が解けて、永久凍土が永久凍土ではなくなってしまう。去年1年間で溶けたグリーンランドの氷の量を、東京都に流し込むとしたら、高さ800メートルにもなると聞いて驚きました。それが、1年間。あと10年続いたら、高さ8000メートルになるだけじゃなくて、永久凍土に眠っていたメタンガスが出て、海の生き物も生きられなくなり、私たちも生きられなくなってしまいます。

 二酸化炭素を減らす為に、自分達ができる事は何か。それは私たちが苦しんだ理由とも重なる部分があると思うし、私たちに与えられた使命のようでもあると思いました。今の時代、次世代を生きる私たちには、できることがたくさんあります。それは年齢に関係がありません。「地球を救う、世界を救う」という言葉はもう大げさではないとお父さんが話して下さったように、私ももっと深刻に考えたいと思いました。

 世界中の人が二酸化炭素を出さないように考えて、工夫をしたら、あっという間に二酸化炭素の排出量も少なくなると思います。でも、「私くらいいいかな」「1人くらい」と思っている人がいると、いつまで経っても二酸化炭素が減ることは無いようにも思います。これは二酸化炭素だけの問題ではないと思うし、「1人くらいいいかな」という考えは、目の前の人もまだ見ぬ誰かのことも傷つけて、裏切ることになるように感じました。

 究極の利他心は、世界をすくうこと。世界をすくう為に自分は何ができるのかを考える事と教えて頂きました。私ももっとスケール大きく生きていきたいし、常に先を見て、前を向いて、諦めないで生きたいと思いました。また、自分がどう生きたいか、どんな仕事をしたいかも最近、少しずつ具体的に明確になってきていて、まだ見ぬ誰かの為にもっとちゃんと生きたいです。

 

 そしてあっという間にお披露目の時間となりました。朝から村上さんに、なのはなの大人スタッフさんの河上さん。ひでゆきさんとあゆみちゃんも来て下さって、なのはな成人式が行なわれました。みつきちゃんとサリーちゃんがリビングに入ってきた時、思わず「わー」と言って、魔法にかけられたかのように自分の身体が宙に浮いたような気持ちになりました。その位、上品でとても迫力があって、本当に似合っていました。

 みつきちゃんの振り袖はオレンジがベースの日本らしく、黒やオレンジ、金色の帯がとても上品で、高貴な雰囲気がありました。みつきちゃんはオレンジが好きと言っていたので、オレンジの振り袖をお父さんとお母さんに選んでもらえて嬉しそうだったし、本当にみつきちゃんらしい振袖でした。

 サリーちゃんは紫色の優しい振袖でした。紫と白の振り袖に、シルバーのパステルカラーのお花が書かれた帯は、とても清楚で大人っぽくて、サリーちゃんの瞳ととても合っていました。サリーちゃんの髪飾りにはピンクのお花に白い真珠のようなお飾りが付いていて、光沢のある帯や髪飾りに、落ち着いた紫色の振り袖が美しくて、とても可愛かったです。

 本当に2人に合った振袖や帯、飾り紐を選べるお父さんとお母さんがすごいなと思うし、お父さんとお母さんだから、2人に合った振袖を選ぶ事ができるのだろうなと改めて思いました。なのはなのみんなに似合うもの、一番合っているものを、成人式以外でも、夏の浴衣やイベントなどの衣装や正装。お父さんとお母さんに選んでいただけると、「あ、私はこの色が合うんだな」と客観的に分かってとても嬉しくなります。あゆちゃんも言っていたように、お化粧も誰かにしてもらうことがあまり無いのですが、成人式のお話を聞いて、今のその人に合った色や形などを選べるお父さんとお母さん、あゆちゃん達がすごいなと思って、自分の事を自分以上に理解してくださっている家族がいることはありがたいことだなと思いました。

 

