11月13日(金)「収穫! 充実の太ネギ」

11月13日のなのはな

 

 6か月にわたって育ててきた太ネギの収穫が始まりました。

 太ネギの担当になり、物の本によれば太ネギの難易度は高めとなっているのを見ては、(ネギって、病気も虫も来ないようなイメージだけど?)と思っていたのです。

 けれど、育ててみると、ここまで数々の戦いがありました。

 

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 第1関門は、太ネギがまだひょろりと頼りない頃のこと。ネギはネキリ虫の大好物で、食べられてしまう事件が続いたために、一時は全てを堀り上げ、大人数で畑のネキリ虫駆除を試みました。

 

 第2関門は真夏の暑い時期のこと。
 乾燥が続くと、ネギアザミウマがやってきて葉に傷をつけました。1ミリにも満たないネギアザミウマは、最初はそれと知らなければ、気づけないほどの小ささです。
 水をやったり、藁で保湿をしたりしても減らない。雨の後にはいなくなるのに。

 困っていたとき、「魔法の黄色いバケツ」作戦で成功しました。

 黄色いバケツに入れるのは、ヨーグルトとハチミツとごま油、それから洗剤を混ぜた水。ごま油の香ばしい匂いが、いかにも虫を寄せ付けそうな上、虫は黄色が大好きで、驚くほど飛び込んできました。

 
 
 それから第3関門はネギコガ。それから、ガが再び飛来して、ネキリ虫第2段。

 まだまだ続く、第4関門はモグラ。しかも、これらの敵は、表に正体を現さないのです。太ネギの葉は空洞なので、その中に害虫が入って食害すると、なかなか退治が難しく、モグラに至っては土の下で根を傷つけます。

(まったく……。虫の次は、モグラですか)と、畑を見回りながら呟く日々。一体、次から次にどうしてこんなにも太ネギに邪魔が入るのか。

 太ネギの難易度が高い理由、これだったのかと思いました。それでも、一つひとつの対策が功を奏し、手入れに応えて大きくなっていく太ネギ。

 

 白い部分が長くなるよう、様子をみながら追肥と土寄せを幾度もおこないました。
 真夏の早朝作業で、チームの人と汗を流しながら猛ダッシュで土寄せをしたことを思い出します。

 病気予防には、米のとぎ汁で作った乳酸菌を散布しました。見回りに行くたび、こっそり「綺麗だね、良いこだね」と絶賛してみたりもして。

 仕上げには、液肥入りの水やりをして、肥大を促し、うまみアップも狙いました。10月に入り涼しくなると、太ネギは病気も虫も寄せ付けず充実していきました。

 

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 そうしてやっと迎えた収穫なのです。スコップで掘り上げ、外側の葉を剥ぐとツヤツヤと光る白色の部分が現れました。

 存在感のある太さに、
(うまみ凝縮。わたくし、やる気あります)
 という意欲を感じるようでした。きっと甘くて柔らかいのだろうな。これから、豚汁、お鍋など色々な料理で頂けるのが楽しみです。

 太ネギのお陰で、虫退治も、モグラ撃退も、病気対策も、色々な面白さが味わえました。収穫の最後まで楽しみながら様子をみていきたいです。

(ゆい)

 

 

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 吉畑手前ハウスの全面ビニール張り替えをはじめて今日で4日目です。
 
 昨日までで、アーチパイプに取り付けられているスプリングをはめるためのアルミパイプの位置をそろえて、止水シートをうめ、側面の防虫ネットの取り付け、入り口の側面のビニールはりまで進みました。

 今日は、出口の側面のビニール張りから入ります。
 入り口のビニール張りを須原さんが監督をしてくださって、側面のビニールの張り方、流れ、それぞれのメンバーの動き、そのイメージがあったため、4人で協力して張っていくことができました。

 入り口、出口の側面は面妻と呼ばれ、吉畑手前ハウスの面妻は、天井までの高さ3メートル28センチ、横幅は6メートル50センチです。
 
 入り口のビニールは、新しいビニール1枚で継ぎ合わせることなく張れましたが、出口は違いました。
 以前、大屋根に張っていたビニールを再利用する都合で、3枚を組み合わせて張っていくことになりました。
 どれも縦8メートル、横1.5メートルの大きさのものです。
 
 スケールの大きい作業ではありますが、小さなところまで、心を配って綺麗に仕上げる意識を持つことを須原さんから教えていただきました。

 すべて張り終えると、3枚のビニールがぴったりと骨組みにそってはられていて、1枚のビニールのように見えました。足場から降りて、はったビニールを見たとき綺麗で嬉しかったです。

 

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〈次は巻き上げ用のビニール張りです〉

 

