「心遣い」 ゆきな

11月7日

○あけみちゃんのお誕生日(これは5日のこと)

 後ろめたさのない、からっとした明るさ。もしも悲しいことがあっても、なにも尾を引くことのない気持ちの良さ。絶対になんとかしよう、という協力的な気持ち。あけみちゃんといるとなんだってできる、そんな気がして止まないです。
 そういうあけみちゃんのあたたかさの中で、たくさん助けてもらいました。

 1つ思い出したことが、衣装のヘルプのことです。あけみちゃんがする『グロウン・ウーマン』から『チープ・スリルズ』への早着替え。そのヘルプに私が入らせてもらいました。一番最初のヘルプは、ギリギリ間に合って、慌ただしいものになってしましました。
 それからその日の夜、あけみちゃんが1枚の紙を渡してくれました。「わたしもこれを書いていたら頭が整理できた!」その紙はあけみちゃんがする着替えについて絵付きで何をどう換えるか・つけるかということが書かれた紙でした。それが、分かりやすくて、私と同じ立場で考えてくれて、助かりました。それから、ヘルプがやりやすくなったし、時間にも余裕ができて、あけみちゃんの心遣いのおかげです。
 どんなときでも爽やかに「ありがとう」と声を掛けてくれる一言も嬉しいです。

 いつもありがとうございます。これからも宜しくお願いします。
 人から感じた嬉しさや優しさを、私は他の人に返すことができるように成長していきます。

○白菜の作業

 雨前に雨前に。午前は白菜の虫潰しをしました。白菜第2弾と3弾がターゲットです。
 第2弾は結球し始めた最中で、いくつかバラの花ビラのように葉がくるまっています。それがどんどん上に立っていくから、そういう構造が面白いです。トゲも多く、バラほどに強いトゲではないのですが、やっぱり素手で触ると途中からチクチクしてきます。
 また、丁度、第3弾は、葉の葉脈まわりが薄黄緑色になり始めていて、結球するためにお腹を空かせています、と訴えているように見えます。この日に追肥ができて嬉しいです。

 第3弾は本葉6から7枚、まだまだ3弾と比べれば子供です。1弾から4弾まであって、長く白菜がいただける。また冬に向けての貯蔵できる野菜がたっぷりあって、蓄えがあると思うと安心に満ちた気持ちになります。

 虫潰しでは、見つけて捕殺したら「ナイス!」という声が上がります。次の作業や隣の畝に移るときなど、こうして声かけをしていると、みんなでしているという感じがより一層湧いてきます。自分が言ったら、相手も返してくれて、嬉しいです。こうして明るくかえってくる声に、みんなのやる気や、仲間を思う好きな気持ちが伝わってきます。
 このときはこうしてください、という言葉がなくても自動的にそういう空気が作られて(作って)いくことができる。そういう作業しているときの、お互い様で動いていく空気をたくさん感じ、他の場所に行っても同じような心持ちで動けるようになりたいと思います。

 よしえちゃんやまよちゃんの声が良く響いていました。自分も同じように声を出すと気持ちよくて、声を出した分、やる気が湧いてきます。お仕事組さんがいると、心強いし活気もあります。毎日変わらずに、力を出し惜しみせずに動く姿が格好良いです。

 追肥では、化成肥料と牛肥をやりました。牛肥は、以前やったものをはぐってから、追肥をしました。午後には本当は降るはずではなかった雨が降ってくれて、他の作業ができないのは残念ですが、すぐに肥料が効いてくれることは助かります。

 そして、戦士のようにCチームから5人もヘルプに来てくれました。Cチームのヘルプがあったから、2枚の畑の虫潰し・追肥もでき、最後に道具を洗うところまでの片付けができて、気持ちよかったです。

 さて、昼食では豚汁をいただきました。里芋、ゴボウ、サツマイモなど具だくさんで、なのはなで獲れた野菜がふんだんに使われています。自給自足の有り難みも感じながら、美味しくいただきました。毎日、こうして自分たちが作ったもので生活できるなんて、自分にとっても、心のなかで強い強みや自信になっているなと気づきます。

**

 3月に「なのはな音楽祭」があります。そこで自分たちの気持ち・どういう生き方をしたいか、という思い・訴えを演奏で表現します。個人的だけれども、私はお父さんが作詞してかにちゃんが歌ってくれた『空へ』のように、まだ見ぬ私を求めている人がいると希望を持って前に進みたいです。自分ができることを変に上げたり、下げたりせずに、等身大で向かっていかなきゃな、と思います。
 ここまでとします。明日も良い日になりますように。