「ジュピター」 ひろ

12月21日

 のりよちゃん、どれみちゃん、みかちゃんと演奏したジュピター。とうとうクリスマス会本番が終わってしまいました。つたない演奏だったけれど今できるベストを出せたと思います。そして、練習から本番まで色濃い時間でした。お父さん、お母さん演奏の機会を与えてくださりありがとうございました。そして、一緒に演奏した3人に感謝の気持ちでいっぱいです。
 
 バンドを有志で組み演奏をしますと発表があった時、私も演奏したい表現してみたいという気持ちがありました。しかし、得意な楽器もなく、歌も得意ではない、オリジナルソングのアイデアがある訳ではない私は、誰かを誘ってバンドを組む勇気もありませんでした。うじうじと悩みんでいる内にバンドの締め切りが過ぎてしまいました。出場する決断と行動をとれませんでした。もやもやとした残念な気持ちがずっとありました。

 そんな時、のりよちゃんから『ジュピター』をすることにはしたけれど進んでいないとことを聞きました。私が締め切りに乗り遅れてしまった話をすると、のりよちゃんが一緒に歌おうと言ってくれました。ジュピター、あゆちゃん、あすちゃんが歌っていた私の大好きな歌。はたして自分に歌えるだろうかと自信のなさから、1日考え一度は断りました。しかし、これでは今までの自分と同じだ、自分を変える為にも挑戦しようと思い、一緒にやらせてもらう決心をしました。そして、のりよちゃんに相談し、どれみちゃんを誘いました。夜の集合で歌うどれみちゃんの姿が素敵だったこと、一緒の居室でどれみちゃんの存在を近くに感じていたこともあり、一緒に演奏をしたいなと思っていたからです。どれみちゃんも誘うと快諾してくれました。私もどれみちゃんも、のりよちゃんチームで一緒にやりたいとあゆちゃんに言いにいくと、自分達でバンドをするならいいよとの返事でした。急遽編成を考え、のりよちゃんはボーカル、私はキーボード、どれみちゃんはドラムに初挑戦することになりました。自分も表現者になるのだ、挑戦するのだと決心できたことが、私の中では大きな一歩でした。
 
 キーボードの練習は、全ての音符にドレミを書くことから始まりました。片手で演奏したことはあるものの、何年ぶりかにさわる鍵盤です。簡単な楽譜なら、なんとかできるのではと思っていましたがそう簡単な話ではありませんでした。まずは右手から何度も何度も同じフレーズを練習しました。両手合わせて最後まで弾ける日が来るのだろうかと気が遠くなりましたが、ドラムに挑戦するどれみちゃんの姿が励みになり、少しずつ演奏できるフレーズが増えるたびに、のりよちゃんが喜んで、すごい、すごいと言ってくれるが喜んでくれるのが嬉しくて、絶対に演奏できると信じ練習できました。ほぼ毎日、少しの時間であっても鍵盤を触りました。
 
 のりよちゃんは一番初め、低音がでないと言っていたのに、日に日に声域が広がっていました。どれみちゃんも全くの初めてのドラムなのに、日に日に音が増えていきました。みんなでお互いの成長を感じながら練習をし、少しずつ合わせていく範囲が広がっていくのが喜びでした。
 
 のりよちゃんは、チームのリーダーでいつも明るく私達を引っ張ってくれました。練習の計画をたて、ジュピターにこめる思いをみんなで作ってくれました。のりよちゃんのおかげで本当に明るい気持で本番まで向かえました。どれみちゃんの落ち着き、いつもすっと周りのみんなを助けてくれるやさしさに救われました。途中から入ってくれたみかちゃんが書いてくれた文章で、ジュピターを表現する気持が固まりました。過去にとらわれず、未来を信じる気持ちです。みかちゃんは衣装、寸劇など沢山のアイデアを出してくれました。また普段からなのはなのバンドで演奏しているみかちゃんに音楽に向かう姿勢を教えてもらいました。メンバーの存在を近くに大きく感じ演奏できたことが嬉しかったです。チームのみんなの姿からあるべき姿を沢山教えてもらいました。本番は、つたない演奏であったけれども今の自分にできる演奏はできたと感じています。バンド全体としても、みんなでやりきったと思います。
 
 他のチームも魅力的なものばかりでした。特に印象に残っているのが、ゆりかちゃんチームの『行き止まり』です。聞いていて本当にすっきりして、面白くて、共感し、感動しました。みんなの前に前に出ている表現する気持に圧倒されました。私も、あんたのせいだと大声で歌ってみたい、一抜けたと大声で歌ってみたいと思いました。

 今回のクリスマス会でバンドに挑戦し、チームのみんなと演奏したことで、自分の中の軸を再確認し、もっともっと変わっていきたい、成長したいという気持ちを強く持ちました。
 過去にとらわれず、過去の自分を捨て、目の前の人との間にある幸せを見て、今を大切に生きる。まだ見ぬ誰かの希望になれる自分、やさしい世界を信じ前進しつづける。ジュピターを演奏させてもらいながら、自分の中にある軸はこれだと今一度心に刻みました。そして、これからも、毎日この軸を太くしていきます。まだみぬ誰かの力に希望になれるように変わっていきたいです。そして、チームのみんなと演奏したことは本当に楽しかったし、みんなの存在をより近くに感じ、みんなを好きな気持ち、尊敬する気持がより大きくなりました。