【10月号⑨】バンド「音で彩る二人の物語 ―― バンドメンバーとして臨む初めての音楽劇 ――」 せいこ

 あゆちゃん、りゅうさんの結婚式、第二部の音楽劇は、バンドでの生演奏の中で行われました。全十二曲を盛り込んだ今回の劇は、あゆちゃんとりゅうさんの生い立ちと出会い、そして結婚に到るまでのストーリー。

 オープニング曲は、なのはなバンドの新曲であるシーアの『アライブ』を演奏しました。

 まえちゃん、のりよちゃんの演武と、和太鼓も加わった力強い演奏での幕開けでした。

 劇のシーンが変わるたび、ストーリーをより盛り上げる演奏を煌びやかな衣装をきたダンサーたちと繰り広げられました。

 中盤には管楽器アンサンブルによる『ガラスの香り』が、奏でられました。管楽器ならではの深みのある音色が、スウィングするリズムと合わさり、聴いているだけでワクワクするような演奏でした。

 そして、ストーリーは、りゅうさんがあゆちゃんと出会い、あゆちゃんが運命の人である、と確信するシーンへと進みます。ここでは新郎であるりゅうさんがメインボーカルとなり、エド・シーランの『パーフェクト』を演奏しました。

 あゆちゃんはステージを降りて、りゅうさんに近い特等席へ。りゅうさんの周りは、なのはなのみんなが囲むような形でコーラスをしました。私たちみんながりゅうさんのことを大好きに思う気持ち、あゆちゃんとりゅうさんの結婚を心から嬉しく思う気持ちが、『パーフェクト』の美しい旋律に乗せて結婚式場に広がっていきました。

 

作り込む過程で、バンドとコラースの合わ せを繰り返しました

 

 終盤には、お父さんがメインボーカルつとめ、『もうひとつの土曜日』という曲を演奏しました。二番からはお父さんが歌詞を替え、なのはな結婚式特別バージョンとなりました。

「受け取ってもいいよ、その指輪を。受け取ったらいいさ、みんなの心を」お父さんオリジナルの歌詞によって、会場は、あゆちゃんとりゅうさんの新しい人生の門出を祝う感動的な空間に包まれ、ストーリーのクライマックスを彩っていきました。

 最後の曲は、ファンの『サムナイツ』でした。マーチングの楽器隊のみんな、そして手作りの可愛い藁スカートを履いたフラガールのみんなと一緒に奏でました。

 どんな時も自分らしく、強く優しく人生を歩んでいくあゆちゃんとりゅうさんにぴったりの曲で、華やかなフィナーレを飾りました。

 今回、この音楽劇で私は、何曲かキーボードを担当させていただき、一曲一曲心を込めてバンドのみんなと演奏させていただきました。あゆちゃん、りゅうさんの二人の美しい生き方が、より見てくださった皆様に伝わっていたら幸いです。