 そして、私たちの拍手とともに、成人を迎えるみつきちゃんとサリーちゃんがレッドカーペットを歩いて席に向かいます。なのはなファミリーの体育館が会場になって、赤と白で可愛く飾られた体育館は、どこの会場よりも暖かく、華やかでした。みんなでなのはなファミリーのオリジナル曲『桃の唄』の斉唱をして、桃の唄の歌詞が私の心にも重なって安心したような気持ちになりました。

 「私は道に迷っていた 信じるものを無くしてた」から始まって、「私も咲かせてみようかな」。とてもなのはなの成人式に合ったオリジナル曲だなと改めて感じました。お父さんのお話も聞かせて頂き、成人をするということはもう子供ではないと認めて、大人としての責任と教えて頂きました。「5歳の子には5歳の子の責任がある、10歳の子には10歳の子の責任がある」、年齢に関係なく誰にも責任はあって、その責任に合った礼儀や人との関わり方、言葉使いもあります。私も改めて、15歳としての責任や在り方を考えたいと思いました。

 また、「あと10年が勝負」というお話ももう一度話して下さり、あと10年後私は25歳だけれど、それまでに私たちには大げさかもしれないけれど、世界をすくう役割があるのだと思いました。ウィンターコンサートのセリフであったような事が今、現実に起きています。「人間が優しく生きていると、地球は喜ぶ。しかし、人間が強欲になり、我儘放題になり、モラルをなくすと、地球は怒るんだ」その言葉が強く印象に残っていて、このセリフが深い意味でたくさんの人に伝わったらいいなと思います。地球温暖化も、異常気象も、全て元は人間の行いが関係していて、だからもっと地球を大切にしたら、地球もあるべき姿に戻るのだと思います。

 お父さんが祝辞で話して下さったことが、世界中の人に伝わったらいいのになと思ったし、私たちはイベントやウィンターコンサートをする事で、少しでも多くの人にそれを伝えることができると思うと、とても力が湧いてきました。成人式で、村上さんや河上さんの祝辞も聞かせて頂いて、なのはなを好きでいて下さり、支えて下さる方が居るのがとても嬉しいなと思いました。

 

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■2人の謝辞

 みつきちゃんのサリーちゃんの謝辞に涙が出ました。2人の素直な気持ち。純粋で真っすぐな気持ちが伝わってきて、なのはなの事を心から好きでお父さんとお母さんを信じる2人が綺麗だなと思いました。なのはなに来て、こんなにみんなにお祝いして頂いて感謝の気持ちでいっぱいですと言う2人の言葉が、私にも真っすぐに伝わってきました。なのはなに来て、優しい人たちに出会えて、私も優しくなりたい。成人を迎えて、これから自分に与えられた役割を精いっぱい果たしていきたい。そのような事を、2人が祝辞で話してくれて、1つ1つの言葉に涙が出てきました。

(2人がなのはなに来てくれて本当に良かった。2人と家族でいられて嬉しい)
 抽象的だけれど、言葉にできない嬉しさや暖かさを感じて、本当の2人のこともなのはなのみんなの事も大好きだなと思いました。なのはなの子は本当に来るべくして、私たちとも出会うべきして出会ったんだということを実感しました。

 

■お祝いの気持ちで

 式の最後はみんなでレットカーペットの横に列を作り、2人の花道を作りました。振り袖姿で歩く2人の凛として、でも力強く上品な笑顔はとても素敵でした。(私も、みつきちゃんとサリーちゃんのような心優しい、素直な人になりたい。常に正直で、真っすぐに生きよう)、そう心から思いました。式が終わった後は、記念撮影を回したり、私はまよちゃんとムービーの方で動かせて頂いたり、昼食までの時間はお父さんとお母さん、あゆちゃんとりゅうさんと成人を迎えた2人の写真撮影がありました。

