「大人になっていけることを」 なつみ

12月1日

 わたしの事になってしまうのですが、生理が来ました。
 血を見たとき、信じられなさ過ぎて(もしかして、痔…)と思ったのですが、やはり月のもので、早くお父さんお母さんに伝えなきゃと、ソワソワしてしまっていました。 
 なっちゃんにナプキンをもらいにくと、「あれ、初めて?」と聞かれたので、「最初痔なんじゃないかと思いました」と言ったら、笑って、お父さんお母さんに伝えに行くことも話しました。なっちゃんが喜んでくれているのを感じて、生理は悪いことじゃないんだなぁと思いました。
 
 さぁ、お父さんお母さんに伝えに行くぞと、校長室のドアを開けて「あの…生理がきました」と伝えました。少し緊張しました。
 お母さんが大きな目を開けて、「来るんじゃないかと思ってたんだよ。よく頑張ったね」と両手を伸ばして、優しく抱きしめてくれて、お父さんは、「本当に、良かった」と、とても嬉しそうに目を細めて言ってくれました。
 わたしは頑張ったんだなぁって、思ったとたんに涙が出そうになりました。
 なのはなに来る前、まさかこの先自分に生理が来るとか考えたことすらなかったし、いつ死ぬかわからない中で、自分が生きる未来を想像することもなかったです。

 小学6年生で生理が来た日、げんなりしました。(あぁ、もう大人になってしまうのだな)そう思ったら、女の子であることが嫌になり、自分に起こった生理を否定したくなりました。わたしは、わたしを取り巻く大人の一人に一歩近づいたのを、最悪だと感じました。
 でも、今日、血を見たとき、わたしもお父さんお母さんと同じように「良かった」と、心の底から思いました。わたしには、もう信じられる大人がいます。憧れる、尊敬する大人がいます。お父さんお母さん、あゆちゃん、あゆみちゃん、スタッフさん、お仕事組さんに、沢山のお姉さんがいて、わたしはその中で大人になっていけることを、幸せだと思います。少し前まで、成長できなくなるんじゃないかと怖がっていたけれど、わたしは、ここでたくさんの大好きな家族のみんなと一緒に成長していくんだなぁと、ただ漠然とした気持ちだけれど、まっすぐに信じられます。

 なのはなに来るべくしてきたのだと、お父さんの言葉を信じて、わたしはなのはなの子になります。なのはなの戦士になって、お父さんお母さんの仲間として、力強い味方になれるように、もっと、もっと優しさをもって強くなります。
 お父さんお母さん、信頼できる家族の中で大人になっていけるのが幸せです。
 お父さんお母さんが、喜んでくださって、わたしも嬉しかったです。

 今日も1日ありがとうございました。
「お前は来るべくしてきたんだと思う」と、お父さんに言っていただいたとき、嬉しい気持ちの中に、悔しさがありました。本当はもっと、まじめにわたしは生きられたはずなのに、そう思ったら、過去を取り返したい気持ちがどんなものか、少しわかった気がします。
 今年のミーティングは去年よりずっと、深いものにできそうだと思いました。
 おやすみなさい。わたしも、素敵な大人に、憧れる大人になれますように。