【11月号⑯】「一輪車教室の講師として ――新しい世界を広げる時間に――」 れいこ

 

 勝間田小学校にて、小学生向けの一輪車教室を行いました。

 勝央町のスポーツクラブの講師として招いていただいて、私にとっても初めての先生役でした。

 どんな子がいるんだろう、一輪車に興味をもってもらえるだろうかとドキドキしながら、目の前に小学生の子どもたちの姿を思い描いて練習をしていました。

 私が一輪車競技を始めたのも、小学校一年生のころでした。
 チームに所属して、お姉さんたちから技や演技を教えてもらって、今度は、自分が小さい子に教えて、という風に練習していました。

 お姉さんたちが、風をきって気持ちよさそうに一輪車で走り回る姿を見て、私も絶対にあの技ができるようになりたい! と憧れました。そのことを思い出して、小さな子どもたちに新しい世界を広げられるような、希望のある教室になったらいいなと思いました。 

 

■受けとってもらう

 当日は、いつもより早く目が覚めて、朝の空気もひんやりと新鮮に感じました。

 朝から、お父さんとまえちゃんが来てくださって、会をサポートをしてくださいました。とても心強くて、なのはなの音響でさせてもらえたことも、とてもありがたくて嬉しかったです。

 みくちゃんがこの日のために、オリジナル曲を含めた、明るくて楽しい曲を録音してくれた、CDを準備してくれました。

 ヘアスタイルはお母さんを真似て、気持ちを高めました。

 いよいよ教室が始まります。

 今回は八人の子が参加してくれました。

 初めに、一輪車の紹介として、「君が生まれた日」の演技と、技紹介を「ファイトソング」に乗せて見てもらいました。

 なのはなバンドのオリジナル曲で踊れることが、とても心強くて、なのはなのパフォーマーとしても指先まで心を込めて、伝わる演技をしたいと思いました。

 初めは緊張した面持ちだった子どもたちも、技紹介の頃には少しずつ興味をもって、真剣に見てくれているのを感じました。

 一緒にまだ見ぬ優しい世界を作っていく仲間として、未来のある小さな子たちに受け取ってもらえることが、嬉しく思いました。

 一人ひとりに、一番合う一輪車を選ぶところから始まりました。

 下見に行ったときに、そこに並んでいた一輪車はとても小さく感じましたが、実際に小学校低学年の子たちが乗ってみると、ぴったりで可愛らしかったです。

 今日が初めて一輪車に乗るという一年生の子たちから、学校でよく一輪車に乗って遊んでいる三、四年生の子たちまで幅広くいました。

 

 

■子ども達の一生懸命さに

 一輪車は乗れるようになるほど技ができるようになるほど楽しくなってくるので、初めての子には好きになってもらえるか、ちょっぴり不安がありました。

 でも、手すりにぴったりサイズのバーがあって、その間に挟まって、どの子も夢中になって乗ろうとしていて、その一生懸命さに救われた気持ちになりました。

 小学生の子たちはとても素直に、ストレートな反応を見せてくれるので、コツを教えやすかったです。初めは、一輪車にまたぐこともできなかった子も、怖がることなく前に前に足を動かして、誰もが一時間半の中でぐんぐん上達していきました。

 上手くこげたとき、額に汗を流しながら、にこーっと嬉しそうに笑う顔がとても可愛かったです。

 三、四年生の子と一緒に手を繋いで輪になって走ったり、くるくる回ったりしました。

「もっとやりたい!」

 照れくさそうだったあの子も、いつのまにか夢中になって、笑っていました。

 最後に子どもたちが、一言ずつ感想を言ってくれました。

「難しかった」

「楽しかった」

「またやりたいです」

 一番ぐんぐん上達する時期の小学生たちに、一輪車を好きになってもらえたことが、本当に嬉しかったです。

 会が終わったあとも、もっとやりたいと、名残惜しそうに一輪車に乗っている子がいて、喜んでもらえて良かったと思いました。

 なのはなに帰ってくると、みんなが「おかえり!どうだった?」と笑顔で迎えてくれて、ほっとしました。