 お客様玄関の『なのはなファミリー』と書かれた木の看板の前で撮影。お父さんのとても嬉しそうな笑顔を見ていると、私も飛び跳ねたくなる位嬉しかったし、みつきちゃんとサリーちゃんの晴れ着姿と良く晴れた快晴の天気がとても合っていて、キラキラと輝いていました。玄関下の門松の前でも、お父さんとお母さん、2人の嬉しそうな笑顔に私まで誇らしくなるような、ものすごく嬉しい気持ちを共有してもらって、こんなに素敵なお父さんとお母さん、家族がいて私は幸せだと思いました。

 午後からの撮影では、最初に那岐山をバックに写真を撮りに出かけたのですが、予想外の風で十数分で引き返してきました。とても風も強く寒かったのですが、2人が笑ってカメラに顔を向けている姿が美しかったし、ムービーチームのみんなと銀マットで風よけをしたり、髪形や振袖を整えたり、みつきちゃんとサリーちゃんも「眩しい」「ああ、風が」と言いながら、本当に楽しそうに笑っていて、その姿が嬉しかったです。

 

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 古吉野に戻ってからはお父さんが撮影をしてくださり、正面からや少し斜めを向いている写真。見返り美人や羽子板に、つるしびなに傘。何種類もの演出でみつきちゃんとサリーちゃんの写真を撮りました。本当に2人の凛とした笑顔も、恥ずかしそうに笑う表情も、嬉しそうな笑顔も可愛くて、「ああ、私チョコレートのように溶けちゃいそう」と私が言うと、「ああ、私はキャラメルの様だ」とまちちゃん。みつきちゃんに、「ねえ、本当にななほちゃんの褒め言葉辞書が欲しい」と言われてしまう位だったのですが、そのみつきちゃんの笑顔が本当に好きだなと思います。

「ああ、ポケットの中で持ち歩きたい位可愛い」「ああ、本当に素敵だ」とみんなと言ったり、無意識に、「可愛い」「素敵」「こっち見て」と言ってしまう位で、本当に世界中の人に伝えたい位、みつきちゃんとサリーちゃんが可愛いです。私も、2人の側にいさせて頂いて、みんなの中で癒されていくような、あるべき心を教えてもらっているような気持ちに何度もなりました。お父さんが撮影している姿もとっても嬉しそうで、お父さんが目をキラキラさせて、歯を見せて笑っている姿が、私も恥ずかしくて中々お父さんの方を見られなかったのですが、お父さんの笑顔が好きだなと思います。

 お父さんの写真も早く見せて頂くのが楽しみだし、ライトやレンズのことも改めて教えて頂けて嬉しかったです。私はあまり一眼レフのカメラを使うことは少ないのですが、私もちゃんと使えるようになりたいなと思うし、お父さんやかにちゃんのようなカメラマンになりたいなと思います。お父さんが一通り、2人の撮影をして下さた後、「じゃあ、撮影楽しんで」と言っていて、後半も時間いっぱい撮影したり、座っている姿や小物。最後はムービーで抱負や感想も撮りました。

 みつきちゃんとサリーちゃんの抱負や感想を聞かせて頂いて、2人の強い気持ちや、ちゃんと生きたいという気持ち。優しくて感謝の気持ちでいっぱいで、なのはなの事が大好きな気持ちが嬉しかったです。2人がどんどんなのはなで癒されて、なのはな色に染まっていく姿を見ていると、私も心を正されると同時に、2人からたくさん力を貰って、私の心もどんどん綺麗になっていくのを感じました。2人の笑顔、存在に救われて、みつきちゃんとサリーちゃんの成人式を通して、私も成長させて頂けて有難かったです。

 最後、夕食前ギリギリになってしまったのですがまちちゃんも来てくれて、2人の着替えををしました。振袖の帯がとても長くて驚いたのですが、本当に似合っていて可愛かったなと思います。もう、この振袖を着る機会はないのかと思うと、私が寂しくなってしまい、ずっと着ていてほしかったのですが、帯やひもなどたくさんの小物を一緒に外して行くと、みつきちゃんとサリーちゃんが「ああ、スッキリした」と笑っていました。この3日間、ずっと撮影をしていて、今日は朝から振袖を夕方まで着ていて、とても疲れただろうし、大変だっただろうなと思うのですが、2人がいつも笑顔で、改めて笑顔で居ることは優しい事だなと思いました。

