
12月31日 夜のなのはな
2020年も、残すところあと5時間。
なのはなファミリーでは、私たちの2020年を締めくくるステージとなる「NHF紅白歌合戦」が、幕を開けました。
実行委員のなおちゃん扮する、オノ・ヨーコの台詞で開幕です。
「2020年、世界で、日本で、なのはなで、色々なことが起こった」
オノ・ヨーコの台詞に、外でのイベントがなかった分、新しいことを、色々経験した年だったな…と、あっという間だったこの1年を思い出していました。
そして、楽しいことも、悲しいことも、困難なことも、起こったことは全て良いこと。来年も、そんな気持ちで、前向きに過ごしたいと思いました。
続いて、ジョン・レノン、マイケル・ジャクソン、ショパン、レナード・バーンスタイン、美空ひばり…
「NHF紅白歌合戦」を見たいという思いで集まった、伝説の音楽家登場です。
紅白へ向かう心持ちを言葉で表現し、紅白を一緒に見たいという気持ちを『ウィー・アー・ザ・チャンピオン』の替え歌に乗せて力強く表現してくれました。
実行委員さんの、白熱の演技と歌に、自分の全力で、チームのみんなと一緒に創り上げてきたものを表現したい、楽しみたい、という力が込み上げてきました。
1曲目は、かにちゃんチームによる演奏『オールウェイズ・リメンバー・アス・ディス・ウェイ』。
この曲は、普段のステージではあゆちゃんがソロで歌う曲なのですが、コーラスが入るとより一層厚みのある曲になり、夕焼けの情景が浮かび、誰かを想う気持ちにしっとりとした気持ちになりました。
かにちゃん、あゆちゃん、ゆずちゃん、まきちゃん、よしみちゃんの歌声と、コーラスのハーモニーがとても美しく、メンバーの美しくありたいという気持ちが伝わってきて、心洗われる様な気持ちになりました。
また、夕焼けをイメージしたグラデーション色の、折り紙を使った衣装も、曲にあった美しい衣装でした。
2曲目は、ちさとちゃんチームの『サム・ナイツ』
アイドルとして登場したメンバーが、本当の自分はそうじゃないんだ、といつも穏やかで可愛い、ちさとちゃん、ゆかこちゃん、しなこちゃん、りなちゃん、さやちゃんが、勇者に変身し、『サム・ナイツ』を演奏する姿が、とても勇敢でかっこよく、勇気をもらいました。
家庭科室にあったお釜やフライパンを使っての演奏も面白かったです。

3曲目はまちちゃんチームの『アイ・ウォント・ブレイク・フリー』。
まちちゃん、のりよちゃん、やすよちゃん、つきちゃん、おぐちゃんが、フレディに変装し、それぞれの悩みを「フレディ会議」で仲間のフレディに打ち明け、一緒に解決していく、というストーリーの演奏でした。
ちょっとした出来事の中にある、自分の中にある小さな後悔や反省を、みんなで前向きな気持ちに変えていくストーリーに、共感するものがあり、でも仲間がいるから、いつも前向きな気持ちでいられるんだな…と改めて感じることができました。
メンバー一人ひとりのユーモアが溢れていて、とても面白いステージで、印象に残っています。
4曲目は、まえちゃんチームの『ザ・フェアリーフェラーズ・マスター・ストローク』。
「神の一撃」を歌った曲に、2020年のお父さんの一撃「ユンボ」を重ねての演奏でした。
ストロングなお父さん、かっこいいお父さんを、まえちゃん、なっちゃん、ちさちゃん、なつみちゃん、みつきちゃんが表現している力強さと可愛さに、たくさん元気をもらいました。

5曲目は、えりさちゃんチームの『ボヘミアン・ラプソディー』。
ナーノス星に迷い込んだ一人の女性が、いつしか、幸せなナーノス星での魅力に心奪われ、ナーノス星の生活に楽しみを感じていくというストーリー。
難しい曲を、上手く編曲し演出しているアイデアに、見ている方も、とても楽しい気持ちになりました。
そして、紅白ではいつも、バンドメンバーが、それぞれのチームの曲のアレンジに応えてくれてできるのがありがたいし、なのはなのバンドメンバーの凄さを感じます。
6曲目は、のんちゃんチームの『アイ・ウォント・イット・オール』です。
メンバーそれぞれの欲しい物を、力強い曲に乗せての演奏です。
テンポの良い曲に、のんちゃん、なるちゃん、みかちゃん、ひろこちゃん、はるかちゃん、ほしちゃんが、力強く歌って踊っている姿がかっこよく、力をもらいました。

7曲目は、ひろちゃんチームの『バッド・ロマンス』。ステ―ジに堂々と自信を持って立っている姿に前向きな気持ちをもらいました。
ひろちゃん、あんなちゃん、さとみちゃん、ふみちゃん、まみちゃん、みくちゃんの、これからは、自己肯定していくぞ。という意気込みが、見ている方も気持ち良かったです

