「力を出し切って」 れいこ

11月21日

 家族みんなで秋の大運動会を行いました。
 お父さんお母さん、りゅうさん、永禮さんと土居さんも駆けつけてくださって、たくさんの家族に囲まれての運動会がとても嬉しかったです。
 
 今回は、血液型対決ということで、A型、B型、O型、AB型の4チーム対抗戦でした。あゆちゃんたちが中心に進行をしてくれて、盛りだくさんの競技がありました。
 朝は少し雲が低くて冷える感じがしましたが、午後の運動会に向けて、お日さまが次第に温かく照らしてくれて、運動会日和でした。
 
 私はB型チームで、お父さんお母さんや、りゅうさんたちと一緒のチームでした。
 最近では、夜のソフトバレーでも血液型対決をすることが何度かあって、B型メンバーで集まるたびに、何だか同じ匂いを感じる! と思っていました。
 それぞれの血液型で、どんな雰囲気や得意分野があるのか、楽しみだなと思いました。

 1種目は、多種目リレーでした。
 おんぶダッシュや、米袋に入ってぴょんぴょん飛んだり、二人三脚や後ろ走り、アリクイのお面をつけて走ったり、14人で適材適所の種目に入り、バトンを繋ぎました。

 B型チームは1試合目、2試合目共に、ものすごく幸先のいいスタートを切れました。
 特にお父さんお母さんが、2人で顔で透明のバルーンを挟んで走るのがものすごく早くて、まさにごぼう抜きで凄かったなあと思いました。
 ちさちゃんのアリクイのお面をつけて走るのや、りゅうさんの全力疾走も、つきちゃんとよしみちゃんの目隠し走りも、本当にどの種目も速かったです。

 2種目目は、ゲートボール対決でした。
 これは1人5球で、1球1ポイントの得点が付いていました。
 この種目は、B型チームはやや苦手分野でした。
 ゲートに入りそうで、スレスレで入らずにそれてしまったり、ゲートにぶつかって弾いてしまったりしたときは、少しもどかしかったです。
 でも、2試合目には、段々コツを掴んできて、お母さんやつきちゃんがスカッとゴールしていて気持ちよかったです。

 3種目目は竹引きでした。
 みんなの最強の粘り強さが光って、白熱した試合がたくさん繰り広げられました。
 特に、私たちはB型1組目のチームが勝ちあがってくれて、決勝戦に出させてもらったのですが、とても意外な展開になって面白かったです。

 5人でとりあえずダッシュで目的の2本の竹に向かって、1人1本は必ず取ってくるという作戦だったのですが、私は自分の分をとってから、急いでみんなの応援に向かうと、視界内にゆいちゃんとななほちゃんが粘っているのが見えました。
 ゆいちゃんが大分引きずられていて、(どうしよう……!!) と思いましたが、もうかなり遠くのほうへ行ってしまっていて、(ゆいちゃんごめん!!) と心の中で謝って、(その分ななほちゃんの2本を取るからね!!) と誓いました。

 そして、その2本を意地でも引っ張り切って、もうこれは勝った! と思って、チームのみんなと大喜びしたのすが、なんとそのゆいちゃんが守っていた2本が命取りで、1本差で負けてしまっていたと気が付いたときは、とてもびっくりして一瞬理解が追い付きませんでした。
 でも、負けたと分かっても、やっぱり負けた気がしなくて、なんだか笑いがこみ上げてきました。
 
 4種目目の玉入れでは、A型チームが籠からあふれんばかりに球を入れていて、そんなに山盛りに球が入った籠を見たのは初めてだったので、凄いなあと思いました。
 でも、そのあと、A型チームを分析して、お父さんがアドバイスをしてくださって、2回戦目は私たちも籠山盛りに球を入れられて嬉しかったです。

 5種目目は、フープ通しで、みんなで手を繋いでフープを最後の人まで送り、また返して来るというものでした。みんながくねくねして、一生懸命フープを送っているのが面白くて、でも実際に自分の番が来ると、とても焦って引っかかったりしました。

 最後は、運動会にはなくてはならない競技、綱引きでした。
 力持ちななのはなの子が、低く構えて思いっきり綱を引っ張ると、本当に迫力のある画になりました。
 決勝戦では、永禮さんや土居さんや、男の子たちも入って、とても力強い試合でした。
 家族みんなで青空の下、思い切り力を出し切れて、本当に楽しかったので、ぜひまたやりたいです。

 また、夜にもお楽しみがあって、大イチョウの木のライトアップを見に車で出かけました。
 桜の木のライトアップは見たことがありましたが、イチョウの木は初めてで、どんなところか最初は想像がつきませんでした。
 毎年、川遊びに行く山のほうにむかって走り、さらに奥の方まで道を進んだところに、お寺がありました。
 まるで、『千と千尋の神隠し』に出てきそうな、石の階段が続いていて、その道にも明かりが照らされていました。
 明かりがずらっと並んでいるだけでも、とても美しい景色で、心が鎮まる感じがしました。
 
 お寺でお参りをして、境内の奥に進むと、そこに樹齢1000年を超える、想像をはるかに超える大木がありました。
 柔らかい光に照らされて、1本の木とは信じられないほど太く、高く佇んでいて、圧巻の光景でした。
 鍾乳洞のような木のつららがいたるところに垂れ下がっていて、それでも上の方にはまだ新しい枝が伸び、黄色いイチョウの葉をつけていて、その生命力が本当にすごいなあと思いました。
 イチョウの大木を見上げ、その佇まいから、強く誇り高く生き続ける美しさに、全てを包まれるような感じがしました。
 すてきな出会いが嬉しかったです。

 今日は家族みんなとたくさん過ごせて、とてもパワーをもらいました。
 勉強の方は、実技には少し苦戦しているけれど、天気の仕組みや大気の構造の断片的な知識が、少しずつ繋がってくると楽しくなってきて、ああ私はこれが知りたかったんだなと嬉しく思います。
 天気図や雲画像を見ていると、やっぱりワクワクして、どんなに試験が解けなくても、気象の勉強は面白いです。好きなんだなと思います。
 先日、ゆりかちゃんが助けてくださって、願書も出すことができたので、イチョウの木の下で感じたような静かな心で、また明日から集中して頑張りたいと思います。