「新しい年を真摯に」 やよい

1月2日

○紅白歌合戦

 大晦日の夜は紅白歌合戦がありました。
 私は『レイン・マスト・フォール』のチームで、ゆりかちゃん、りゅうさん、れいこちゃん、さりいちゃんと大晦日に向けて準備を進めました。
 はじめに何をするかチームで話し合ったときにゆりかちゃんが、「サンバをずっとしてみたかったんだ」とキラキラした目で話してくれて、チームのみんなでサンバのパフォーマンスをすることになりました。

 ダンスの振り付けはゆりかちゃん、はじめの劇はさりいちゃんが考えてくれて、りゅうさんは、演劇の面白い演じ方を一緒に考えてくれたり、りゅうさんとさりいちゃんは歌のほとんどを歌ってくれました。ゆりかちゃんが私に、「サンバの衣装の作り方を考えてもらえないかな?」と言ってくれて、サンバの衣装に合う頭飾りや、背中の羽の制作方法を考えました。それからというもの、ゆりかちゃんが画像で見せてくれたサンバの衣装の小物をいかに身近にある使える物で再現するか、ということを眠るときも、食事のときも考えていました。
 
 背中につける羽の土台は、発砲スチロールで、約7センチ幅の扇状にカットした発泡スチロールに教材室でいい素材の色紙を探してボンドでくっつけて、竹ひごと花紙を3枚重ねて、羽を30個つくり、土台にさして、さらにその上から、すすきにボンドをつけてさしました。
 羽の制作は工程が多くて、本当に本番に間に合うのだろうかという不安と焦りがありましたが、いつもアンサンブルで忙しかったのかなと思うのですが、ゆりかちゃんが手伝ってくれて、受験を控えているれいこちゃんも夜の隙間時間で手伝ってくれて、りゅうさん、さりいちゃんも、いつも図書室で制作を手伝ってくれました。

 すすきを取りに行くとき、りなちゃんに手伝ってくれないか声をかけると、笑顔で快く引き受けてくれて、朝食前の時間に一緒に取りに行ってくれてとてもとても嬉しかったです。 
 
 れいこちゃんがすすきに、赤青黄の三色で、スプレーをしてくれて、色に染まったすすきを発泡スチロールにさすと、すごくゴージャスで本当にザ・サンバ! という感じがして嬉しかったです。

 頭飾りの土台は、家庭科室から音楽室にかけて、新しく張り替えたクッションフロアーの切れ端を使いました。小物作りをして強く感じたことは、古吉野には、(特に教材室)衣装などにつかえそうな、制作の素材となるお宝があちことに眠っているということです。
 教材室から使えそうな素材を探す時間は、急いでいる中でも心がときめきました。

 こういう衣装の小物作りをがっつりとするのははじめてで、あまり手先や、衣装のセンスというものがないので、自信がなくいいものができるのだろうかと不安だったのですが、リーダーのゆりかちゃんはじめ、メンバーのみんながとても喜んでくれて、頑張って作ってよかったなあと思いました。

 本番もパフォーマンスも成功して、お母さんに衣装を褒めていただいたこともとても嬉しかったです。

 ゆりかちゃんリーダーのこのチームで準備をするとき、リーダーのゆりかちゃんは誰かを焦らせたりすることなくいつも穏やかに優しさを持って、このチームの一番いい土俵にいつものって、リーダーシップをとっているように感じました。
 私は、焦りやすかったり、変に大変になってしまうところがあるのですが、このチームの中でリーダーのゆりかちゃんはじめとするメンバーのひとたちの姿を見ていると、自分の足りないところを補ってもらっている、助けてもらっているなととても感じて、自分もこうなっていかなくちゃいけないんだと感じました。

 ゆりかちゃんの優しく穏やかな空気や、りゅうさんもいつも笑顔を絶やさず、ユーモアを持っていて、れいこちゃんは勉強が忙しい中でも、隙間時間で制作を手伝ってくれて、チームで練習しているときもずっと笑顔でした。さりいちゃんは、紅白がはじめてで分からないことが多かったと思うけれど、制作をいつも手伝ってくれました。このチーム中の一人として、一緒に準備出来た時間がとても有り難かったです。

