「インドチーム」 りんね

10月18日・19日

*お父さんのお誕生日

 お父さん、お誕生日おめでとうございます。

 私は、とても未熟で、利他心、なのはなの心が、まだまだ自分の心に、浸透していません。だから、無意識の内にも利己的な思考に苛まれ、苦しい面もあります。

 けれど、私は思うことがあります。私は未熟ですが、なのはなの中で、生活させていただいています。
 毎朝、7時に起きます。そして毎日、畑へ出て、微力ながら野菜作りに励んでいます。みんなの中で、掃除や、台所仕事も、行います。
 できていないかもしれないけれど、いつも、自分にできることをできる限りの力で行おうと、しています。
 みんなと一緒に、いつも、小さいことも大きいことも、成し遂げてきました。
 そうして、毎日を積み重ねてきました。
 こんなに、人間として当たり前のことを、当たり前に行う生活ができたのは、人生で初めてのことでした。

 私はなのはなに来るまで、何もできませんでした。
 朝起きて学校へ行くことも、予定していた美容室や、病院へ行くことも、家事をすることも、宿題をすることも、できませんでした。
 母から、毎日、プライドを傷つけられ否定をされました。やらなければならないと分かっていて、怒られるのが怖いと思っていても、どうしても動けませんでした。

 本を読むのは好きでした。中学校から帰って来て、現実逃避をするために1日に3冊くらい本を読んで没頭しました。
 けれど、中学校へ行けなくなって、やがて、本を読むこともできなくなりました。読みたいのに、読めませんでした。

 なにかを積み重ねることが、全くできませんでした。生きていることが苦しかったです。部屋の中にいると、息をすることも苦しくなりました。息がうまく吸えませんでした。

 なのはなに来て、まだまだ、間違っていることもあるけれど、こんなにも、普通に生活できていることが、私にとっては驚くべきことでした。

 私は、一人でカナダへ留学しても、症状を出して帰ってきてしまいました。自分はもう、駄目なのだと思っていました。
 けれど、なのはなで、ずっと吐き出したかった苦しみを、お父さんに、お母さんに、みんなに受け止めてもらって、こんな私でも、受け入れてもって、居場所も、役割も、作ってもらって、私は、ここでならちゃんと生きてゆけると思えました。
 本当にありがとうございます。
 家族として受け入れてくださって、「りんねは、なおちゃんみたいに、なのはなの子になったらいいよ」と言ってくださって、ありがとうございます。
 私が、利他心を持って、正しく、強く生きてゆけると信じて、間違っていることは間違っていると教えてくださり、ありがとうございます。

 私はなのはなの子です。まだ、あまりになのはなに来るまでの体験が衝撃的だったからか、己の弱さか、甘えか、不安が大きくて、眠るときは、いい夢ではないです。
 けれど、時間がかかって迷惑をおかけしますが、必ずなおちゃんや、みんなのような、誇らしいなのはなの子になります。

 なのはなのお父さんとお母さんが、私の本当のお父さんとお母さんです。私に生きる場所をくれた、世界でたった2人のお父さんとお母さんです。

 毎日、子供たちにとめどなく、楽しいことや、面白いことや、大切なことを話してくれるお父さんが、大好きです。
 お父さんは、生きる上での正しい心構えも、野菜つくりも、一つひとつ、全力で教えてくれます。お父さんの言葉を、一番大切な記憶として、蓄積していきます。
 本当にお父さんの言葉が理解できる日が来るまで、諦めません。

 世界一優しいお父さん、大好きです。本当に、いつもありがとうございます。これからも、ずっと、よろしくお願いします。

 

*お誕生日会

 今日は、待ちに待ったお父さんのお誕生日会、当日だった。
 8か国周遊のミステリーツアー、と題して、8チームがそれぞれの国をテーマに、表現をした。
 みんなで、お父さんとお母さん、また、お父さんのお友達や盛男おじいちゃんを海外旅行へと招待させていただき、本当に嬉しかった。
 

