「希望」 えりさ

11月13日 

 簿記部のみんなが掛け声をしたり、お互いを支え合いながら、一丸となって試験に向かっている姿が自分にとってものすごく希望になっています。

 自分のことになってしまうのですが、今まで私にとって、勉強とは周りの人と競争する手段でしかありませんでした。勉強会や教えあったりしても、それはただの取り繕いで、どんなに仲の良い友達でさえ、ライバルであることは当たり前でした。学校では本当に助け合える、信頼できる仲間なんていなかったし、人を本当に助けることのできない自分が嫌でした。名門大学に入るためにしか生きていなかったアメリカンスクールの高校時代は架空の夢を必死で追いかける、とにかく虚しい、苦しい、生き地獄のようなものでした。

 自慢になる実績を残したい気持ちの強い自分の「ハングリー精神」が正しいと思っていました。
 両親、先生、友達、周りにいる人がみんなそうであって、苦しくても競争することしかできませんでした。そしてそのまま、学校や家庭で受け継いだ価値観を大学、就職先でも持ち続けるつもりでした。今思うとこんなにつまらない人生観をもって、苦しんでいたことは当たり前だけれど、当時の自分はわかっていませんでした。そして、大学に入って間も無く摂食障害の症状が悪化し、つまらない人生観の軌道から落ちてしまいました。

 休学してからの2年間はずっと人生が止まった気持ちから抜け出せませんでした。復学しない限り、自分は死んでいるのと同じだと思っていました。学校に通っていない自分がありえない、許せない。時間がどんどんすぎて、症状が消えず、どんどん置いていかれることが怖くて、苦しくて、絶望的でした。

 そういう時になのはなに来ました。
 最初は全くできないことばかりでしたが、今の自分はもう、全く怖くありません。
 正直言うと、大学に戻っても、戻れなくても、平気だと思います。
 どんな人生の流れになっても、そこで目の前の人のためだけに自分のベストを尽くせば、全く恐ることなんてないと心から信じています。
 ものすごい開放感を感じています。

 話はだいぶそれてしまいましたが、簿記部のみんながお互いを支え、みんなの希望になるために、伝説の8期生になるために勉強をしている姿を見て、今まで競争をするために勉強していた時間が本当にバカバカしく思いました。

 生まれて初めて本当に仲間の希望のために勉強をする人たちを見ました。
 今自分も半日勉強させてもらっているのですが、何回か勉強をする目的を見失って、ボーッとしてしまうことがありました。
 しかし、簿記部のみんなからものすごい力をもらいました。
 新しいことを学んで、世界観を広げる。
 そして、いつか(明日でも、遠い未来でも)まだ見ぬ仲間のためにつなげていく。

 当たり前のようなことだけれど、再確認できてよかったです。
 最近自分の勉強も捗っていて、とても楽しいです。生物学で植物学の範囲に入っていて、 野菜育てに参考になる内容が多く、夢中になっています。
 やっぱり植物って本当に魅力的だなと思います。

 もっともっと書きたいことがあります。
 この間お父さんのハリス副大統領と夢の持ち方の話がとても心に響きました。
 ハリスさんが副大統領になって、自分の未来だけではなく、アメリカ、世界の未来に希望を感じています。
 私もハリスさんのように、公平で無駄な苦しさのない世界を夢見て、一生その夢に向かっていきます。

 最近なのはなに来てから学んだことを再確認したり、自分に足りていない、変えた方が良い癖や要素にかくさん気づかせてもらっている気がします。

 自分はまだ本当に未熟で、その未熟さにたまにうんざりしてしまうけれど、こうしてみんなの中で成長できることはなにより幸せです。