「新年の抱負」 ななほ

1月1日 金曜日

 元旦というのが信じられないのですが、朝からお父さんとお母さんが居て下さり、家族みんなでお節料理や、美味しいお雑煮を頂けて嬉しかったです。まだNHF紅白歌合戦の余韻が残っている中で、頭の中で何度もNHF紅白歌合戦が再放送されていたのですが、「明けましておめでとうございます」とみんなで言って、新年を迎える事ができて嬉しかったです。

 お節料理は毎年の様に豪華で、玉手箱のような、宝石箱のような気持ちになります。ツヤツヤに光り輝く黒豆の煮豆に。赤と白のカブの甘酢つけ。栗きんとんにどーんと真ん中には、ブリの照り焼きとエビが乗り、紅白なますにたたきゴボウ。私たちが作った伊達巻にお煮しめや、飾り蒲鉾。全12種類のお節がたくさん詰まったお重を1人1箱頂けるのが有難く、とても美味しかったです。お雑煮もとてもお出汁が美味しくて、ついつい夢中になって食べてしまう程美味しくて、毎年なのはなでお節を作らせて頂き、こうして頂けることが本当にありがたいなと思います。

 午前中はお屠蘇と元朝参りに行きました。お父さんとお母さん、みんなに新年の抱負を聞いて頂いて、お屠蘇を飲むと、自分の中で抱負が固まって、力が湧いてきます。長幼の序で並び、1人1人抱負を言わせて頂き、私は最後の方なのですが、みんなの抱負も聞かせて頂いて、とても心が浄化されるような清い心になっていくのを感じました。

 私は今年、目の前の物事を冷静に判断し、逃げずに着実に前に進んで行く1年にします。後ろを振り返らずに、前だけを見て、できると信じて成長する。焦らずに、逃げずに、怖さにも立ち向かって、もっと目の前の事に誠実に生きます。自分がどう思われているかではなく、自分がどう見せたいかを考えて行動します。

 私は本当に社会性が無く、未熟という言葉が一番似合う位未熟だけれど、なのはなファミリーでお父さんとお母さん、みんなの中で成長させて頂けることが嬉しいです。新年の抱負の最後にお父さんとお母さんのお話を聞かせて頂き、改めて自分達が今、何の為に来て、これからどうするべきなのかを感じました。摂食障害と言われた時、もう私は普通には生きられないし、これから先が真っ暗で、どう生きていったらよいか分かりませんでした。もう、普通に学校に行く事もできなくて、誰かと話すことも怖くて、将来の夢や希望も全くなかったです。

 でもなのはなファミリーに来て、症状から解放されて、私でもちゃんと生きられるんだ、回復することができるんだと希望を持てた時、将来のことも諦める必要が無いと分かった時、とても救われたような気持ちになりました。お父さんが話して下さったように、摂食障害と言われたら負けのようにも感じるけれど、摂食障害から回復して、ちゃんと生きられる、普通以上に素晴らしい人生を生きられるのは、とても幸せな事です。私たちにしか分からない、理解する事の出来ない苦しさ、痛み、心の傷。まだ見ぬ誰かに次は私たちが希望になって、一緒によくなっていきます。目の前の人と協力して、なのはなの仲間と一緒に、まだ見ぬ優しい世界を広げていきます。

 上からの様だし、現実に何ができるのかと言われると上手く答えられないのですが、私たちにしか分からない、できないことがたくさんあるように感じます。なのはなファミリーの子として、次世代の代表として、夢は大きく持って生きていきたいです。また、お父さんとお母さんが居てくれるから、なのはなファミリーがあるから、今の自分は生きていて、成長したいとも思えるのが本当にありがたい事だなと思います。お父さんとお母さんのお話に改めてちゃんと生きたい、私たちが回復した先には、たくさんの希望や夢が待っているんだ、だから諦めないで強く生きたいと思いました。

 なのはなファミリー。お父さんとお母さんはいるけれど、私が知っていた家族関係とは距離感もスケール感も全然違っていて、今思ったら今の距離感が生きやすいなと思います。私は親に笑っている姿を見られるのが恥ずかしい、親に楽しんでいると思われたくなくて、いつも自分に嘘をついて、家族の前では大人の振りをしたり、静かで冷静で、何でも分かる大人を演じていたけれど、それが窮屈でした。反抗期が間違ったように出て、延々と反抗し続けていたけれど、なのはなファミリーではあるべき心、素直な心、情緒豊かな心を持ってもいいんだなと分かって、とてもいやすいなと思います。

 本当には誰も理解してもらえないまま、日が過ぎていき、「摂食障害は治りません。症状を出さないように入退院を繰り返して、上手に付き合っていく病気です」と言われて、そんな人生は嫌だと思いました。

 本当になのはなファミリーが好きで、なのはなファミリーだから私たちはちゃんと視野を広くして、新しい世界を見れるんだと思いました。そしてこれからも、なのはなの子として、優しい世界を創っていく、モラルの高く利他心のある世界を創っていけるんだと思いました。

 元朝参りでは、少しだけ雪の降る中だったのですが、空は良く晴れて気持ち良かったです。那岐山に積もっている雪を見た時、その大きさと白さに力を感じました。お父さんとお母さんを先頭に、みんなに紅白の話や、たわいもない話をする時間が楽しくて、元朝参りに行く時間が好きだなと思います。毎年、諏訪神社に元朝参りに行かせて頂き、石川さんや地域の方に新年の挨拶をさせて頂いて、地域の方が笑顔で挨拶をして下さると温かい気持ちになります。

 諏訪神社は面積に対して、神様がたくさんいて、みんなといくつもお参りさせて頂きました。私は全ての神様に「神様の思う通りのよい1年にしてください」と言って、今年が楽しみになりました。諏訪神社の神様に守って頂いて、なのはなで健康に、元気に過ごせるのも有難いなと思います。帰りは、りゅうさんとあゆちゃんを先頭に、みんなで並んで古吉野まで歩き、りゅうさんとあゆちゃんともお話したり、りゅうさんが生配信でなのはなのお正月を河上さんやなのはなの大人スタッフさんに送っているとも聞いて、とても嬉しいなと思いました。古吉野の前の門松と一緒に、記念撮影をして、みんなで新年を迎えられるのが今では当たり前のようになっているけれど、今までだったらこんなに大家族で、ちゃんとお正月を迎えられるのはとても幸せな事だと思いました。

 午後は豆掴み対決から始まり、途中で永禮さんと中山神社の方が来て下さり、獅子舞の踊りを見せてくださいました。獅子舞の踊りを見せて頂いて、1つ1つの動きに優しさや、強さを感じ情緒が豊かになっていくのを感じました。永禮さんの変わらない笑顔も嬉しくて、無病息災で獅子舞に頭を噛んでもらえて良かったです。またクイズも楽しくて、どの曲も聞いて直ぐに手を挙げてしまう程、やっぱりなのはなの曲は耳に入っているなと思ったし、永禮さん達の優しさが有難く、とても楽しい時間でした。

 豆掴みも私は来た歳から年連続で実行委員をさせて頂いて、今年は初めて豆掴みをさせて頂いたのですが、意外と難しく感じました。結果的に再開になってしまってけれど、とても楽しかったし、夕食からお箸の持ち方に気を付けて、豆やお煮しめ、かまぼこなどを美しくつかんで食べる練習をしています。

 少し長くなりましたが、消灯なのでここまでにします。こんなに素敵なお正月を過ごせるのが嬉しいです。