 紅白の準備をしている期間に、お父さんが「相手の土俵にのること」を教えてくださいました。自分はそのことがとても課題で、だから、いろんなところで空回りしていると思いました。私は一生懸命が行きすぎると利己的になり、相手や周りの人が見えなくなってしまう傾向がとても強いと思いました。それは相手にとってとても迷惑であると思いました。修正します。

 紅白本番、どのチームもすごいなと思ったけれど、とくにさきちゃんチームの野菜時代のチームは本当に衝撃的に面白くて、さきちゃん、せいこちゃん演じるオタクや、えつこちゃん、のえちゃんのアイドルっぷりが凄くて、感動しました。

 さきちゃんたちの姿を見て、不器用でも、何でも、やっぱり、その人のベストで、どこまでも泥臭く一生懸命に生きることこそが尊いんだなということを感じさせられました。
 自分を捨てきって、誰かを楽しませるエンターテイナーになることは本当に素敵なことなんだな、と思って、私もさきちゃんチームのみんなのようにここぞ、というときにどこまでも自分を捨てて、誰かを思いっきり楽しませる人になりたいと心の底から思いました。
 面白さだけでなく、向上心や勇気をもらって、有り難かったです。

 

○1月1日、新年を迎えて

 元旦、お父さん、お母さんにみんなでお屠蘇をいただき、抱負を言ったあと、お父さんが話してくださったことが強く胸にひびきました。
 なのはなに来るまえに負ってしまった傷、苦しみ、生きづらさは、それらすべてのマイナスは、そのマイナスを乗り越えて、それをこの世の中にしめしていくことで、プラスに変えていくことができる。
 マイナスはすべて資産であること。

 お父さんの「資産」という言葉を聞いたとき、私はこれから生きていくことに心の底から希望を感じました。今もまだ抱える欠落も、未熟さもすべてまだ見ぬ誰かに還元することができるのだと思うと、自分は生きていける、私という存在には確固とした価値があるということを感じました。
 そして、それはなのはなに来た私たちの使命、深い責任なんだと思いました。本当に今は未熟だけれど、私はこの使命、責任を果たしていきたいです。

○新年ライブ
 
 元日の夜、3部構成の中の第1部は「お父さん、お母さんダーツの旅」でした。
 私は、「霜焼けになってしまうこと、ズボンが破けやすいこと」という質問に答えていただけたことがとても嬉しかったです。
 霜焼けになってしまう理由はいくつかあるのだとお父さんに教えていただきました。
 私はお父さんの話を聞かせていただいて、私は、何も問題がない元気な人になってしまうことが心のどこかでとても怖かったということに気づきました。何も問題がない元気な人になってしまうと、誰かから怒られる可能性がとても高くなってしまいます。まっさらな自分になってしまう勇気が私にはなかったと思いました。
 
 そして、それだけでなく私は、働きものな姿、一生懸命な姿、少し忙しくて大変そうな自分を見てほしい、言葉をかえると見せびらかすような部分があったと思いました。「こんなに頑張っているのよ私」と周りの人に姿で訴えるような部分があったと思いました。
 心のどこかでは気づいたけれど、見て見ぬふりをしていたと思いました。

 お父さんが、「ちょっと立ち止まって考えたら分かると思いますよ」と言ってくださいました。お父さん、お母さんが質問答えてくださって、自分の修正するべき点にちゃんと気づき、自覚できたことが本当に有り難く感じました。
 勇気を出して、いつも元気なまっさらな自分になり、大変な人を演じない、見せびらかさない人になります。修正します。

 お父さん、お母さんのお話、歌をたくさん聞かせていただいて、本当に嬉しかったです。いまは本当に未熟だけれど、新しい年を真摯にまっすぐに過ごしていこうと思います。
 ありがとうございます。