「自分を深める」 あやか

12月18日(金)


 夜の集合で、質問箱に入れていた質問に、お父さんが答えてくださいました。
 『苦しさと正しく向き合うこと』というタイトルの質問でした。
 以前、お父さんに、私は傷や苦しさに正しく向き合えていない。自分が苦しんだことを無かったことにしている。だから、やる気が乏しい、と教えていただいたことがありました。

 クリスマス会の演奏に向け、曲に込める気持ちを、深めて考えています。
 そうしてみて、私は、自分が傷付いたときのこと、症状が深かったときのことを、深い感情を伴って思い出すことができない。苦しさ、恐さ、怒りの気持ちなど、思い起こされる気持ちは、どこかぼんやりとしていて、この曲に乗せて表現するには弱々しすぎると思いました。
 自分のなかの課題を感じ、質問箱に質問を入れました。

 お父さんは、深く苦しむ才能、というものがあるかも知れないと仰っていました。
 人は、自分のうつわの大きさ、気持ちの深さに見合った苦しみ方しかできない。器の大きな人、物事を深く受け止められる人は、深く苦しむ。けれど、そのぶんだけ喜びや、感動、何かを大好きになる気持ちも深い。つまり、深く、色濃く生きることができる。

 器の大きさというのは、生まれ持ったものが大きいと思います。
 けれど、良い音楽、絵、小説、そういうものに触れ、深く感動すること。自分の深さが足りないこと、情緒が浅いことを知ったうえで、深めていく。自分を深く、器を大きく、情緒を深くしていく。そういうアドバイスをいただきました。


 明後日のクリスマス会で、私達のチームはSiaの『Bird Set Free』という曲を演奏します。昨日の夜、音楽室で合わせをあゆちゃんに見て貰って、アドバイスをもらいました。
 あゆちゃんは私達の演奏をみて、綺麗すぎる、上品すぎる。小さく纏まっていて、思い切りが足りない。この曲は、もっと“明日が無い”という気持ちで演奏しなければ良さが出ない。と言いました。
 演奏の技術がどうという以前に、もっと曲を深く解釈して、そこに自分達の気持ちを乗せることだと思いました。気持ちが無ければ、クリスマス会や音楽祭で演奏する意味が無いです。

 演奏をしていて、自分の深さに見合った表現しかできないと感じます。自分の気持ちの振り幅が狭く、平坦であること。そのために、できる表現が浅いことを感じます。悔しく、もどかしいです。

 今日の練習では、メンバーで集まって、曲に込める気持ちを深める、ということを時間をかけて行いました。練習をしていて、音も、曲に向かう気持ちも、少しずつ深まって良くなってきている、と感じます。
 本番まで時間は少ないけれど、自分達にできる限りの成長を続けたいです。