「心の軸」 りな

1月10日

 今日は、いよいよみつきちゃんとサリーちゃんの成人式の日。私は、みつきちゃんとサリーちゃんの成人式フォトムービー撮影班の1人として、これまで成人を迎えるみつきちゃんとサリーちゃんのそばに居させてもらいました。大好きな2人を、こうした役割でお祝いできることが嬉しくて、撮影班に入らせてもらえたことがとても嬉しかったです。
 
 撮影班には、大きな果たすべき使命があります。それは、みつきちゃんとサリーちゃんの輝いた笑顔、輝いた姿を、ムービーとして残すこと、成人を迎える覚悟や心構えを伝えるようなムービーを作ることです。みつきちゃんとサリーちゃんの家族だからこそ、撮れる笑顔があると思うし、伝える想いがこもると思います。

 成人式を迎えることは、みつきちゃんとサリーちゃんにとっても、私達にとっても節目になります。成人式を迎えるまでの過程、みつきちゃんとサリーちゃんの緊張感が伝わってきて、私も2人と同じ緊張感でいたいと思いました。2人の家族として、心から、お祝いしようと思いました。

 撮影班の一員のなつみちゃんとまよちゃんは、ビデオ担当、かにちゃんやちさとちゃんがカメラ担当で、当日の写真を撮ってくれました。なのはなのみんなが飾りつけをしてくれた体育館が会場で、なのはなの家族みんなでみつきちゃんとサリーちゃんの成人をお祝いする、気持ちが一体となったことがとても嬉しかったです。

 当日の朝は、あゆちゃんやまえちゃん、ゆいちゃんが、みつきちゃんとサリーちゃんにヘアメイクをしていました。みつきちゃんは水引の飾りのような、和風の鮮やかな髪飾りを付けていました。サリーちゃんは、ピンク色の梅のような小さな花が散らばった髪飾りを付けていました。2人とも、本当に綺麗で可愛くて、とても式が楽しみになりました。
 
 2人の振り袖姿のお披露目を待っている間に、お父さんが集合のお話をしてくださりました。それは、地球温暖化のお話でした。オーストラリアの森林が、1年で日本の国土の1.7倍の面積が焼失していること、グリーンランドの氷が溶けた容積は、東京都23区が800メートル沈む体積と同じことを教えて下さりました。信じがたいぐらい今、現在も地球温暖化は進行しているんだなあと知りました。本当に危機的な状況だと思います。
 
 なぜ、こんなに深刻な状況だと分かっていても、二酸化炭素の排出を止められないのか、ガソリン自動車を作り続けるのか。それは、スケールが狭いからなんだと、お父さんが教えて下さりました。スケールが狭いと、自分の利益しか考えられない、あるいは身内のことしか考えられなくなります。だから、地球の問題よりも、自分を大切にしてしまいます。でも、それは絶対に間違っていると思います。私達は、この欲にまみれた、競争が渦巻く世界で傷ついてきたからこそ、もうそんな生き方はできないです。スケール大きく、地域を超えて、国を超えて、地球全体を考えられる、地球を守ることに身を尽くす生き方こそ、私達の生きる道なんだと思いました。

 でも、今の私ではまだまだスケールが小さく思います。でも、きっと使命を果たすことが出来ると願ったならば、求め続けたならば、強くなれるような気がします。それに、今は一人ではありません。同じ目標を持って、突き進んでいく仲間が、私の周りにはたくさんいます。その仲間となら、きっと叶えられる気がします。志を強く持って、進んでいきたいです。

 待ちに待った、みつきちゃんとサリーちゃんの振り袖姿のお披露目です。最初に登場したのは、みつきちゃん。本当に、息をするのを忘れてしまうぐらい綺麗で上品で、日本のお姫様のようでした。続いてサリーちゃん。サリーちゃんも、本当に綺麗で美しくて、すらっと背の高いサリーちゃんはとても華やかでした。みつきちゃんは、鮮やかなオレンジ、サリーちゃんはおしとやかな紫色の振り袖でした。2人とも、本当によく似合っていて、振り袖姿を見ただけで、心が満たされていきました。

