「お守り」 りんね

10月28日

*幸せのその日暮らし

 お父さんや、お母さんが、集合で“幸せのその日暮らし”という言葉を教えてくれる。
 それを聴くと、お守りのように、心が温まる。

 私は幸せのその日暮らしが、100パーセントできていることはない。けれど、少しずつ、毎日、毎日、幸せのその日暮らしが増えている。

 ふと、自分の心境の変化に気づいた。
 私は以前、もっと、“認められたい”“自分が、自分が”という気持ちが強かった。駄目なことだと、分かっていたのだけれど、不可抗力でそんな気持ちでいっぱいになっていて、苦しかった。
 今でも、私は自分本位になってしまう。けれど、今はそんな、苦しい気持ちにさせる“不安”が随分薄らいできて、苦しさがとても減った。

 競争心も、意欲も、つまらない表面的なものが、無くなってきた。
 私は、音楽の才能はないけれど、ギターを弾くのは、本当に大好きだ。作曲はできなくても、楽譜があって、音源がある曲を、何万回も弾いて、音源を聴くことで、完全に音源と同じように弾くことができるはずだ。
 誰かを、完全に真似することができて、初めて、始まるのではないかと感じている。だから、今はとにかく、1日5分でも、アコースティックギターと、エレキギターを練習している。
 これでも、随分弾けるようになった。何百回練習しても、すっと動かなかった指使いが、最近はすっと動くようになった。
 『奇跡の山』は、今までで一番、“音”を大切にして、譜読みをすることができた。
 みんなで合わせをしても、一番最初に合わせたときより、毎回毎回、良くなっている。情緒が感じられる演奏に、近づいてきている。
 もっと、もっと、高い表現ができるようになりたいな、と思う。もう、何があっても毎日3分でもギターを弾いて、ちゃんと、しっかりと積み重ねていきたい。

 ハウスミーティングで、怖かった経験よりも、濃い、幸せな経験を感じられれば、怖さが無くなる、と教えていただいた。起きているとあまり意識しないけれど、夜、夢の中でとても不吉なことが起こる。いろんな手段で、地球が終わる、とか、幸せが壊れる、とか、生きられなくなる、といった夢だ。
 れいこちゃんは逆に、お父さんのお誕生日会を機に、怖さが吹っ飛んだ、と言っていた。私も、れいこちゃんの後に続けるようになりたい。
 なのはなで、毎日を濃く生活して、身体もどっしりさせて、たくさん幸せを感じて、もっと、幸せのその日暮らしができるように、なっていきたい。

*いちじく

 須原さんが、いちじくが好きなことを教えてくださって、とても嬉しかった。いちじくは、好きな人はとても好きなようで、いろんな人に「大好き」と言ってもらえると、嬉しくて、ああ、よかったと思う。
 須原さんは、「白いちじくがいいみたいですよ」と仰っていて、私も、白いちじくが好きなので、嬉しかった。
 白いちじくは、日本に昔からあったいちじくで、小ぶりで、色は白とは言っても茶色っぽい。けれど、その分甘みがぎゅっと詰まっていて、よく熟したものは、ふっと泣いてしまうような味がするのだ。
 今、寒くなって来て、いちじくも、更に実を小ぶりにして、ぎゅっと甘く熟している。イチジクは、霜が降りるまで実をつけ続ける。
 お父さんが、「親孝行娘みたいだね」と仰っていたように、とても健気だ。
 この前、やすよちゃんがマックへ行くときに、“桃の木のように大きいイチジクの木”があることを教えてくれた。
 イチジクは、うまく育てたら、とても大きくなるのである。それこそ、原産の熱帯地方では、ホエザルがイチジクの枝にたくさんとまるくらい。でも、この勝央町の近くでも、そんなに大きく育てられるということには、胸がわくわくした。
 お父さんが「いちじく畑を作ろう」と言ってくださることは、本当に嬉しい。大きく、立派ないちじくを育てることができたら、いいなあと感じる。