「大事な心得」 なつみ

1月11日

 午後に、あんなちゃんが桃の勉強会を開いてくれました。
 事前に用意してくれた資料には、四季に分けて、桃の木の状態や必要な手入れと方法、時期と注意点とが簡潔に分かりやすく書かれていて、大事なところは赤字、専門的なところは緑の字で表記してありました。

 きっと伝えたいことは3時間では足りないくらいにたくさんあるはずなのに、何も知らないわたしたちが、初日で全体を掴めるよう、要所のみを切り取って作られた資料を見てると、あんなちゃんの深さを感じて、頭が下がりました。

 特に印象に残ったのは、あんなちゃんの桃への思いやりです。
「教科書通りに剪定することが大事なのではなくて、桃に気持ちを沿わせて桃が無理なくいい桃ができるように手を入れてやるのが、剪定(その他の作業)の大事な心得」
 あんなちゃんは、桃を木という物質的なものでなくて、心のある生き物として見ているように感じました。野菜作りも同じなのではないかと思います。マニュアルにあるから、暦にあるから作業するのではなく、作物が求めているから行うのだと、大事な心得を学びました。

 まだ確立できていない、桃作業もあり、お父さんは具体的にどうやって改善していくのか、今ある案を話してくださいました。また、今日、勉強会に参加した人、全員があんなちゃんと同じスピード感と質と容量を得て、もっといい桃を作れるようになったら、きっとこれからの農業に貢献できると、希望を話してくださって、わたしも、手先は器用でないけれど、できるところで全力を注げたらと、桃の力になれることがとてもうれしかったです。

 また、半日取って、今度は実際に桃の木を見ながらの勉強会があるみたいで、しっかり、学んで、お父さんの希望がかなえられるように力を尽くしたいです。
 勉強会に参加させてもらえて、また、大事な心を教えてもらえてありがたかったです。
 ありがとうございました。

 お父さんに触発されて、さっそく脱出記を読み始めました。
 まだ判決が出たところなのですが、「やめて!」と言いたいくらいに牢での拷問がひどくて、でもそんな拷問に負けずに、生きることを諦めない主人公の執念とでもいうのか、粘り強さを感じると、自分が本当に、どれだけ甘えて生きているのか痛感して、(もっと本気で生きなければ)と思います。
 まだまだ話はこれからで、どうなっていくのかわからないのですが、寒さや痛みに負けずに読んでいきたいです。

 今日も1日ありがとうございました。おやすみなさい。