「心のエンジン」 ゆきな

1月4日

 ・紅白歌合戦から見えたこと

 紅白歌合戦の準備期間から本番までジェットコースターに乗ったように、早くあっという間でした。

 ・えりさちゃんとイメージ

 私は、えりさちゃんチームで『ボヘミアン・ラブソティー』を歌いました。
 都合により、初めは4人と少ないチームです。初日は、案がかたまらず、迷走しながらその日が終わり、切羽詰まった状態でした。次の日、えりさちゃんは「紅白の神様が降りてきた!」と話してくれてそこからグッと動き出しました。不思議な世界観で、面白おかしく、私が考えると、真面目で固いものになってしまうので、そんな内容を書けるえりさちゃんが格好良かったです。そういう固い考え方をもっと柔軟にしたいと思いました。

 えりさちゃんがものを作るとき「イメージがあるんだ」そう話していました。
 新年ライブのとき、お父さんはどれくらいイメージを持てるかが大切だよ、と話してくださいました。イメージしたらそれは叶うのだよ。いつか、お母さんが話してくださいました。イメージ力。それをどのくらい具体的で色鮮やかに持てるか、それってもの凄く尊いことなんじゃないかとえりさちゃんが話していたときにふと思いました。

 目標も、演じることも、野菜を作ったり、演奏したり、全てイメージ通りになる、イメージ通りに伝わる。今の自分はイメージした自分の姿。
 私にとって足りないことは、いかに具体的で、確かなイメージを持つかということ。意識することが1番だと思うし、小説を読むこと、それは私を作るための1番の近道ではないか、と思いました。

 ・ボヘミアンず

 「ボヘミアンず」は、当日までバタバタしました。うまく力になれただろうか、という気持ちもあるのですが、できるだけ前向きにいようと思いました。バンドメンバーは曲を切った部分もすぐに対応してくれました。解読をして、そのチームが1番輝けるようにと考えてくれることが有り難かったです。

 本番は今までの紅白歌合戦より緊張しました。それでも、自分から離れたなにかを表現しているとき、自分の皮がむけていくようにパッと目が開きやすくなって、心も動きやすくなります。そういう感覚、もっと意識できるようにしたいなと思いました。

 えりさちゃん、まことちゃん、まつちゃんとボヘミアンずが作れて、自分の足りないところ、みんなの好きなところ、支えられているところが分かって嬉しかったです。私はこのボヘミアンずになることは必然的で、困難はあっても元からそのメンバーになることは決まっていたように思いました。それに、へんてこりんな人たちだけれども人情味が深くて、心豊かで、情緒があるボヘミアンずをどこにいっても私たちのなかで守っていきたいように思いました。

 私が歌う「グッバイ 過去の自分 脱ぎ捨てて 寒いけど こころは 燃えている」という歌詞はえりさちゃんとまっちゃんが考えてくれました。私をイメージして作ったのかは分からないけれども、そういう歌通りに私は生きたいし、脱ぎ捨てていけますように。

 紅白歌合戦はどれも魅力あるものでした。さきちゃんチームの野菜時代は衝撃的でした。アイドルやそのオタクとなって自分を100%消して演じていました。でも、その演じている中に本当のさきちゃんたちの姿が見えていて、泥臭く、格好良く、自分もファンになってしまいそうな勢いでした。

 こんなことしていいんだ! という「自分のこうしなきゃいけない! この枠に止まっていなければならない」、という決められた枠をいろんな演出から叩き破って広げてもらっている気がしました。
 本気で演じている姿は、生き生きとしていて、自由で、格好良いです。心のエンジンが熱く吹かされます。