「今目の前にいる人」 せいこ

10月3日

 今朝のモロヘイヤの収穫時に、2株ほど葉に異変がありました。黒いシミのようなものがついていていたのです。モロヘイヤはずっと株は元気だったのですが、ここ最近になって虫食いがでたり、葉が傷んでいたりして、少し悲しいです。シミのついた葉をちぎってななほちゃんに見せて相談させてもらいました。ななほちゃんはすぐわかりやすい本を出してきてくれて、一緒に調べてくれました。本の写真を見ると、炭疽病というものが一番当てはまりました。虫に食べられたところから病気が広がっているようで、早期のうちに病気の葉を全て取り除くよう努めたいです。虫の防除は、葉を食べる野菜なので薬などは使わずに、万能防除がいいのではないか、とりんねちゃんが提案してくれ他ので防除希望も出しました。12月くらいまで収穫したい目標なので、元気を取り戻して欲しいです。

 昼食には、一輪車教室の先生をして帰ってきたれいこちゃんもいました。教室にきた小学生を楽しませながら、上達のサポートもうまくできたみたいで、本当にすごいな、と思いました。私は、初めて会った時かられいこちゃんの笑顔に魅了されています。自然と気持ちが前向きになります。今日のアセスメントでの演技もとても魅力的でした。一輪車で力いっぱい舞台を駆け回って、キラキラと舞う姿は、見るひとをとても幸せにするな、と思いました。

 なのはなのみんなが作り上げる演奏やダンスは、すごく気持ちのこもったものだな、と日々深く感じます。今日の『Some Nights』も、マーチングもダンサーも、堂々としていて、美しかったです。みんなの前を向いて進んでいこうとする気持ちがどの場面にも散りばめられていました。プロのダンサーがテクニカルに踊るのももちろん美しいと思います。一方で、なのはなのみんなのパフォーマンスは、心に自分たちと似た痛みを持つ人たちの胸を深く打つものだな、と私は思いました。私がこれから生きて行く中で、何を表現したいのか、意志を持って歩んで行こうと改めて思いました。

 今日も1日ありがとうございました。
 

 
10月5日

 今朝モロヘイヤを見ると、葉の外側の色が薄く、黄色くなっていました。後から、りんねちゃんが窒素不足だと教えてくれました。追肥をしてパワーアップさせたいです。モロヘイヤの株の上側の葉を摘まないように考えながら収穫していると、時間があっという間に過ぎてしまいます。収量も上げたいところですが、何ふりかまわず摘み取ると株の成長が止まって後々の収量が伸びなくなるので、じれったい気分でした。今は、害虫を捕殺しつつ、病気の葉を除去しつつ、落ち着いて収穫する選択をしました。
 その後午前中の作業でゴーヤの追肥をしたのですが、鶏糞を土に慣らす作業をとても早く動けたのが嬉しかったです。ずっと中腰で畝間を歩きながら、手で鶏糞と土をなじませることができました。
 明日はショウガの試し獲りをします。葉が黄色くなっていたのは、栄養不足ではなく、収穫のサインの可能性も高いようでした。つくづく、野菜をみるのは難しいなあ、と思います。ある程度の知識はもちろんいるし、頭を柔らかくして色んな可能性も考えて、臨機応変な対処も必要です。野菜の気持ちが分かるように意識してみようと思います。明日はゴボウの収穫も進めたいです。
 今日も一日ありがとうございました。
 

 
10月6日

 今朝、モロヘイヤに万能防除が施されました。焼酎や酢などが入ったもので、薬が入っていないため、葉っぱを食べるモロヘイヤにも安心して使えるものだな、と思いました。害虫が退散してくれたら、と思います。
 その後、ショウガを試し獲りしてみました。茎を引っこ抜くと、土の中からとても立派なショウガが出てきて感心しました。担当を引き継ぐ前まで、丁寧に育ててくれたみんなに感謝します。リビングに飾っていたら、お父さんも「これは綺麗なショウガだね」と言ってくれて嬉しかったです。明日も収穫を進めたいです。ゴボウも台風が来る前に葉っぱの大きいものから収穫していきたいです。

 今日は午後にハクサイの定植をしました。畝作りがまだまだ難しくて、時間をかけてしまうし、私の作る畝は低くなってしまったり、曲がってしまったりしました。こういう時、ペアになってもらう人に申し訳ない気持ちでいっぱいになります。自分がこの場にいないほうがいいんじゃないか、消えてしまいたい気持ちにもなります。作業中は、変に落ち込まないようにただ出来ることを頑張ってやりました。

 午後のハウスミーティングは、みんなお父さんに色んな話や質問をしていて、和気藹々とした時間になりました。れいこちゃんは最近「幸せのその日暮らし」という言葉を座右の銘にしているようで、とても素敵だな、と思いました。遠い未来ばかり夢見るのではなく、今目の前にいる人と幸せを共有できるような毎日を心がけたいです。
 私は今日の午後のようなことが頻繁にあるので、農機具がうまく使えないこと、何回やっても学習ができず、鈍感で迷惑をかけてしまうのは何故か、お父さんに聞きました。お父さんは、心の傷が作用している、と教えてくれました。傷があるから、一つの作業をしていても色んな方向に意識が散漫し、気持ちがその場に向かわない、というようなことを言ってくれました。頭では、分かるような、分からないような……と言った感じで聞いていましたが、なんだか涙が出てきてきました。自分でもなんで泣いてるのか、と不思議で、なんとも言えない気持ちになりました。
 今日も一日ありがとうございました。