「なのはなで生きていく意味」 なつみ

12月18日 なつみ 

 午後3時45分。戦いのゴングが鳴ります。制限時間は、30分。前日から衣装のイメージはりなちゃんやみんなと相談して固まっていたので、実際、イメージ通りに着れるかどうかが勝負でした。
 2分前には衣装室に到着し、気持を作って衣装考案に臨みます。そしていざ部屋に入ると、ななほちゃんが「これ良くない!?」と黒いワンピースを持って一言。キラキラした上とふわふわしたスカートがとてもかわいくて「すごくいいね!」と言いながら、頭の中では、もう前日に用意していたイメージを捨てました。

(この黒いワンピースは一着しかないけれど、それに合う3着を考案しなければ)
 みんなが目標を一つに定めて、あれはこれはと提案していきます。衣装部のまちちゃんとつきちゃんが、お願いした衣装をすぐに出してくれて、テンポよく、でもたくさん相談しながら衣装を決めていくことができて、(できることなら何でもお手伝いします)という心にとても救われたし、仕事に向かう姿勢や責任がとてもきれいだと思いました。
 衣装も表現の1つ。そう思うと力が入ってしまって、30分が守れませんでした!衣装部さん、すみません。許してくださってありがとうございます。でも、おかげでみんなが納得する衣装が考えられました。これぞわたしたちの「月光」です。暗闇だけれど、僅かに、でも確かに希望の光を持っている。そんな衣装が、チームみんなと作ることができて、それを着て演奏するのが本当に楽しみです。 
 「器が深い人は、深く苦しむ。でも、喜びもその分深い。浅い人は浅く苦しむけれど、やっぱり喜びも浅い」
 自分の傷と正面から向き合えていない人は、浅い人なのだとお父さんは教えてくれました。 浅い人は、小さな約束を守れず、掃除をすっぽかす人。
 過去の自分を思うと、頭が痛くなりました。浅はかで、そのくせして態度の大きい自分が、いつかまた顔を出すんじゃないか、そしたらまた、あの絶望の中で死んだように生きてゆくことになる。わたしの人生に、もうあれ以上の絶望が来たら、それはもう生きてはいけないです、二度目はないです。
 どんなことがあっても、わたしは絶対に真面目に、誠実であらなければ、生きることは許されない。そう思います。言い過ぎでも、大袈裟でもないです。本気でそう思うから、二度と同じ目には逢わないように、なのはなで生きていく意味、生き方を学んでいます。お父さんお母さんに育てなおしてもらって、いつか世の中に出て、なのはなの心を広げる仲間になるために、今を生きています。 自分の器は、どのくらいか。わたしの器はまだまだ浅くて、もっと深くしていく余地があります。お父さんは「深さっていうのは、情緒」と教えてくれました。情緒といえば、大好きな小説です。ほかにもお父さんは、良い音楽を聴くなど、深くしていく手段を伝えてくれました。
 小説なら読めます。特に、お父さんのおすすめ本は何度も読みたいと思うほど気に入ってしまいます。音楽には疎いので、良い音楽は、お父さんお母さんに教えてもらおうと思います。夜の集合のお話で気持ちが締まりました。あるべき生き方は1つしかない。その生き方に近づけるように、あるべき姿に少しでも近づけるように、日々訓練していきます。お話が、嬉しかったです。

  今日も1日ありがとうございました。クリスマス会では、みつきちゃんがメイクをしてくれるみたいで、とても楽しみだなと思うし、みつきちゃんも、メイクできるのが嬉しいみたいで、お互いさまがとても温かいなと思います。本番まであと明日1日。できるところまで、磨いていきたいです。
 おやすみなさい。