 そのまま体育館へ移動し、式が行われます。新成人の2人が、レッドカーペットの上を歩いて、入場しました。みんなが、大きな拍手で迎えました。
 開会宣言の後は、『桃の唄』斉唱でした。桃の唄の柔らかな伴奏が聞こえてきて、みんなで歌詞カードを持って、歌いました。
 歌詞には、桃作業の1年が書かれていました。でも、そのなかに、桃の大きな存在だったり、桃に対する優しさがたくさん描かれていました。桃の唄の歌詞を読んでいると、涙が溢れてきそうでした。桃の唄を、なのはなファミリーの基盤となる曲として、これからも歌えることが嬉しいなあと思いました。

 お父さんの祝辞が、とても印象に残っています。地球温暖化をこのまま続けていたら、私達がまだ生きている間に地球が滅亡してしまうこと、それを食い止めるには、あと10年にかかっていることを、教えて下さりました。新成人の2人の、背筋の伸びた姿勢に、これからの勇気や覚悟を感じたような気がしました。

 心の軸をどこに定めるか、それによって考え方は違ってきます。心の軸を地球の広さで定める生き方、そんな生き方をする人たちがたくさん出てきたならば、きっと地球は良い方向に向くはずです。お父さんは、私達が、そんな生き方を貫く人になっていくんだと話して下さりました。とても、お父さんのお話に勇気と希望をもらいました。一本道が見えたような気がしました。
 新成人の2人なら、きっと今日のお父さんのお話を胸に抱いて、真っ直ぐ真剣に突き進んでくれると思います。2人の存在が、とても尊くて希望に溢れて見えました。

 来賓祝辞では、振り袖を着付けて下さった村上さん、河上さんがお祝いの言葉を話してくださりました。来賓席には、ひでゆきさんとあゆみちゃんと、たけちゃんの姿もあって、たくさんの人がみつきちゃんとサリーちゃんの成人式に来てくださっているのがとても嬉しかったです。

 新成人からの謝辞では、みつきちゃんとサリーちゃんからの、謝辞の言葉と決意を話してくれました。みつきちゃんの希望のある決意を聞いたり、なのはなのみんなのことが大好きな気持ちを聞いて、目の奥がジンと熱くなりました。サリーちゃんの、真っ直ぐな気持ちや、大人になるのが怖い気持ちもあるけれど、お父さんとお母さんを信じて、優しく生きていく決意を聞いて、涙が溢れてきました。みつきちゃん、サリーちゃんと出会えたこと、家族になれたことが幸せだなあと思いました。式いっぱいが、暖かい空気で満たされていました。みつきちゃんとサリーちゃんがなのはなファミリーの希望です。2人の成人式を、なのはなファミリーで挙げられて、みんなでお祝いできたことの嬉しさがこみ上げてきました。

 全員で、振り袖姿のみつきちゃんとサリーちゃんを囲むようにして、記念撮影をしました。とても幸せなひと時でした。
 新成人退場で、みつきちゃんとサリーちゃんがレッドカーペットの上を歩いて退場しました。みんなで花道を作って見送りました。入場の時から、2人の姿勢がぴんと伸びていて、退場の時も、背筋を伸ばして、一歩一歩踏みしめるように退場する姿に、とても勇気をもらいました。

 昼食は、みんなでおめでたい鯛を頂いて、みんなで成人式の暖かい気持ちを話しました。

 午後からは、みつきちゃんとサリーちゃんは振り袖姿の撮影です。みつきちゃんとサリーちゃんが、お客様玄関の扉を開けて出てくる姿が、とても美しくて綺麗で、ずっと見ていたいと思うぐらいでした。 

