「ネギへの情熱」 ゆい

11月28日

 久しぶりの日記になってしまいました。
 朝食前は太ネギの収穫、午前はタマネギの畝作り、午後は枕カバーと座布団カバー作りと充実した一日でした。
 太ネギの収穫がはじまって早2週間。太いものから収穫をしてきて、少し細めかと思っていたものも、この間に驚くほどの生長をしています。収穫に行く度、(頼もしいな)と感じます。なおちゃんが見せてくれた太ネギ大辞典は、すごく面白いことがたくさん書いてあり勉強になります。ネギのことだけで分厚い大辞典。実験し、その結果を書いているのがすごく面白くて、勝手に、(これ書きたくなるの分かるなあ)と思います。

 今回ホワイトスターがここまで太くなったのは、間違いなく液肥の効果です。2種類の時期をずらしてみたのですが、それもうまくいった感じがしています。ですが、もっと時期を細かく分けて対照実験してみて、その成果をまとめてみたらそれだけで記事になるよなぁ、と思って書きたくなります。
 多分、ネギの大辞典を書かれた人も面白かったのだろうと思いました。ネギへの情熱とでもいいましょうか、そういうものを感じます。

 次回ネギを作るとしたら意識したいのは、根元が真っ直ぐになる土寄せの方法です。大方はまっすぐで綺麗ですが、稀に根元がカーブしてしまったものがありました。そこをもっとしゃきっとまっすぐにすることは可能で、(ああ、あのタイミングで気をつければよかったのかな。悔しいな)と思いました。
 大辞典に載っていた品種で気になるものもあって、これは更に良い品質のものができるのではと思い、次回作ってみるのも良いのじゃないかと感じました。

○午前中は……
 岩見田へ、タマネギの畝作りに行きました。タマネギは水はけが大事なので、かまぼこ形の畝でマルチをフィットさせる美しい姿をイメージして作りました。今回は盛男おじいちゃんの畑なので頻繁には見回りにいけないので、マルチが剥がれないよう、確実に良い作業をと思いました。

 リーダーのさきちゃんや、Bチーム、Cチームの何人かで作業にいき、さきちゃんのかけ声からみんなで気合いを入れて作業にかかりました。おじいちゃんの畑は土がさらさらで、タマネギには絶対にあっていると思いました。さきちゃんが車の中で「どうします? 淡路島みたいなタマネギできたら」と言ったのが面白かったのですが、本当に大きな良いタマネギができることが想像できます。
 
 午前中にはマルチをはる予定はなかったけれど、実際にもっていって畝にあて、最適な畝幅と形を確認してからみんなで成形したのでベストな畝ではと感じました。タマネギは圃場での滞在期間が長いのでやはり畝は大事と思い、良い畝がつくれたのはすごく嬉しかったです。
 さきちゃんを中心にみんなで力を合わせ、まとまった空気で作業できたことも、土がさくさく持ち上がる感覚も贅沢で楽しかったです。

○午後は……
 枕カバー&座布団カバー作りパート2でした。みつきちゃんが布を切る工程を担当していてくれました。みつきちゃんが長い時間でも、根気よく生地を切り続けてくれるので、私は縫うことに専念できて、とてもありがたかったです。それに、できあがったものをみて嬉しそうにしてくれるのも、2人で一緒に作っている感じがして嬉しかったです。
 
 座布団はネル素材の昔の着物を崩してカバーにしたらいいよとお母さんが言って下さって作っているのですが、できたものを座布団に着けると生地が密着し合ってとてもよい感じになりました。着物の上の部分が残っていて、それを崩してさらにカバーを作ることも可能なのですが、図書室にあるキャスター付きの椅子の破れた部分にカバーを作ったらもっとよいのではと今日思いました。
 
 または、上着として着られるように作りかえてみても面白いと思いました。というのも、しっかりした生地とちょっと大人っぽい柄なので、形を変えてリメイクしたら結構お洒落な服になると思うのです。イメージとしてはケープのような感じで、ロングスカートなどにあうような。4着のうち、1枚くらいそうなっても面白いのかなと思いましたがどうでしょう。

 枕カバーにも着手し、ファスナーの壊れた布団カバーの綺麗なところを使いました。布団カバーとおそろいの柄であることと、化繊なのでとにかく洗濯後に乾きが早いのが助かるのが魅力です。作ってみたらとても良い感じで、みつきちゃんと喜んでいました。
 この冬はチャンスです。時間もあるので、色々なところを綺麗にしたり、新調したりできて嬉しいなぁと思います。ひとまず大急ぎで枕カバーを綺麗に作りかえてしまいたいです。みつきちゃんと一緒に作業できて、同じリビングには学校のレポートを書いている高校生の子達もいてくれて、嬉しい午後でした。
 食事のときの私の席から、みつきちゃんがコメントを話すときの表情がよく見えるのですが、いつも本当に嬉しそうに話していて、それが素敵だなと思い私も嬉しくなります。どんどん元気になっていくみつきちゃん、シスターのなつみちゃんと一緒に散歩したりして笑っている2人がとてもきらきらしていると感じます。

○お父さんのお話から
 お父さんが、イーロンマスク氏の話をしてくださいました。利益を目指すのではなく、あるべき社会を目指すという哲学のある経営についてです。顧客が好きなものを作って売ることと、かたや自分の理想を叶えるために作ること。その理想は、あるべき社会です。人がどう言ってもいいから、自分は理想をもつことだと思いました。(今回お父さんのお話には出て来たわけではないけれど、ユアペースにならないと、以前にお父さんお母さんが話してくださったことにも繋がっていると感じました)
 
 そう考えてみると、私はなんとなく漠然とですが、子供の頃のことを思って、子供が安心してのびのびと本当の友達関係を築けるような社会であってほしいと思いました。安心して帰る家があってほしいと思いました。明日へ希望をもって、毎日眠ることも、起きることも心躍る毎日が過ごせる社会であってほしいと思いました。私はとても苦しかったから、「そういうものでしょ」と簡単に片付けるのではなくて、理想を強くイメージしていきたいと思いました。
 
 本当にあるべき社会を作る為にものを作るとなると、スケールが全然違ってくる感じがします。哲学があれば、人が応援したくなります。自分も仕事をするときにはそういう意味で高い理想をもち、マイペースでありたいと感じました。そしてそういう仕事はきっと、とても面白いだろうと思いました。