「奇跡の山」 ななほ

12月22日 火曜日

 濃く、濃く、ココア。練、練、ココア。昨夜はギター教室のみんなとココアの準備をさせて頂きました。純ココアで80人分のココアを作るのは、ショコラティエになった様な、大人の気分になりました。ココアの香りがとても濃くて、純ココアからココアを作れるなんて、夢の様だったのですが、砂糖とココアを掻き混ぜていくと、どんどん練ココアになり、トロトロのチョコレートのように、滑らかになりました。まえちゃんと、牛乳を大きな鍋にたくさん投入し、手早くかき混ぜて行く時間が嬉しかったです。

 隣には、やよいちゃんやのりよちゃんたちがマショマロに顔を描いてくれていて、私もココアが完成してから、一緒に顔を描いたり、ボタンを描いた時間が楽しくて、数分に1回、みんなと大笑いしたり、ちょっぴりふざけていたり、そのみんなの空気の中にいさせて頂いて、私も明るい気持ちになりました。のりよちゃんが書いたブタさんは誰のもとに行ったかなと思ったり、お父さんやお母さん、藤井さん用は目を可愛くして、オラフも作り、マショマロ雪だるまを作っていく時間が楽しかったです。

 クリスマス会の後、お父さんが、「今回で、みんなの距離がぐんと近くなったような、フレンドリーになった様な気がする」と話されていたのが、私もここ数週間で特に感じて、言いたい事をみんな言ってアイデアを出すけれど、肯定し合い、許し合い、間違っても失敗してもいいから、みんなで楽しみながら良いものを作ろうという空気。色々な事を面白がって、楽しんで、真面目に一生懸命に、みんなと力を出して作り上げる喜び。人と人の間にしか幸せは存在しないという言葉の意味を、日々の生活の中でとても感じます。

 今日は朝から緊張していたのですが、無事に夜のアコースティックギタークリスマス会をできて良かったです。奇跡の山を弾き始めてから半年以上たち、まだ曲を始めた時はアコースティックギターに触れてから1か月ほどしか経っていなかったのですが、3月にギター教室のみんなが『戦場のメリークリスマス』を演奏しているのを見て、私も諦めない、絶対にアコースティックギターを弾くんだ、と思いました。

 奇跡の山の道のりは、とても長く、最初は果てしない様に感じていたのですが、本当に諦めなければ、どんどん上達して、指も動くようになりました。最初は指使いも分からないし、TAB譜も分からない。チューニングも、弦についても、フレットという言葉ですら、初めてで(大丈夫だろうか)(本当に弾けるようになるのだろうか)と思っていたのですが、まえちゃんややよいちゃん、ゆいちゃんやギター教室で一緒に練習するみんなの姿を見て、(みんなも最初は初心者だったんだよな。だから私も、諦めない)と何度も思って、粘り強くギターを弾き続けることができた様に感じます。

 できると信じて向かう。ギター教室のみんなが居てくれたから、藤井先生の存在があったから、ギターを好きになれて、ギターを弾くことができて、回数を重ねるごとに、楽しい気持ちや好きな気持ちが膨らんでいきました。まだまだ、指が動きにくかったり、スライドが難しかったり、フォームも美しさとは程遠いのですが、みんなに成長過程でも、演奏を見て貰えて嬉しかったし、これからも頑張りたいです。

 奇跡の山は本当に情緒が豊かで、演奏をしていても、雪吹雪や透明なつらら。小さな小鳥に、山の緑、冷たい風。新鮮な空気に、朝日に照らされて輝く富士山。ここからは私の頭の中の世界ですが、虹色の角を持ったシカや、小さな池の水面に映る富士山の影。金色に光ったリンゴの樹。茶色のリスなど、自然の豊かさ、尊さをこの曲の中に感じて、とても気持ちが込めやすく、大好きな曲です。

 なのはなファミリーでアコーステックギターを持って、藤井先生と演奏ができて嬉しかったです。大好きなアコーステックギター教室のみんなと演奏できた時間、それまでの過程や合わせ。本当にメンバーが真剣で、優しくて、穏やかで力強くて、その中にいさせてもらえるのが嬉しかったです。お父さん、お母さん、みんなにギターやココアマショマロも喜んでもらえて嬉しかったし、最後、藤井先生に、「ありがとうございました。これからも宜しくお願いします」と挨拶ができて、これからもギターができるのが嬉しいなと思います。