 妻面が終われば次は、巻き上げ用のビニールを取り付けます。

 巻き上げを取り付けるために高さをそろえた北側と南側のビニバーに、巻き上げ用にカットしたビニールを、まずは洗濯ばさみで1メートル間隔に仮止めします。

 脚立と道板で足場を組むと、さくらちゃんと2人1組になり、スプリングでしっかりとビニールを固定していきます。

 私はさくらちゃんが綺麗にひっぱるビニールにそって、上か下にななめにずれていかないように、地面と平行、まっすぐにビニールがなるようにスプリングをはめていくように意識しました。

 どれみちゃんが、気づくと足場にスプリングを置いてくれていました。
 足場の道板と、脚立をどれみちゃんが随時移動してくれたので、脚立を降りなくても、ずっと作業し続けることができました。
 南側の巻き上げのビニールを張れたところで、時間がきてしまい午前は作業を終了しました。

 

 午後は、北側の巻き上げのビニールの取り付けから入りました。
 巻き上げのビニールを取り付けたあとは、巻き上げを上げるときにビニールを巻きつけるパイプの修理に取りかかりました。

 このパイプは数年以上使われていたため、部分部分で、さびが悪化し、穴があいている箇所もありました。特にジョイント部分はさびきっていて、強度が弱くなってしまっていました。

 そこで、さびてしまっている部分をカットし、新しいパイプを継ぎ足して、強度の弱い部分をなくす作業を行うことになりました。

 

 新しく使うパイプももともとなのはなにあったものです。
 あるもので、できる限り強度を強くする方針で行うため、すべてを修理できるわけではないので、その見極めも必要となりました。

 

 さて、このパイプをカットしたときに使った道具ですが、とても興味深く面白いものでした。
 その名もパイプカッターと呼ばれるものです。

 

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〈パイプカッター〉

 

 はてなの形をしたその道具は、はてなのふくらみの内側にロールがついており、反対側にパイプをカットする刃が取りつけられ、ハンドルがついています。
 このロールと刃にパイプが丁度よくはさまるように、ねじを調節します。

 はじめは、はさみすぎないようにゆるい感覚で、ハンドルくるくるまわします。もっとゆるくなったと感じたら、ねじを締めます。すると刃が食い込みます。またゆるくなったらねじを締めてハンドルを回す。これを繰り返していくと、刃がパイプにどんどん食い込んでいき、気づくとあんなに硬い鉄のパイプがぽろっと折れてしまうのです。
 
 ねじの締め加減、ハンドルを回すスピードや、刃を痛めないようにまっすぐに切れ込みを入れること、コツがいって、はじめは慣れませんでしたが、回数を重ねるごとに、パイプをカットする時間が速くなっていきました。

 パイプの悪い部分を探して、パイプカッターでカットし、新しいものを足していくのがとても楽しくって、パイプカッターは気づくと私の相棒になっていました。

 

 パイプができたら、巻き上げのビニールを巻き付けます。
 ハウスの骨組みのアーチの幅に1本ずつ、22ミリのパッカーを留めていきました。

 まっすぐなパイプにビニールがまきつけられました。
 巻き上げをぐるぐるとあげていくと、当たり前だけれど、本当にビニールが巻き上げられていって、とても感動しました。
 そして、巻き上がっていくビニールがまっすぐで、美しかったです。

 頭を使って、一工程一工程、綺麗になるように心を配ることの大切さを改めて感じました。

 

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〈ハウス内の温度管理に欠かせない、巻き上げの完成です〉

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 巻き上げが出来たとなると次は、大屋根のビニールを留めるときに使うマイカ線を地面近くでしばる鉄パイプを通す、ねじを地面に打ち込んでいく作業に入りました。

 ドリルのようにくるくると螺旋状になった鉄のねじを地面に押し込んでいくのは、ハウス作業の中で一番骨が折れる作業だと感じました。
 ねじを入れる部分をスコップで掘って、ねじを時計回しで押し込むようにぐりぐり差し込んでいきます。

 30センチくらい刺せたら、ねじの一番上の穴に、20センチくらいのパイプを通して、そのパイプを回して、さらに地面に入れていきます。
 パイプを回すときはとても強い力が必要でした。
 北側の3本を入れ込むことができたら、午後の作業は終了しました。

 このねじをすべて埋めて、パイプを通すことができれば、いよいよハウス修繕の一番のクライマックス、大屋根のビニール張りを行ないます。明日行なう予定です。
 この作業は、言うなれば武道館でライブを行なうような、一番スケールの大きくて、ワクワクする工程です。
 そして、この工程が終わればハウス修繕はすべて完了となります。

 須原さんとハウスメンバーとで、大屋根のビニール張りの作戦を確認し、午後の作業を終了しました。
 明日が楽しみです。

(やよい)

 

 

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小豆の莢出し、唐箕がけ、洗い、くず取りを進めました!

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〈夜は永禮さんが来てくださってのソフトバレーや、 河上さんとのセブンブリッジ大会を楽しみました〉