「命をかけて苦しんだ」 のん

10月14日

○おとうさんのお誕生日
 お父さん、お誕生日おめでとうございます。いつも本当にありがとうございます。今、お父さんのお誕生日会に向けて準備をするなかで、ものを作ったり、踊ったり、演じたりすることが面白い、と思えるようになってきたのは、お父さんとお母さんのお陰です。幸せの先送りばかりして、「今」は苦しいものだと、苦しいことが当たり前になって生きられなくなっていた私に、幸せのその日暮らしでいいと教えてくださって、何も出来なくて消えてしまいたかった私に、力を発揮できる環境を与えて、発揮できる心と体に育ててくださって、本当にありがとうございます。

 今日の夕食の席のお父さんが、私達は、「命をかけて苦しんだ」と言ってくださいました。その一言で涙が出ました。食べれば良いだけだろう、なんで食べられないの、あいつ痩せすぎだろう、おかしいだろ、そんなことを言われたり、思われているのを感じたりして、自分でも、自分がおかしいんだ、全部自分のせいで、恥ずかしいことで、隠さなくちゃいけないことだ、と思っていました。

 「命をかけて苦しんだ」その一言で、全部救われた気がしました。症状を肯定したり、そこにあぐらをかくわけじゃないけれど、あの苦しかった記憶は、隠してしまいたい、恥ずべき記憶ではなく、命をかけて苦しんだ、1羽のカナリアの叫びだった、と思えました。そう思ったら、自分が自分じゃないような感覚になりました。なんて表現したらいいのか、あれは、誰かが、何かが、私の体を借りて叫んでいたんだ、というような感覚になりました。間違いなく自分だったのだけれど。苦しむべくして苦しんだんだ、という感覚になりました。

 この感覚は無駄にしないで、ちゃんと還元できるように生きていきます。成長が遅くて申し訳ないですが、これからもよろしくお願いします。お誕生日おめでとうございます。


○ぬか漬け
 昨日初めてキュウリのぬか漬けを漬けさせてもらって、今日の夕食に出させていただきました。キュウリは24時間くらい漬ける、とさやねちゃんに聞いていたのですが、太さによっても違うと聞いていたし、ぬか床の状態にもよるだろうと思って、初回なので賭けみたいなものでした。

 昨日の夕方4時半から5時のあいだに漬けて、今日の夕方5時45分に取り出しに行きました。おたまとおいちという名前のついた樽に、3本ずつ漬けていました。取り出してみると、一部分、縦に黄色くなっていて、洗ったときには気にならなかったから、畑にあったとき地面に接していた部分の色は抜けやすいのかな、と思いました。

 おたまの方が、少し黄色の部分が多い気がして、さやねちゃんが、おたまの樽の方がちょっと酸っぱい臭いになってきた、とこの前話してくれていて、そっちの方が発酵が進んでいるから、漬かりが早いのかもしれない、と思いました。

 臭いの違いは分かるけれど、今のおたまくらいの香りが個人的に良い匂いだな、と思ってしまうので、どのくらいの香りが発酵が進んでいて、どのくらいが良い状態なのかが、いまいちつかめていないので、いまのおたまの香りは発酵が進んでいる、というのを覚えておきたいと思います。

 今日のは、少し漬かりすぎな感じがしなくもなかったですが、塩加減は自分が食べたものはちょうど良かった気がしました。1番最初にナスを漬けたとき、悲惨な出来でリトライする心が折れていたのですが、キュウリで練習して気持ちを立て直して出直そうと思います。