 はじめに向かったのは、那岐山が見える田畑が一面に広がる道路での撮影です。那岐山の山頂に白い雪が積もって、輪郭がはっきりと見えていて、とても綺麗でした。その山をバックにした撮影は、スクリーンを背景にした撮影よりも、とてもスケールが大きくて、清々しくて、振り袖姿の2人もより美しくさわやかに見えました。
 風が強くて、肌を刺す寒さも残っていて、撮影は少し難儀していました。でも、みつきちゃんとサリーちゃんが、ずっと笑顔で、撮影するかにちゃんや私達の気持ちに沿おうとする優しい気持ちが伝わってきて、心が暖かくなりました。

 体育館での撮影は、お父さんが来てくださって、写真を撮ってくださりました。お父さんが、みつきちゃんとサリーちゃんの一番美しい写真を求めて、お父さんも笑顔になって撮っている姿が、とても嬉しかったです。みつきちゃんとサリーちゃんも、目をキラキラ輝かせて、お父さんを見つめている姿が、より一層綺麗に見えました。

 常陸てまりや、羽子板、傘、水引の飾りなど、小道具を使っての写真も、お父さんが撮ってくださりました。ひな祭りの時にかざる、吊るしびなに、お父さんの産着で作られたものも入っていると教えて下さったりして、とても楽しかったです。みつきちゃんとサリーちゃんが、傘を持って、振り返っている姿や、吊るしびなのオブジェを持って、首をかしげている姿など、可愛くてキュンキュンしてしまいました。
 
 5時の鐘もなり、最後に、成人の抱負と今日の成人式の感想を話すビデオを撮りました。体育館内が、しーんとします。その中での、抱負を言うのはとても緊張することだったと思います。でも、みつきちゃんとサリーちゃんが、真剣にカメラに向かって決意を話している姿は、とても優しく、勇ましく、綺麗でした。

 午後のはじめから、長い間撮影を続けていたので、みつきちゃんとサリーちゃんはとても疲れているんじゃないかと思います。でも、そんな疲れを周りの人に一切感じさせず、上品に美しく、最後までいてくれたみつきちゃんとサリーちゃんに感謝の気持ちでいっぱいです。最後に、「ありがとうございました」と、みつきちゃんとサリーちゃんが感謝の気持ちを伝えてくれて、私達も、みつきちゃんとサリーちゃんに、ありがとうの気持ちを伝えました。みつきちゃんとサリーちゃんを、みんなで暖かい気持ちでお祝いすることが出来て、とても幸せでした。みつきちゃんとサリーちゃんの成人式フォトも、これから完成になると思うと、まだ楽しみが残っていて嬉しいです。みんなで、フォトムービーを見られる日が楽しみです。

 夜の集合のお父さんのお話も、とても心に残るお話でした。それは、親離れをする、ということです。これまでずっと甘やかされてきた私にとって、お父さんの言葉はとても胸を打ちました。寂しさには、ロンリネスと、ソリテュードとインディペンデントがある。この3つの言葉は、どれも、1人きりだけれど、意味が全然違うことを教えてもらいました。親離れする、ということは、独立するということです。でも、それを寂しがったり、誰かにすがったり、すねたりすることは、本当に自立したとは言えません。私には、まだロンリネスのような甘えた気持ちが残っていると思いました。甘えを捨てて、本当に自立して、誰にもすがらずに生きていくというのは、依存を断ち切るということ。欲や競争心が渦巻いた価値観を捨てるということ。お父さんのお昼のお話や、夜のお話を聞いて、自分自身にも決心がつきました。ちゃんと自立して、地球を守れるような強い志を持って、利他心を常に心に落とし込んで生きていく。それが、私達の使命なんだと思います。

 今日1日、みつきちゃんとサリーちゃんの成人式をなのはなのみんなでお祝いした時間が、とても幸せな時間でした。みつきちゃんとサリーちゃんが、なのはなを大好きでいてくれる気持ち、なのはなの家族みんながみつきちゃんとサリーちゃんが大好きな気持ちが溢れていて、こんなに暖かい成人式は、なのはなファミリーにしかないなあと思いました。みつきちゃんとサリーちゃんの節目の日として、そして私達にとっても節目の日になって、また新しいスタートを切っていけるのが嬉しいなあと思いました。