1月15日(金)「これからの1年へ願いを込めて ――とんど焼き」

1月15日のなのはな

 午前中は白大豆の選別をしてから、後半にとんど焼きをしました。
 とんど焼きという言葉は、なのはなに来る前は聞いたことがありませんでした。地域によって呼び方が変わってくるのですが、ドンドン燃やす、という由来から来たという説がある、とゆいちゃんが教えてくれました。
 お正月2日の書き初めで書いた習字や、おじいちゃんが教えてくださって作ったしめ縄や門松を燃やしました。
 お正月気分に終わりとけじめを付け、次に進む心構えができた気がして嬉しかったです。

 

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 書き初めではみんな「有情」という字と自分の今年の抱負を書きました。私は「開花」。今年は今まで溜めていた不安や恐怖など、頭の中の靄を綺麗に整理し、本来の私の能力や様々な力、私の良いところを開花させる年、ということで「開花」を書きました。
 みんなの中では「脱皮」や「未来」「利他」「勇気」など色んな綺麗な字で書かれた抱負がリビングに飾られていました。その字を全部集めて一斉に燃やしました。
 まずはお飾りを燃やしてから一人ひとりが自分の字を炎の中に入れていきます。とんど焼きの火にあたると1年を健康に過ごせる、燃えた字が灰になって空に舞い上がると、字が上達するということでした。

 

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 私が自分の字を炎の中に入れるときは少し緊張しました。どうか今年は開花できる年になりますように。熱い火の煙が目に染みた。肺がお飾りが燃えた煙でいっぱいになりながらも、私の字を炎の中へいれました。一気に火が字を包み込み縮んでいきました。そしてヒラヒラと小さな灰が空に向かって舞い上がりました。よかった。今年はいい年になる。本当に嬉しかったです。
 
 自分の不安や恐怖があの小さな灰としてどこか遠くへ飛んで行くのを想像しました。全員の字の灰が舞い上がる事はありませんでしたが数人のは飛んで行き、飛んで行かなかった人達はそれを見て笑顔を浮かべたり歓声などが聞こえてきたり、みんながみんな舞い上がらなくてもみんな嬉しそうで、幸せそうで、みんなの今年はいい年になるといいです。

 最後に燃え切ったお飾りや字の灰をおでこにつけました。夕方になった今でもまだその黒い墨がおでこに残っています。病気のない健康な一年になるという意味が込められているそうです。

 

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 本来はおでこだけにつけるそうなのですがななほちゃんが私に向かってかわいい笑顔を浮かべて駆け寄ってきて鼻に墨をつけて来ました。ななほちゃん自身も鼻に少し灰がパラパラと奇妙なそばかすのようについていて2人で笑い合いました。とても嬉しい時間でした。今年は伝統的なお正月を過ごせてとても嬉しかったです。ですが、また気持ちを切り替えて明日から頑張っていきたいです。
 
(サリー)

 

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 園芸部は、花の苗が余って、困っていました。花壇はもう満員。行く先のないパンジー、ノースポールの小さな苗が、古畑ハウスの中で、しっかりとそれぞれの一番花を咲かせていました。
 ピンク、赤、紫、青、オレンジ、黄色……。鮮やかな苗たちは、その小さな顔でこちらを見上げ、無条件で愛されることに何の疑いも持たない純真さを、賑やかに投げかけてきました。
 駐車場前花壇にも、中庭にも、行き場はなくなってしまったけれど、今日はプランターに植え付けられることが決まっているので、よしよし、おいで、と可憐な苗たちをハウスから取り出し、準備にとりかかりました。

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 灰色がかった鉢には、やはり、白いノースポールと淡いブルーのパンジーで寒色系にまとめてみようか……。素焼きの鉢には、黄色とオレンジの組み合わせに、反対色の紫を入れようかどうか、など、土を触りながら原始的な楽しさを感じ、更に、創作する楽しみも味わえる作業でした。
 今年は、クリアレモンと、ブルーインプという淡い花色も育てています。爽やかな色味が加わり、これからの花壇が演出されるのが楽しみです。

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 出来上がったプランターは、お客様玄関周辺と、中庭のいたる所に散りばめられました。春になって、こんもりと茂る鉢植えが楽しみでもあり、今の愛らしい赤ちゃんの、花だけは一人前の顔をした苗を、ずっと見ていたいようにも感じました。

(さとみ)