【12月号⑩】「冬の食卓に備えて ―― サツマイモの貯蔵 ――」 えみ

 初夏に夕の子畑と桃横畑の二枚に植え付けをしたサツマイモの収穫が、十一月下旬にありました。掘ったサツマイモはコンテナに詰めて古吉野まで運び、玄関先のロータリーに広げて干しました。収穫自体は時期をずらして二回に分けたにも関わらず、ロータリー一面には収まりきらないほどの豊作でした。夕の子畑は一部イノシシにやられかけたり、桃横畑は夏の暑い時期に一度枯れかけてしまったりしたのですが、どちらとも挽回してくれたようで嬉しかったです。

 サツマイモをいい形で出荷に出すため、そしてみんなで長いこと美味しく頂けるようにするために、数日間干して乾いたものを貯蔵する作業をしました。

 貯蔵作業では、サイズ別に分けてそれぞれ別のコンテナに入れるということをしました。選別基準は特大、大、中、小、みそ汁用、キズの主に六種類です。今回収穫したサツマイモはほとんどが中で、ちょうどいいサイズのものが多かったです。

 

 

 まずはロータリーの上でサイズ別に場所を作って並べていきました。この時はペアでやっていったのですが、そうすることで「これは中? 小?」などと聞きあいながら基準を確認することができて安心して進めることができたなと思います。

 時々、何だか不思議な生き物の形をしたお芋や、人の顔以上もある巨大なお芋があったりもして、見せあいっこできたのも楽しかったです。

 コンテナに詰めるときには、長期保存できるように防水シートを敷いてもみ殻でお芋をサンドイッチするようにしました。もみ殻が温かいお布団替わりになっていて、それに埋もれたサツマイモはとてもあたたかそうでした。

 

 

 夏場はクーラーを入れて野菜を保存していたロスに、冬場はヒーターを入れてサツマイモなどの芋類を貯蔵するそうです。貯蔵が終わったあとにはみんなでバケツリレーをしてロスまでコンテナを運び入れました。夕食後の時間にお仕事組さんも一緒に列をなし、「大!」「中!」などとサイズを言いながらどんどん前の人に回していきます。時々特に重いコンテナがあると「重いよー!」などと言っているうちに自然とそれが掛け声になっていきました。軽トラ四台分もあったものも人数がいるとあっという間に収納まですることができてびっくりです。たった十数分ほどだったけれどその時間も楽しかったです。

 食卓にもサツマイモがメインや副菜として出ることが増え、なのはなのサツマイモそのものの甘さに驚きました。これからもみんなでいただけるのが嬉しいし、より多くのお客さんの手にもなのはなのサツマイモを届けられたらいいなと思いました。