「誠実で隠すことない人生」 えりさ

11月3日

 今日は今年で一番冷え込んでいたのではないかと思うほど肌寒い1日でした。しかし、お仕事組さんと一緒に過ごせた祝日で、とても暖かい、賑やかな気分で1日過ごしました。

 今朝はひろこちゃん、のりよちゃん、ひなのちゃんと一緒にユーノスハウス上のタンクの掃除をした後、液肥を入れた水を芽キャベツに遣りました。これでこの間施した化成肥料と骨粉が根まで染み渡り、緑鮮やか芽キャベツができたらいいなと思います。

 午前中はゆったりモードで、勉強を目標のところまで終わらせた後、せいこちゃんと一緒に夜の演奏に向けて何回か合わせ練習をしました。ステージの横のピアノから体育館を響き渡る音色がとても美しかったです。せいこちゃんは原曲にさらにアレンジをしてくれたり、自分の歌い方に合わせて演奏してくれたりしました。こんなに豪華な伴奏に合わせて歌わせてもらう自分は本当に贅沢だなと思ったし、とにかくとびきり楽しかったです。

 午後はナスの収穫をした後、お仕事組さんや英幸さん、たけちゃんを入れた大人数で小豆のさやだしをしました。みんなでブルーシートを囲んで黙々と小豆を莢から出している光景は遠くから見たら本当に大きな饅頭みたいで、中心に山になっているのは「あんこになる前のあんこ」というなおちゃんのコメントが面白かったです。本当になのはなにしかない光景だよなと思いました。途中でなのはなクイズをチームに分かれてだしたりして、私はなおちゃんとペアで質問を考えたり、答えたりしたました。ちさとちゃんが出した豆のクイズ(なのはなでは黒豆は何時間煮るか。答えは:7時間。日本で食べられているうち、国産のササゲは全体の何割か。答え1割。などなど)を高確率で正解して、答えが当たるたび、なおちゃんと莢を持った手でハイタッチをしました。なおちゃんと作業することはとてもレアで今日一緒に楽しくできたことが本当に嬉しかったです。

 豆出しをしていた間ずっと台所の方から焼き芋のほのかな匂いがぷんぷんとしていて、ずっと「まさか……」と思いながら作業をしていました。子供玄関のドアが開くたびに思わず顔を上げてしまいました。ちょうど日が暮れそうであたりが冷え込んできたころ、よしえちゃんとまゆこちゃんの明るい「石や〜きいも〜!」という声が聞こえてきて、天使が降りてきたような、これ以上ないくらい嬉しい気持ちになりました。新しい石で焼いた焼芋の皮はパリパリで、中はちょうど良いぐらいのネットリとホクホクの割合でした。みんなでロータリーに並んでアツアツの焼き芋を食べていた時間は最高に幸せでした。

 5時6時の野菜切りではもうとにかく夜の演奏の楽しみと緊張でいっぱいで、手を少し震わせながらじゃが芋の皮むきをしました。
 自分は歌うことには全く自信がなくて、あゆちゃんとりゅうさんの結婚式では少しサリーちゃんと一緒に歌わせてもらいましたが、人前で一人だけで歌うことは人生初でした。今日はからを破ることを覚悟して自分が好きな曲を選ぶことにしました。
 夕食が終わって、いよいよ出番がやってきた時、リビングの前から見るみんなの顔が本当に優しくて、暖かくて、みんなに気持ちが救われました。せいこちゃんの伴奏からもものすごい優しさを感じて、一緒にできたことがとても心強かったです。
 演奏に関しては一つだけ反省があって、それは自分の緊張をごまかずために歌詞カードを見て、あまり上をむいて歌えなかったことです。もうちょっと気持ちをみんなの方に向けて歌えたらよかったなと思い、今度また歌う機会があったら、100%みんなを楽しませる表現者を演じてみたいと思いました。

 集合後の演奏はかにちゃんの『空へ』でした。久しぶりに聞く曲でしたが、初めて聞いた時よりその美しいお父さんの歌詞が身に染み渡って、心が打ち砕かれるような希望を感じました。かにちゃんの目や声も本当にキラキラしていて、かにちゃんがとても綺麗でした。
 私もかにちゃんやみくちゃんやせいこちゃんみたいに気持ちを前に出せるような表現者になりたいです。

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 自分の話になってしまうのですが、最近自分の感情に振り回せれ、周りがちゃんと見られていないことにうんざりしています。目の前のシスターさんや野菜やその日その日役割にもっと責任を持って向かうべきなのに、気づくと気持ちが違うところに行っていて、ちょっと壁に当たった感じがします。

 すごく抽象的な文章になってしまったが、感情をコントロールできない原因は自分の中ではっきりしています。人間関係のことで、もうちょっとちゃんと人を評価したり、自分の評価を一切気にしないようできたらきっと感情の持ち方にもメリハリがついて、この物寂しい、そわそわした感じから抜け出せる自信があります。
 とにかく、今日の夜の演奏みたいに、人の目線を気にする自分を捨てて、外向きの自分も演じたら苦しさがなくなると思います。
 今日もなのはなに居させてもらう自分は恵まれているなと思いました。

 最後に、少し前の話ですが、常に心の奥底にある程度の罪悪感を抱えている原因がこの間のお父さんに聞いてみようの答えではっきりして嬉しかったです。私は昔からたとえ「これは間違っている」予感がすることがあっても、融通をきかせて正当化するとても悪い癖がありました。100%ジャスティスから少しずれた行動の積み重ねで心に罪悪感の重しがかかっていて、その悪い癖を一生なくす覚悟をしない限り抜け出せないことがわかりました。
 お父さんの答えを最初聞いた時はちょっとショックでしたが、よくよく考えてみると、自分はちゃんと自分の悪い癖に向き合ったことがなかったことがわかって、この長年の悩みのソリューションが見つかってスッキリしました。

 100%誠実で隠すことない人生を送る。これまで考えたことのない概念でしたが、それって今の自分に簡単にできることじゃないか! と初めて気づきました。今の自分ならできる。
 最近やよいちゃんの誠実さに心が打たれています。
 ここで宣言させてもらいます。私はどう切っても恥ずかしくない、正しい、やよいちゃんのような誠実さを持って毎日過ごします!