 何度も何度も、「ななほちゃんが居てくれて良かった」「ななほちゃんがムービーのチームにいてくれて助かったよ」と言われて、私は特に何かしたわけではないのですが、2人がそう言ってくれて嬉しかったです。私も、2人の姿に色々と学ばせて頂いて、言葉にできないあるべき姿や、こうなりたいという気持ちが自分の中でもたくさん生まれました。まだ未熟で、こうなりたいという女性には程遠いのですが、成人式をお祝いさせて頂いて、心の変化がとても大きかったです。そして、ただみつきちゃんとサリーちゃんが居てくれるだけで嬉しくて、2人の存在に救われて、希望を貰いました。

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■大切な日

 夜にお父さんとお母さんのお話を聞かせて頂けて嬉しかったです。「ちゃんと親離れ、子離れができていなかったら妬みや競争心を持ってしまう」。私はなのはなに来る前、無意識のうちに競争の価値観で染まって、競争が嫌いだったけれど、その競争の価値観から逃げ出すことができない環境にいました。それがなのはなに来てからも続いていたと思います。私は成長が遅くて、みんなに迷惑をかけてばかりで、優しくないなと思うのですが、ようやく最近、ものすごく自分の心が変わっているのを感じます。

 なのはなに来てからグーンと心も身体も癒されて成長したのに、ここ1年くらい自分の中では心の成長が止まっているような不安があったのですが、去年の秋ごろからまた心が動き出して、ものすごく生きやすくなっているなと感じます。年齢的な問題で少し安定してきたのかもしれないのですが、競争の価値観や妬みが綺麗に自分の中から無くなって、1人1人の事が心から好きです。成長が遅いし、気が付くのも遅いし、まだ完全に私は心が自立・独立していないのかもしれないけれど、どんどん生きやすくなっていって、人間関係もとりやすくなっていって、自己否定や被害感情も無くなっていって、とてもありがたいなと思います。

 そして、誰かに頼りすぎたり、1人を強く孤独に思って悲劇のヒロインになるのではなく、自立・独立しても怖くない、寂しくないような強い気持ちと心を作っていきたいです。私はまだ理解が追い付いていなかったり、今の自分には分からないこともあるけれど、なのはなの子としてのプライドがあるから、どこまでも真面目に精いっぱいで生きていきます。

 お父さんとお母さんが、「未来のことはだれにも分からないのだから、思いっきり素敵で良い未来を想像したらいい」と話して下さり、今や過去にとらわれず、どこまでも希望のある未来をイメージして、その未来に向かって、今自分が何をするべきなのか具体的に考えて行動したいです。私はもっと深い人間になります。その場に合った空気を作れるようになって、自分の言葉や行動にも責任を持ちます。また、競争心や自分の歪んだ心をちゃんと自覚して、利他心の気持ちだけで生きていきます。

 みつきちゃんとサリーちゃんの正直さや素直さ、透明感のある真っすぐさにたくさんの事を気づかせて頂いてとても大切な日となりました。2人がこれからもっと、なのはな色に染まって、楽しい事や生きがいもどんどん増えていくんだろうなと思うと嬉しいです。2人の成人式をお祝いさせて頂く事が、みんなの財産になって、なのはなの子としてのプライドになって、私たちにとっても節目の一日となりました。フォトムービーチームに入っていてもいなくても、みんなで飾りや成人式を作って、みんなでお祝いできた時間が嬉しかったです。
 本当にありがとうございました。

 

 

◆感想文メニュー◆

「優しさにつつまれた、なのはな成人式」 サリー

「なのはなに出会って」 みつき

「あるべき家族の在り方」 やよい

「本当の意味での自立を」 ゆりか

「大切な人を守れる大人に ――成人式で感じた自分の役割――」 ゆい

「2人に出会えて」 ななほ

「未来の誰かのために」 ひなの

 

 

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