【12月号㉑】「様々な方法を駆使して ―― エゴマの選別 ――」 みつき

 わたしは今までエゴマは名前しか知らなくて、それもエゴマ油しか知らなかったので、なのはなに来てあのつぶつぶのエゴマを見てびっくりしました。あんなにつぶつぶ細かい砂利のようなエゴマを毎度選別しているのだと聞いて、なのはなのみんなには尊敬の気持ちでいっぱいです。

 選別は、エゴマの粒に混じったゴミや石を取り除く作業で、言葉にすると簡単そうですが、ヒヨコの雄雌選別などとは比べ物にならないくらい大変なものでした。エゴマも細かければゴミも細かくて、取り除くのに本当に神経を使います。そこで、トレイにエゴマを出して、そのトレイを傾けることで丸いエゴマだけが転がっていくという『傾斜法』を主にやっていました。しかし、そう簡単には上手くいきません。エゴマに混じったゴミが多すぎたりして、やっていたらあっという間に日が暮れてしまいます。

 そこで、お父さんが考えてくれた『エゴマフーフー』を取り入れることにしました。 

 丸い小皿にエゴマを出して、息を吹きかけるとゴミのみが吹き飛んでいくのです。この方法を聞いたとき、私は正直「そんなうまい話あるか」と思いました。しかし、案外きれいに選別ができました。
 このことから、お父さんの言うことはなるべく信用したほうがいいなと改めて思い知らされました。

 そういう感じで、たくさんの方法を駆使してエゴマを選別しました。そんなエゴマは酢の物や、ごはんのふりかけなどの形でなのはなの食卓に並んでいます。ここまでエゴマについて書かせていただいたのですが、私はまだいまいちエゴマの味がわかっていません。今までは噛んだ時の食感を楽しんでいました。みんな怒らないでくださいね。まだまだエゴマについて知らないことばかりなので、もっとエゴマについて知りたいと思えるいい機会になりました。そのためまずは、食卓に並んだエゴマの入った酢の物を、もっとじっくり味わって食べることから始めようと思います。

 

選別したエゴマは洗い、乾かした後に 炒る作業を行います。エゴマを炒るこ とで、香りが向上し、保存も利くよう になります。