
12月9日のなのはな
午前中に畑のA、B、Ⅽの各チームの人たちと黒豆を干しました。
昨日一昨日に収穫したばかりの黒豆はまだ乾燥しきっておらず、この作業はできあがりまでの最後のステップです。
収穫は草刈り機でザクザクと黒豆の株を刈っていってそれをみんなで一斉に集めます。
乾燥しすぎてパリパリのさやから黒豆がはじけてしまうと、草刈り機で刈る時や運ぶ時に豆が落ちてしまうのでベストタイムに収穫する事ができました。
収穫をした黒大豆は、古吉野の運動場に広げたブルーシートの上に巨大な山にして、その上に朝露にやられないようにとまたブルーシートを被せて一晩おきました。
そして今日の朝はその山を少しずつ崩していって『島立て』という、私はなのはなに来る前までは聞いたことのなかった干し方に干していきました。
今日した島立てというのは豆の株4~5株を、中心で寄りかかる様に立たせていきます。黒豆の株は鷲の手の様な形になっていて、それを数株立たせても隙間がたくさんできるので、そこに風が良く通り乾燥しやすくなるという仕組みになっています。
本当に大量の株で成り立った、あの運動場にできていた山を崩していくと、まだ少し乾燥が足りない株ともうパリパリの株とで分かれていたので、もうパリパリに乾いた黒豆の株の列と、少し湿った豆の株の列を数列作り、4~5株ずつ並べていく作業を始めました。
2人組をつくり、1人は山から株を運んでくる人、それをどんどん立てて行く人と役割を分けて進めていきます。
私は立てていく人でした。立てていく作業はなんだかパズルを組み立てていく感覚でとっても楽しかったです。
周りにいた人たちの会話を聞くと小人の家を建てているみたいだね、など楽しそうな声がたくさん聞こえてきました。
確かに小人が住めそうな感じがしてそれを聞いて思わず笑顔になりました。
株がたくさんあったので予定していた数列では足りず列を増やしたり、列を延長させたり今は運動場のほとんどが黒豆の行列で埋め尽くされています。
本来は1時間半の作業時間でしたが、豆をどんどん立てて行く作業が楽しくてどんどんみんなの動くスピードも早くなっていって、1時間で終わらせることができました。
島立てした後は落ちてしまった豆や枝を拾っていきました。
拾った豆は本当に大きくて綺麗でまん丸でスベスベでかわいくて、なんだか嬉しい気持ちになってしまいました。
この黒い粒が今度お正月のおせち料理に立派な黒豆の甘煮だったり、黒豆を煮た汁で作ったなのはな特性黒豆ゼリーとして、ホイップクリームとアップルミント付きで出てくると思うと心がワクワクします。
私は今まで正直黒豆なんて好きでもなかったし、食べたいとも思った事が無かったけれどなのはなの黒豆は衝撃を私に与えてしまうほど美味しかったです。
今はまだ運動場にパリパリになるまで立ててありますが、もう少しでそれを脱硫機にかけて豆だけの状態になった姿を見るのが楽しみです。
(サリー)
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クリスマス会で発表を予定している各バンドは、今週末にお父さん、お母さんに各チームそれぞれの演奏を見てもらうことになりました。
週末までに形になるようみんなで協力して進めました。
私はゆりかちゃんチームでオリジナル曲の歌詞、メロディーが完成したと思ったのですが、お父さんが書いてくれた歌詞を本当に本質を持って、伝えようと思ったとき、サビは変えた方がいいのではないかということになり、今日はみんなでサビから最後までのメロディを考え直しました。
図書室で、ゆりかちゃん、まよちゃん、ほしちゃん、しなこちゃん、私でキーボードを囲みながら、メロディをみんなで考えました。
まよちゃんが、今まで考えたサビと新しく考えたサビを合わせて歌ったらどうかと提案してくれて、実際歌ってみると、はちゃめちゃだけれど、とても面白く感じました。
歌を歌うたびに、みんなで笑いあいました。
なんとか、最後までメロディは考え直すことができて、ほしちゃんはゆりかちゃんとドラム缶をたたく練習にうつり、まよちゃん、しなこちゃん、私は、歌の練習を行いました。
本当にクリスマスまでに形になるか分からなくて、どうなるんだろうとドキドキする気持ちもあるけれど、チームのみんなと作っていく過程もとっても楽しくて、この曲が最後の完成形にたどり着いたら、本当に大切な曲になるんだろうなと思いました。
(やよい)
〈さまざまなグループや、個人で練習を進めました〉