【12月号⑤】「一人一人がアーティスト!  ―― 夜のライブ会場にて ――」 みく

 なのはなファミリーでは、今『夜のアーティストコーナー』という新しい企画を行なっています。

 三月に予定しているなのはな音楽祭に向けて、音楽を日々の生活のなかで、もっと身近なものにすること、そして、一人ひとりがアーティストとなって、自分自身を表現する気持ちを高めていくために、お母さんの提案してくれた、新しいコーナーです。

 毎日、夜のミーティングの初めと終わりに一人ずつ、名前の五十音順で、歌や楽器を使って一曲披露することになっています。キーボードやアコースティックギターなど、得意な子たちに、伴奏をつけてもらうこともできます。

 

 

 初めは、みんな緊張した面持ちでしたが、いざこのコーナーが始まると、自分の番が回ってくることも、他の子の演奏を聴かせてもらえることも、日々の楽しみの一つとなり、「何の曲にしようかな」「明日は誰かな」といった音楽の話題が絶えずに、あちらこちらから聞こえてきます。

 夜になれば、毎日、歌の練習や楽器練習をするみんなの姿があって、生き生きとした空気が、私もとても嬉しいです。

 

■心のパワーを感じて

 私は、キーボードの得意なせいこちゃんと一緒に、みんなの歌の伴奏を、交代でさせてもらっています。その人が、どういう思いでこの曲を選んだのか、緊張する気持ちも、ワクワクする気持ちも、毎回、大切なその時間を一緒に共有させてもらえることが、本当に有り難く、嬉しいなと感じています。

 演奏を終えると、みんな清々しい表情になり、人前で表現することは、何よりも心のパワーになるのだな、ということを感じています。

 

〈永禮さんも歌を披露してくださいました〉

 

 ただ今、夜のアーティストコーナーも折り返しを過ぎて、『ま行』に入りました。これまでの演奏では、ピアノ、ギターでの弾き語り、フルートとピアノのアンサンブル、リコーダーを使った演目や、サックスと歌を組み合わせた演奏など、その人の知らなかった一面を知れる、様々なジャンルの曲が披露されてきました。

 自分たちが、気持ちを確かなものとして積み上げていく、一つの手段として、これからも中身ある夜のコーナーにしていけるように、また、少しでも目の前の人の歌や演奏を引き立てられるよう、私も、精一杯、向かいたいです。 そして、みんなと音楽祭に向かって、成長していきたいです。