「心が動いて」ななほ

12月3日 木曜日

 朝はひろこちゃんとブロッコリーの見回りに行きました。乳酸菌発酵水の水やりの効果もあるのか、菌核病も収まっていて安心しました。今日も発酵水を仕込む予定なので、明後日に水やりもできたらなと思いました。第1弾は側花蕾も明後日ごろからは収穫ができそうで、みんなと頂けるのが楽しみだなと思います。

・大根とカブ

 午前は今季初めて、カブの収穫をさせて頂きました。全部で18玉のカブを収穫させて頂いたのですが、どの子も真っ白ですべすべしていて可愛かったです。隣では大根も収穫されて、以前よりも太く、長くなっている様に感じました。お母さんの大好きな大根やカブを収穫させて頂けて、「これこそが、白!」と言いたくなるようで嬉しかったです。

 12月なのですがツヤツヤのピーマンもたくさん収穫できていたり、ほうれん草や小松菜も綺麗で秋冬野菜が好きだなと思いました。その後もチーム作業をさせて頂き、私はなつきちゃんと大根の追肥や水やりなどをしました。

 大根は収穫の10日ほど前に一番、根が肥大するらしく、「大きくなりますように」と思いながら、勢いつけに化成肥料を3本指でパラパラと。できるだけ株に近く、肥料やけしないように、スピード感を持ってできて嬉しかったし、15分程度で追肥ができました。その後の水やりでは、たっぷりの水をやることができて、またお父さん、お母さんにふろふき大根を作って頂けたらいいなと思いました。

 大根とカブも株数も数えることができたり、残りの時間はイチジクのネット回収もして、無事にイチジクのネットを回収しサッパリしました。今日は朝から霧が出ていなかったので、少し曇り空が気になるなと思っていたのですが、お天気雨と共に薄っすらとした大きな虹も見る事ができて、丁度、Cチームのなおとさんやふみちゃん、りんねちゃん達も集まって、その空気が温かくて嬉しかったです。

・ユズの香り

 午後はサプライズでジャガイモの収穫をしました。最初は3分の1だけの予定だったのですが進みが良く、結果的に滝川横と滝川奥の2枚を1時間程度で収穫する事ができて嬉しかったです。ものすごい速さで、無心でジャガイモを掘って、集める時間は言葉にできない楽しさや面白さがあって、気が付いたら全部の収穫が終わっていました。

 あまり大豊作とは言えないかもしれないのですが、デストロイヤーもアンデスも色が鮮やかで、見ているだけでも嬉しくなったし、頂けるのが楽しみだなと思います。その後も、みんなとジャガイモを運んで干して、なおとさんと土や草を畑に撒きに行って、1つ1つの作業がワクワクしたし、最近は何をしても楽しいモードに入っているなと思いました。

 その後はゆったりモードとなったのですが、放送がかかり、ユズの加工のヘルプに入らせて頂きました。家庭科室の入ると、ユズの爽やかな香りが広がっていて、気持ちもリフレッシュされました。ユズの皮むきをさせて頂いて、ユズの黄色に視覚からビタミンを補給されたように感じました。

 ユズはサイズも小さく向ききやすく、1回も途切れずにつなげて切ることができて、心の中で「やったー」と言ってしまいました。本当にユズのカットが楽しかったし、最後は河上さんも一緒に作業をさせて頂けてその空気が温かく楽しかったです。夕方の野菜切りでは、なっちゃんが改めて乱切りのやり方を伝えてくれて、本当にありがたいなと思いました。

 なのはなに来るまで野菜の切り方も言葉しか知らなかったし、包丁も怖くてあまり使っていなかったので、なのはなで1から基本の事を教えて頂けるのが嬉しいなと思います。また、夜のお母さんのお話も聞かせて頂いて、私も実際はものすごく厳しい所とか、節約気味な所が多いのですが、今まで育った環境は暑さ寒さも自分の力では耐えていなかったし、良い意味でも悪い意味でも世の中が変わって、何でも自由に機械がしてくれていたから、物のありがたみとかが薄かったなと思います。

 潔癖も今はどうでもよくて、1人の人間としてモラル高く、礼儀正しく、なのはなの子として恥ずかしくない女性であろうという気持ちだけでいいのだと思いました。まだまだ私はなのはなに居ますが、仮に卒業してからもなのはなで教えてもらった事、なのはなの生活の自分達で動くけれど、不自由じゃない環境、生活を基本に生きていきたいし、我慢したり強がるわけではないけれど、楽もしないし機械に頼らない人間でありたいなと思いました。

 今まで固くなっていた心が、自由に弾んで動くようになって、あるべき気持ちや感じ方ができるようになったこと。作業終わりに見る夕日や、小雨の中に光が差し込んだときの虹。晴れの日も曇りの日も、空が輝いている景色。森の空気や、自然の色。そのすべてが全部、新鮮に目に移って、心の中にちゃんと刻み込まれています。何気なくかわす一言、日常生活にゴロゴロと幸せが転がっていて、それを拾い集めていく時、それに出会った時、心が癒されていくのを感じます。

(この人のこう言う所が好きなんだよな)(この人と一緒に居るだけで嬉しいな)と毎日、誰かと話すたびに感じるし、年齢的な問題やホルモンバランスの関係でも、(おしゃべりな自分が嫌だな)(今の自分から変わりたい)(早く大人になりたい)と思って、自分が大嫌いになることもあるけれど、そんな時もみんなと話すと肯定してもらったような気持ち、今の自分を好きで居てもらっているような気持ちも感じるし、良い意味で(もうどんな自分でもいいや、どうでもいいや)と思えて、目の前の事を素直に楽しい、嬉しいと感じられます。

 お母さんのお話が嬉しかったし、私も元々が、古臭いような原始的な人間なので、もっと自然で遊びたいなと思いました。お正月も楽しみだし、少し早いですが山小屋キャンプとか、また早く海にも行きたいなと思います。