「見て、触れて、会話して」 なつみ

10月25日

 最近調子がいいなと思っていたけれど、今日は朝食後に落ち込みました。
 私は自分勝手で、(なんで?)と思うことがあると発狂したくなるし、頭が悪いし、不真面目で愚図でもう嫌だ! って叫びたい気分でした。投げやりな気分で、このまま沈んでいきたくなりました。(太宰治には負ける自己否定なのもわかってます)
 でも、作業を抜けるのはできません。
 気持ちが落ちているときほど、みんなの中にいる。動く。お父さんお母さんにそう教えてもらったから、それで気持ちが少しでも立て直せると知っているから、私はAチームのみんなと小豆の収穫に行くしかないのです。
 叫びたい気持ちも抑えて、私は元気ななつみを演じるしかない。
 
 腹をくくってみんなと畑に出れば、みんなが私を元気ななつみにしてくれました。
「10時25分です!」「はい!」
 やよいちゃんのタイムコールに大きな声で返事をすれば、今日の空のように、私の心もスカッと晴れていきました。

 時にはスタッフさんに相談するのも大事だとは思うけれど、私の悩みなんかアリよりちっぽけなものなんです。知ってます。自分で自分にダメだししてたら、生きていけないし、死にたくなるし、叫びたくなるヒステリックな子供なのです。みんなと、野菜を見て、触れて、会話して。そうやって自分以外に意識を向けるほうが、生きてる喜びを感じます。
 綺麗な赤いダイヤ。目標達成した小豆の収穫。粘土みたいにべったりした土でえみちゃんと笑いながら手でネット掛けをして、何とか時間に間に合ったこと。
 
 今、楽しかったこと、嬉しかったこと、思い出すだけで、朝に気持ちが落ちたのも忘れて(良い一日だった)と、そう思うほど自分は単純で、ある意味良いのかもしれないです。
 ズバリ、少しみんなに気を使わせてしまった気が、思い出すとないこともないのですが、私も、どかどか人に踏み込んでいくのではなく、優しくそっと、まるで空気のようにフォローしていけるように努めます。

 お父さんお母さんの言葉が宝物だと、毎日を積み重ねて、そう思います。
 いつも本当に迷惑ばかりかけてしまっているけれど、沢山助けてもらっていて、ありがとうございます。明日も頑張ります。おやすみなさい。