8曲目はりんねちゃんチームの『セイル・アウェイ・スイート・シスター』
私も、りんねちゃんチームで、ステージに立たせてもらいました。
それぞれが、童話に出てくる主人公に扮し、一人ひとりの伝えたいことを、表現する。
りんねちゃんがそれぞれの伝えたいことを、言葉と歌にしてくれました。
なのはなの子になって、利他心の気持ちを持って、まだ見ぬ誰かのために、目の前のみんなと一緒に進んでいく。
そう言う気持ちを歌に乗せました。
ステージに立ったら、ここは自分だけの表現する場所。そう思ってステージに立つこと。
その役になって、全力で演じると、見ているみんなも気持ち良くて嬉しい。ということを伝えてくれました。
チームのみんなで、最後まで良くしようと、演劇や台詞を練習し創り上げていく時間が楽しくて嬉しかったです。
前半があっという間に過ぎてしまいました。
みんなが、自分の殻を破り、吐き出し、新しい年に向かって、新しい自分を思い切り表現することができ、見ていてもやっていても、とても気持ち良かったです。
後半、まだまだ続きます。
ここまでの記事は、よしえ が担当しました。
ここからは、さき が担当します。
ついにこの日がやってきた…。待ちに待った紅白歌合戦!
私たちは、観客でもありステージに立つアーティストでもある。年に一度きりの紅白は、自分をさらけ出す最高のチャンス。前半戦は、バラエティ豊かな演出で会場は大盛り上がり。
まだまだ続く後半戦。後半1チーム目が歌うのは、『ステイング・パワー』。
本番中も、メンバーのあけみちゃんはお仕事へ行っていて、MCでゆいちゃんがあけみちゃんのセリフを言っているところがとても暖かくて素敵でした。ミスユニバースのようなドレスを着たみんなが最高に美しかったです。
『パーフェクト』は、寸劇がとても長かったけれど、世界観に引き込まれてしまって、ラストの社交ダンスがとても素敵でした。劇中ではミスターKという人物が現れ、笑うところだけど少しうるっともきて、なおとさんとダンスを踊るところが面白かったです。
私は、後半最後の6回戦目に『ファイトソング』で出場しました。
チーム名は「野菜時代」で、3rdシングルという設定の「ファームソング」。
普段農業をやっていることをいかして、農業とアイドルを融合させこの「野菜時代」が誕生しました。脚本をせいこちゃんと書いていく中で、生みの苦しみをいうものを味わいました。しかし、小さく生んでを繰り返しようやくできあがった脚本をいざ演じてみると…、
楽しくて楽しくて、身体中に電撃がほとばしるほどに嬉しかったです。
役作りにあたり、それぞれの役に全力でなりきろうとみんなで研究し尽くしました。
メンバーのえつこちゃんとのえちゃんは、アイドルになりきって細かいしぐさや口調を最後まで追及し続けていました。どれみちゃんは、まさにはまり役で突っ込み上手です。
せいこちゃんと私は、自ら希望したオタク役。私事ながら、紅白で一度はオタクになって、オタ芸なるものをやってみたいと思っていました。
今回特に力を入れたのは、ずっとやってみたかったオ・タ・芸! です。なのはなではフラダンスやポップなど様々なジャンルがありますが、やることがないオタ芸に挑戦しました。初めて振りを踊った時、不思議なことに体に染みついていたように自由に踊れて面白かったです。全力で踊ったり、歌ったりするのって本当に楽しいなとそのとき実感しました。
迎えた本番。体が熱くなり、緊張してきました。そんなとき、お父さんの言葉を思い出して、「セリフは飛んでもいい、振りが飛んでもいい。今この瞬間を全力で楽しもう!」と心の中で自分に言いました。失敗も成功も気にしない。とにかく楽しむ。お父さんが言ってくれた言葉、心強かったです。
そして、私たちの劇が始まりステージに立って、楽しくてしょうがない! という喜びが沸き上がってきて、初めて私は演じるのが好きかもしれないと思うようになりました。
本当にこの脚本で大丈夫かな? と不安もありましたが、予想以上に笑ってくれてみんなの笑顔がなにより嬉しかったです。終わった後の達成感は、何にも代えがたい一つの宝物になりました。
次の出番でラストとなり、ゆりかちゃんチームがゴージャスな衣装で登場。衣装の頭飾りと手に付けた大きな羽がとてもかわいくて、思わず見とれてしまいました。やよいちゃんとりゅうさんがとっていたススキは、本物の羽みたいですごかったです。クイーンの『レイン・マスト・フォール』をサンバでするとは、考え付きませんでした。
とうとう紅白も最後の演目となり、お父さんとお母さんの演奏に…。
お父さんの『傘がない』は、言葉の一つひとつに気持ちが入っていて力強い声がとても格好よかったです。こんなふうに歌わなきゃ伝わらないんだと思いました。
お母さんの『宙船』は、私も大好きで何度も聞いた曲です。お母さんのパワフルな声とシャウトのきいた歌が素敵でした。お母さんがみんなに指をさしてくれたとき、心を引き付けられるようでうれしかったです。
こうして、紅白歌合戦はお開きの時間。最後の最後まで、ずっと演奏してくれていたバンドメンバーに、感謝の気持ちと尊敬の気持ちでいっぱいです。今まであまり聞いたことがなかったクイーンの曲も、たくさん聴けて嬉しかったです。
私は紅白歌合戦で、また一つ皮がむけた気がします。自分だけではなく、みんなも同じなのではないでしょうか。新しい子も、ステージでキラキラと輝いている姿を見てとても嬉しくなりました。また、来年2021年を新たな自分として迎えられる良い経験となりました。自分自身も、ステップアップしてよりよくしていけるよう、来年も何事にも全力で取り組みたいです。なのはな紅白、ありがとう! また来年!
(さき)