「なつみちゃん」 みつき

11月16日

 本当に久しぶりの日記になってしまいました。
 ここ最近は空いた時間があればずっとハリーポッターを読んでいました。
 2週間ほど前から読み始めて、今朝ついに最終巻を読破しました。結末が知りたかったのに、読み終わってしまうとなんだか寂しいです。

 そしてなのはなに来て1か月経って、自分の居場所について考えていました。
 わたしはふわふわ浮いているというか浮かんでいるような感じで、どこにも落ち着けない、安心できない辛さがありました。まだみんなと馴染めなくて、どこか受け入れられない部分があって、感情を表に出すことも上手な受け答えも出来ていません。
 それでも毎日声をかけてくれたり、優しくしてくれるみんなに感謝しなくてはいけないなと思います。
 まだ入所して間もないですが、来たばかりの頃の私には考えられない気持ちの変化です。はじめは、みんなの優しさや考え方が怖いと不信感でいっぱいだったのに、こう思えるようになった大きなきっかけはわたしのシスターのなつみちゃんだと感じます。

 なつみちゃんは、一言でいうと「元気いっぱい」です。
 なつみちゃんが笑っていない日を見たことがありません。
 わたしは、まだなのはなに来てから心の底から笑った記憶がないし、頑固で神経質で、おおらかななつみちゃんとはまるで正反対です。
 そのうえ上手く返事ができないわたしに、変わらずにたくさん話しかけてくれたり、わたしの背中の痛みや体調に合わせて作業に付き合ってくれたり、隣で過ごしているだけでうれしいと言ってくれたり……とにかく優しいんだなと思っていました。あまりに優しいので、気を使わせているんじゃないか、裏があるんじゃないかとか思ってしまいました。でも、毎日一緒に過ごしていたら、本当に心の底からわたしの応援をするためにシスターをしてくれているということが分かって、わたしはなつみちゃんに感謝をしなければいけないとつくづく思います。
 今まで一緒に過ごしていくなかで、たくさん与えてもらったことがありますが、特に強く印象に残っている出来事があります。

 わたしが韓国語を習っていたことを聞いて、韓国語でメッセージを書いて渡してくれてありがとう。あの時の手紙ははちゃんととってあって、わたしのタンスの中に入ってます。
 あと、絵しりとり、またしようね。直接言えないけど、たくさんありがとう。

 ハリーポッターに忙しかったのもありますが、見られるのだと思うと日記が上手く書けなくて、逃げていました。けれど、なつみちゃんの日記を見て、書きたいと思って久々にパソコンを取り出しました。自分の書きたいことが書けて良かったです。