 私は、“インドチーム”だった。なおとさんがリーダーで、劇の脚本を書いてくれた。
 インドの、4か所の土地をなおとさんが訪ねていくストーリーだった。

 インド。一番初めに、みんなでインドという国を調べた。
 インド人は、道を尋ねたら、分からなくても、分かったふりをして道を教えてくれる。とてもおおらかで、細かいことは気にしなくて、けれど、あまりにもおおらかすぎて、約束とかは、信用できない。お金が大好き。
 正しいかどうか分からないけれど、そんな情報ばかりが出てきた。
 そういう情報は、なのはな的ではないかもしれない、と思ったけれど、なおとさんはそこをそのままに、面白く、インド人が好きになるような脚本にしてくれた。

 小道具の制作は、とても手が込んでいた。
 私は屋台を作った。牛は、須原さんにも協力して頂いて、まあちゃんとせいこちゃんが作ってくれた力作だ。他にも、蛇使いのセットに、インド象の絵、ガンジス川。

 私は、ウェルカミングで踊って、のんちゃんと川を作って、カバディをして、牛になって、また踊った。ウィンターコンサートさながらの、移り変わりの激しさだった。

 一番頑張ったことは、ダンスだった。けれど、本番はあまりうまくできなかった。
 悔しいけれど、それ以上に、これが自分なんだと理解した。もっと、しっかり踊ることができるようになりたい。

 のびのびと、れいこちゃんのように全身を使って表現できるようになりたいと、気持ちだけは思っている。今日は、気持ちだけは、れいこちゃんや、インドの美しい一人の踊り子さんだったのだけれど、力及ばずだった。
 それでも諦めず、いつか必ず、理想を表現できるようになりたい。

(翌日になって、お母さんが「一度だけじゃもったいない」ということをお話してくださったことが、本当に嬉しかった。
 是非、もっとのんちゃんたちと踊り込んで、いい形で披露したい。リベンジ出来たら本当にいいなあと思う。)


 みんなのチームを見たことも、本当に面白かった。
 “自由に表現していい”という中で、こんなにのびのびと楽しく、魅せる気持ちで、誰にとっても嬉しくなるように、表現することができるのは、なのはなのみんなだけだと感じた。

 私は、最後のフランスチームでは涙が出てきた。
 私は“星の王子様”を読んだことがあった。確か、王子さまは小さな星にたった一人で住んでいて、一輪の薔薇を、とてもとても大切にしていた。けれど、王子さまはその薔薇に別れを告げて、星を旅立ったと思う。
 私はそれを読んだとき、とても悲しい気持ちになった。
 でも、つきちゃんが演じる王子さまは、なるちゃんの薔薇と一緒に、なのはなへやってきてくれた。2人が、言葉がなくても、お互いをとても大切にしていることが伝わった。
 2人が“パーフェクト”にのせてワルツを踊っているとき、涙が出た。

 なるちゃんは、本当に、小さな星にたった一輪で咲く薔薇のように、かけがえのない存在だと感じる。どんななるちゃんも見ていると涙が出てくるので、今日の会でもなるちゃんが幸せそうに踊っている姿が見られて、嬉しかった。
 
 星の王子様役のつきちゃんも、ほれぼれするくらい素敵だったので、また見られたらとても嬉しい。


 フランスの劇で、どれみちゃん演じるシャネルさんが、「なのはなの子供たちは、出会うべくしてお父さんに出会ったのよ。まだ見ぬだれかのために、生きていくために、生まれたのよ」というような台詞を、確信的に言ってくれた。とても嬉しかった。
 みほちゃんが考えてくれた台詞だと、どれみちゃんが教えてくれた。みほちゃんが、すごいなあと思う。早く、また会いたい。

 かにちゃんの、ジャンヌ・ダルクも本当に素敵だった。かにちゃん自身が、ジャンヌ・ダルクのような強い心を持っていると思った。かにちゃんを見ていると涙がでてきた。

 最後に、なのはなの子供でいられること、お父さんと出会えたことの喜びを、言葉にして、フランスチームがみんなの代弁をしてくれたようで、本当に嬉しかった。
 その言葉を、もっと自分の中に入れたいと思うので、何度でも聴きたい。
 本当に誇らしい最後で、ラストは全員でカンカンに出場することができて、とても嬉しかった。