11月3日(火)「夜のミニコンサート、リビングにて」

11月3日のなのはな

 まだ畑の土が乾ききらない午前。休日モードの古吉野なのはなでは、歌や演奏があちこちから聞こえてきました。なのはなファミリーでは今、毎日の夕食後の集合で、順に演奏を披露することになっているからです。ピアノ、サックス、アコースティックギター、トランペットなどそれぞれに得意な楽器を持ち、弾き語りをする人も多いようです。

 

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 ミーティングのはじめに1人、おわりに1人。名前の五十音順で、1日に2人ずつ。今日からミュージシャンは「か行」に突入しました。
 これまで、愛らしいラブソングや、ゆったりとした『もみじ』の童謡、メンデルスゾーンの歌曲、ピアノ伴奏にリコーダーをのせた演奏など、様々なジャンルの曲が発表されてきました。普段のその人からは想像していなかった歌や、思い切りなりきった姿に、新しい発見や、その人をより深く知ることの嬉しさがあります。

 今日は集合のはじめに、えりさちゃんが、「いつでもあなたの力になるよ」という気持ちを歌った洋楽を披露してくれました。常に背中を支えてくれるという安心がえりさちゃんの、力強く語るような歌声から広がっていきました。

 私は、前に作曲部で、部長さとみちゃんに教わりながら作った『空へ』というオリジナル曲を歌いました。詞はお父さんが、“応援歌”をコンセプトに書いて渡してくれたものです。

 

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 いざ前へ立つと鼓動が激しくなり、手も震えましたが、練習では裏返りがちで心配していたサビの高音を、本番ではほとんど苦しまず歌うことができました。「みんなに向けて歌うのだから」と、お父さんの詞が、頼りない喉も励ましてくれたのでした。

 伴奏は、バンドのキーボーディストみくちゃんが快諾し弾いてくれました。いつも同じ場で演奏をしている人が、すぐそばで一緒に小節のうえを歩いていってくれることがとても心強かったです。
 みんなが喜んで贈ってくれる拍手で、緊張が洗い流されていきました。

 明日はどんなミニコンサートになるでしょうか。これからもたくさんの人が歌い演奏します。
 そしてこの企画の向かう先である、なのはなファミリーの音楽祭では、グループ、あるいはソロで、作詞作曲をしたりカバー曲を演奏したりして、より聴き応え、見応えのある舞台を作ることが目標です。まだまだ時間はありますが、そのぶん新鮮な、良い音楽祭にしたいと思います。

(かに)

 

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〈休日モードの時間を使って、いろいろな打ち合わせも進みました〉
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〈簿記部8期生は勉強に打ち込んでいます〉
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〈なのはなスタッフであるあゆみちゃんの子供、たけひろくん〉
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〈午後からは小豆の豆出しや、エゴマの選別、野菜とユズの収穫なども進めました!〉

 

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 柚子(ゆず)の収穫の適期は11月から12月である。収穫の第1回目は本日。私とゆずちゃんは収穫に向かった。2か所めぐることになっていた。遠目には結構黄色くなってるんじゃないの、という感じであったので11月の頭とはいえ山ほどとれるのではないかという予想をしていた。

 

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 しかし私は収穫が初めてであった。柚子の木の特徴というものを知らなかったようだ。至近距離で観察してこなかったせいだ。この木、なかなかに攻撃的な姿勢を向けてくるではないか。トゲが、こちらに刺さるように、突き出ている。ニードルなんてもんじゃない。5、6センチにもなる鋭利な、爪と形容したほうが適切だと思われるそれが収穫を難しくした。手袋と長袖は必須アイテムだ。

 

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 収穫は熟れているものを選んだ。初収穫であるためにその辺の自信はないが7割8割黄色くなっているものは取ってしまった。高い場所になっているものは脚立に登ったり、高枝ばさみを使ってなんとか回収することに成功。熟れた果実はそれはそれは透き通るようなさわやかな香りが鼻を通り抜けた。晴れ空とその芳香が絶妙にマッチしてとてもすがすがしく感じられ、どこかなつかしさすら覚えたのであった。黄色く鮮やかなそれは私の心を弾ませた。匂いを吸い込めば笑顔になれるのであった。

 ゆず畑と崖崩れハウスのそばにある2本の柚子の木で収穫を行ない、45キロも取ることができた。
 これからこのたくさんの柚子たちは料理を彩ったり、入浴効果を高めてくれたりと私たちの冬を楽しませ続けてくれるのである。
 
(けいたろう)